W. ブッシュ

第43代アメリカ大統領、ジョージ・W・ブッシュ。その半生を「JFK」の鬼才オリバー・ストーン監督が、第41代大統領をつとめた父親との確執など、意外な事実を暴いた話題の伝記映画!

W. ブッシュ』(2008年 アメリカ オリバー・ストーン監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、2003年の記者会見でのジョージ・W・ブッシュ(ジョシュ・ブローリン)の返答。「確かに過ちはあったと思うが・・・・・・、後はふさわしい言葉が見つからない・・・・・・」
エリート家庭に育ち、青春時代から「家名が勝ち過ぎている」と悩み、数々の失意を味わった彼の人間味が滲み出ていると思った。

そして、対テロ戦争に執念を燃やす姿勢。母バーバラ・ブッシュ(エレン・バースティン)が指摘する直情的で短気な性格故に、随所でサダム・フセインへの恨みを吐露している。イラクが大量破壊兵器を持つ根拠についての閣僚会議での論戦は興味深かった。

また、ディック・チェイニー副大統領(リチャード・ドレイファス)との朝食を兼ねた打ち合わせでのサンドウィッチやダイエットペプシ、妻ローラ・ブッシュ(エリザベス・バンクス)とのガーデン・パーティーでのバーボンやチーズバーガー、閣僚との朝食会でのパイなど、実に美味しそうでアメリカの豊かさを感じた。

冒頭とラストシーン。ベースボールスタジアムに佇む彼の姿は、メジャーリーグのオーナーとしてだけではなく、若い頃から野球を心から愛していた一アメリカ人としての彼をいささか感傷的に表現していると思った。

2010年02月28日

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