吹雪と過酷な運命と・・・。北国の四季に「日本の感動」を刻む文芸大作。

以前より観たかった『』(1995年 日本/東映 降旗康男監督)を鑑賞した。

大正時代の新潟、地主蔵元に生まれた烈(一色紗英)が盲目のハンデキャップを乗り越えて、自ら幸せをつかむまでを描いた物語である。

印象に残ったのは、烈の失明を免れるため男でも難儀な越後三十三か所巡礼を遂げようと旅立った母・賀穂(黒木瞳)の訃報。

また、烈が弟の浴衣を縫っている最中に失明する瞬間。ショックを受けた彼女が割った鏡で自殺しようとする姿。

そして、烈が想いを寄せる良太に会うため、夕暮れ近い雪道を一人歩く姿。吹雪の山中で倒れた彼女を母の霊が助け起こすシーン。

階級社会や、男尊女卑などの時代背景もさることながら、腹違いの弟が亡くなったり、父・意造(松方弘樹)が病で倒れたりと、次々に起こる不幸に時が経つのも忘れて思わず観入ってしまった。

2010年01月17日

今日の一言: 余暇の過ごし方はどう変わるか?