講座について■第一章第五節 バーチャル世界を楽しむ

当たり前の話ですが、仕事は楽しむべきものだと考えています。 小説には種々のジャンルがあることはご存知だと思いますが、フィクションである場合、作者は虚構が創り出すバーチャル世界を楽しむことができます。

作者が楽しんで書いていると、それは読者にも伝わります。 作者は意のままに作品の中の登場人物を設定することができます。作者が乗って書き始め筆が走り始めると、登場人物は作品の中で活き活きと動き出します。やがて登場人物はあたかも意志を持っているかのように作品の中で独り立ちを始めます。こうなると作者は書かずにはいられない状態に陥ります。筆が走り始めると、原稿用紙はあっという間に10枚くらい書けてしまいます。

しかし、こうなる前には下準備が必要です。作品を書き始めてから終わるまでの工数は下準備に比べると10%乃至20%です。実は工数の80%以上が下準備にかかるのです。これは後の章で詳述いたします。 自分が書こうとしている小説を楽しんで書けるか、虚構が創り出すバーチャル世界を楽しむことは重要なポイントです。

私は短編小説も書いていますが、これは戦略的な意味もあります。一つのテーマから派生するモチーフでさまざまなコンセプトを書き出して小作品を作ることは、読者の購読欲のマーケティングにもなりますし、自分が書こうとしている小説が楽しんで書けるか、自分探しのきっかけにもなります。 虚構が創り出すバーチャル世界を楽しむことは何も小説創作だけに限りません。作品を創るにあたって、参考となる読書、音楽鑑賞、映画鑑賞などはすべてエクササイズとして有効です。

重要なのは「ピアノ線のような鋭い感性」です。バーチャル世界を楽しむには「ピアノ線のような鋭い感性」が不可欠です。 ピアノ線は置いたままではただのゴミですが、ピンと張った状態ならば人の首が飛ぶほどの威力を発揮します。 感性に磨きをかけ、バーチャル世界を楽しみましょう。

インターネットはエクササイズのための情報の宝庫です。有益な情報を取り込んでエクササイズに励みましょう。そして、「ピアノ線のような鋭い感性」に磨きをかけ、あなた自身が有益な情報を送り出す側になるのです。 基本は虚構が創り出すバーチャル世界を楽しむこと、次に「ピアノ線のような鋭い感性」に磨きをかけること、そのためにエクササイズに重要な情報を集めること、集めた情報でエクササイズを実行し、あなた自身が有益な情報を送り出す側になること、これが小説創作起業のための一連のフローです。 私はこれを実践し、半年で小説創作プランナーとして認知されました。

2006年01月01日

今日の一言: 余暇の過ごし方はどう変わるか?