"動画か?プログラムか?―究極の選択"

早朝より動画を観ようとしたら、別ウィンドウに“セキュリティアップデートが必要です。エラー番号:409”と表示され、“Windows Media Player の DRM(デジタル著作権管理)コンポーネントの、バージョンが古いため、ライセンス発行ができません”との文言が付記されていた。

セキュリティーコンポーネントのアップグレードをしようとしたら、ボタンがグレー反転しており、クリックできない。

仕方がないので、マイクロソフトの24時間対応のカスタマーサポートに問い合せたところ、マシンに内蔵された状態での出荷のため、メーカーに連絡して欲しいとのこと。

午前9時のサービス開始を待って、メーカーの電話でのテクニカルサポートに従って、改善策を試行したが、結局選択肢はリカバリーしかないことが判明した。この時点で午前11時を回っており、疲れ切っていた。

“動画か?プログラムか?”との究極の選択を迫られたわけだが、仕事で使っているのだから、答えは言わずもがなである。たかがパソコン、されどパソコン。この脆弱性はなんとかならないものだろうか。

2010年02月21日

"バンクーバー五輪に思う Vol.2"

バンクーバーオリンピックのフィギュアスケート女子シングルのショートプログラムとフリーの演技をテレビ観戦した。

印象に残ったのは、浅田真央選手。堂々の銀メダル獲得は快挙だった。おそらく相当な精神的、肉体的プレッシャーがあったと思われるが、その重圧を物ともせず、結果を出した。

また、金姸児選手。浅田選手と同じ19歳とは思えぬ落ち着きぶり。そのプレッシャーを楽しむかのようなタフネスさが勝敗を決めたように思った。

そして、5位入賞の安藤美姫選手と8位入賞の鈴木明子選手。安藤選手はそのコスチュームに女性らしい華やかさを感じ、鈴木選手は丁寧な演技のひとつひとつに滑ることへの喜びを感じた。

“男は度胸、女は愛嬌”という諺があるが、度胸も愛嬌も兼ね添えた「銀盤の妖精たち」を心から祝福したい。

2010年02月27日

"W. ブッシュ"

第43代アメリカ大統領、ジョージ・W・ブッシュ。その半生を「JFK」の鬼才オリバー・ストーン監督が、第41代大統領をつとめた父親との確執など、意外な事実を暴いた話題の伝記映画!

W. ブッシュ』(2008年 アメリカ オリバー・ストーン監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、2003年の記者会見でのジョージ・W・ブッシュ(ジョシュ・ブローリン)の返答。「確かに過ちはあったと思うが・・・・・・、後はふさわしい言葉が見つからない・・・・・・」
エリート家庭に育ち、青春時代から「家名が勝ち過ぎている」と悩み、数々の失意を味わった彼の人間味が滲み出ていると思った。

そして、対テロ戦争に執念を燃やす姿勢。母バーバラ・ブッシュ(エレン・バースティン)が指摘する直情的で短気な性格故に、随所でサダム・フセインへの恨みを吐露している。イラクが大量破壊兵器を持つ根拠についての閣僚会議での論戦は興味深かった。

また、ディック・チェイニー副大統領(リチャード・ドレイファス)との朝食を兼ねた打ち合わせでのサンドウィッチやダイエットペプシ、妻ローラ・ブッシュ(エリザベス・バンクス)とのガーデン・パーティーでのバーボンやチーズバーガー、閣僚との朝食会でのパイなど、実に美味しそうでアメリカの豊かさを感じた。

冒頭とラストシーン。ベースボールスタジアムに佇む彼の姿は、メジャーリーグのオーナーとしてだけではなく、若い頃から野球を心から愛していた一アメリカ人としての彼をいささか感傷的に表現していると思った。

"Read more" 2010年02月28日

"次男の試合観戦 トーナメント2戦目"

次男のトーナメント2戦目を女房と観戦した。寒風吹きすさぶ河川敷、午前11時半キックオフ。

彼は右のMFで先発出場。前半戦はフォローの風向きもあってか、押し気味の試合展開だったように見えたが、シュートが打てない。左からのセンタリングも悉く潰される。

後半戦はアゲインスト。何度も攻め込まれるが、GKが凌いだ。負けじと攻め上がるも、オフサイドを多発。0-0で延長戦となった。

攻防が続く延長後半戦、彼は選手交代でベンチに戻った。結局、双方共、決定力に欠け、PK戦となった。GKに助けられ、6-4で勝利した。

首の皮一枚でつながった勝利だったように思った。

2010年01月09日

"神童"

圧倒的存在感の大女優・成海璃子と、「デスノート」の超個性派・松山ケンイチが共演!人と人が響き合う、日本初の本格クラシック映画。

神童』(2007年 日本/ビターズ・エンド 萩生田宏治監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、成瀬うた(成海璃子)の思春期特有のある種の刺々しさ。13歳という若さ故、一見、恐いもの知らずで無鉄砲に見える行動だが、実はその恐さを本人は気付いているという設定。大人びていて、とても13歳(当時)には見えない。

また、彼女がほのかな恋心を抱いている菊名和音(松山ケンイチ)との関係。ピアノの天才少女(彼女)と一浪して音大入学を果たす彼。二人がピアノを通じて心を通わせるプロセスは、心温かくなった。随所で流れる楽曲が心を打つ。

そして、リヒテンシュタイン(モーガン・フィッシャー)の演奏会の代奏として、オーケストラをバックに彼女が懸命にピアノを弾く姿。演奏が終わって、舞台を去る時、緊張感が途切れて前のめりに倒れてしまうシーンは、年齢を感じさせて微笑ましい。

天才とは1%のインスピレーションと99%のパースピレーションである、といった主旨の論説を読んだことがあったのを思い出した。

"Read more" 2010年01月10日

"長男の試合観戦"

朝食に長男(高2)が珍しく、「今日の練習試合を観に来てよ」と言う。
女房は「忙しくて行けない」と言うので、一人で彼の高校に赴いた。

正午過ぎ。日差しは暖かいが、砂塵が舞い、日陰は凍てつくグラウンドの観戦席に座った。父兄は数人で、寂しいギャラリーではあったが、練習試合と思えぬほど彼らは熱気に満ちていた。

彼のポジションは一瞥すると守備的なMFなのだが、何度かシュートを放ち、1得点を挙げた。

攻守に亘って疑問に思う点も多々あったが、今年は3年生、悔いのない一年を送って欲しい。

2010年01月10日

"The X Files X-ファイル ザ・ムービー"

アメリカに続いて日本でも人気爆発した、テレビのSFミステリー・ドラマ「X-ファイル」が、初の映画化。FBIの男女捜査官コンビ、モルダーとスカリーは最大の危機に直面する!

以前より観たかった『The X Files X-ファイル ザ・ムービー』(1998年 アメリカ ロブ・ボウマン監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、冒頭の紀元前3万5千年、氷から飛び出す化物とヒトの祖先(?)との格闘。この時、ヒトの祖先(?)の体内に入り込む化物の血液が、異星人ウイルス(新種生命体?未知の病原体?)らしいのだが、これがそもそもの発端となっているとの伏線。

また、中盤、現在のテキサス州ダラスの砂漠地下、成体になった宇宙人に襲われた博士が生き埋めにされるシーン。影の政府FEMAの隠蔽工作だか何だか知らないが、一生懸命ワクチン開発に励む科学者を見殺しにするというのはあまりに酷過ぎる。

そして、終盤、FBI諮問会(?)のお偉い女性が、スカリー(ジリアン・アンダーソン)の一連の体験報告を「常人の理解を超えている」と結論付ける発言。確かにおっしゃる通り、あまりに壮大なスケール過ぎて、真面目に観過ぎるのはいかがなものかとの感を強くした。

ラストシーン、チュニジアのコーン畑にて、FEMA幹部が手渡す「Xファイル再開 指示を乞う」という不気味な手紙は、次の展開を暗示しているのだろうが、本作の息を尽かさぬ激しい展開の末、何故にまだ次があるのかという、観る者をして、いささか腰が引ける感じをさせるのを否めなかった。

"Read more" 2010年01月11日

"次男の試合観戦 トーナメント3戦目"

次男のトーナメント3戦目を女房と観戦した。あいにくの曇り空は、今にも雪が降り出しそうな肌寒い天候となった。

午前11時半、キックオフ。

彼は右のMFで出場。前半戦で幸先良く先制し、後半戦で追加点を挙げ、2-0で快勝した。

先制するまでは、辛い時間帯もあったように見えたが、その後からは動きも軽やかになり、パスもよく通っているように感じた。

GKの声出しも効果的で、全員攻撃、全員守備が徹底されており、気持ちの良い試合運びだったように思った。

2010年01月11日

"Blindness ブラインドネス"

謎の奇病の発生により、突然失明してしまう人々が世界中で続出。極限状況の中、命がけのサバイバルが繰り広げられるパニック・サスペンス巨編。世界の豪華キャストが競演!

Blindness ブラインドネス』(2008年 カナダ/ブラジル/日本 フェルナンド・メイレレス監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、唯一目が見える眼科医の妻(ジュリアン・ムーア)の存在。お互いを確認するのは声だけという世界では、視力があるだけで大きな力となりうる。

また、宇宙服を着た軍隊が制圧する極限状況の中、無法地帯と化す隔離施設の様子。第3病棟の王(ガエル・ガルシア・ベルナル)が歌い出すスティーヴィー・ワンダーの名曲『I Just Called To Say I Love You』が印象的だ。

そして、廃墟と化した外の世界に戻り、眼科医(マーク・ラファロ)宅で最初に失明した男(伊勢谷友介)に突然視力が戻る終盤。当たり前に思っている“見える”ことの喜びを痛感させる映画だと思った。

"Read more" 2010年01月16日

"与えすぎると"

 男が女に冷淡になるのは、充分に与えすぎたが故である。したがってこの解決策は、かつての飢餓のときのように、むやみに与えぬことである。

―シネマティク恋愛論 『ものの見かた感じかた』(1998年 渡辺淳一・著 講談社)より抜粋

2010年01月16日

"蔵"

吹雪と過酷な運命と・・・。北国の四季に「日本の感動」を刻む文芸大作。

以前より観たかった『』(1995年 日本/東映 降旗康男監督)を鑑賞した。

大正時代の新潟、地主蔵元に生まれた烈(一色紗英)が盲目のハンデキャップを乗り越えて、自ら幸せをつかむまでを描いた物語である。

印象に残ったのは、烈の失明を免れるため男でも難儀な越後三十三か所巡礼を遂げようと旅立った母・賀穂(黒木瞳)の訃報。

また、烈が弟の浴衣を縫っている最中に失明する瞬間。ショックを受けた彼女が割った鏡で自殺しようとする姿。

そして、烈が想いを寄せる良太に会うため、夕暮れ近い雪道を一人歩く姿。吹雪の山中で倒れた彼女を母の霊が助け起こすシーン。

階級社会や、男尊女卑などの時代背景もさることながら、腹違いの弟が亡くなったり、父・意造(松方弘樹)が病で倒れたりと、次々に起こる不幸に時が経つのも忘れて思わず観入ってしまった。

"Read more" 2010年01月17日

"感情失禁した音楽Vol.15■Die Meistersinger von Nürnberg(Wagner)"

おまけの一年が経過し、未だに醜態を晒すことに相成った。

「恐怖心に捕らわれたら、何でもいい、とにかく身体を動かすんだ」といった主旨の文章を何かの本で読んだことを思い出し、早朝の散歩を兼ねて、父の墓参りをした。

まだ明けきらぬ東の空は朝焼けが美しい。

澄み渡った外気の中、歩を進めていたら、懐かしい 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」(ワーグナー)Die Meistersinger von Nürnberg(Wagner) の一節が脳裡に甦った。

改めて聴いてみたら、なにやら鼓舞された気分になり、やるべきことがまだ残っていることに気づくのだった。

"Read more" 2010年01月23日

"Death Defying Acts 奇術師フーディーニ~妖しき幻想~"

伝説的な奇術師として知られたフーディーニと、高額の賞金を懸けた彼の謎かけに果敢に挑んだいかさま霊能者母娘の気になる運命を描いた、ロマンチック・ラブ・サスペンス。

Death Defying Acts 奇術師フーディーニ~妖しき幻想~』(2007年 イギリス/オーストラリア ジリアン・アームストロング監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、いかさま霊能者・母メアリー・マクガーヴィー(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)と娘ベンジー(シアーシャ・ローナン)の劇場の仕事。「失敗したら飢える」貧しい墓地暮らしをしている二人だが、メアリーは美しく、ベンジーは可愛らしかった。

また、ハリー・フーディーニ(ガイ・ピアース)がファンのパンチを受け、ホテルの浴室で一人血を吐く姿。スーパースターとして衆目を集めていたが、モントリオールの最期で判るとおり、無理のし続けで、その身体は相当ダメージを受けていたのだろう。「失敗したら死ぬ」と言う彼の言葉が暗示的だった。

そして、メアリーとフーディーニの束の間の恋。彼女は彼の塔屋屋上のマジックで恋に落ち、彼は彼女の激しさに強く惹かれる。もっとも、彼が惹かれていたのは彼女に亡き母の姿を幻視していたからなのか。バーでビールを飲みながら、打ち解け合う二人の会話が印象的だった。

物語の語り手・ベンジーの夢は思春期特有の娘らしさを感じ、愛らしかった。

"Read more" 2010年01月24日

"Proof of Life プルーフ・オブ・ライフ"

メグ・ライアンとラッセル・クロウの共演が話題を呼んだ、人質奪回サスペンス・アクション。

Proof of Life プルーフ・オブ・ライフ』(2000年 アメリカ テイラー・ハックフォード監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、ダム建設技師としての生きがいを主張するピーター・ボーマン(デヴィッド・モース)と、仕事はあくまで収入を得るための手段で、帰国を希望する妻アリス・ボーマン(メグ・ライアン)の冒頭の口論。一般論だが、男性はいつまでも夢を追い、女性は現実を重視するようである。

また、ピーターがテリー・ソーン(ラッセル・クロウ)らに救出される際のELT(反政府ゲリラ)との銃撃戦や数々のアクション・シーンもさることながら、彼が逃走を企て、ゲリラの罠にかかるシーンは迫力があった。

そして、アリスとテリーがお互いに惹かれあう大人の恋。道ならぬ恋ではあっても、命がけで愛する夫を救出しようとする彼に恋してしまう彼女の気持ちは分かるような気がする。

極東の島国に暮らす我々日本人にはピンとこないが、もしもこのような事態が起こったとしたらと考えると、海外移住を考える若者が少ない理由が頷ける。

"Read more" 2010年01月30日

"運命"

 私は物事がうまくいかなかったときにひどく後悔するたちですが、そんなときこれも運命だと自分に言い聞かせています。
 でも、これでは神様が決めたレールの上をただ歩いているにすぎないと、また悩みます。本当に運命というのはあるんでしょうか。

 右の手に運命があり、左の手に君自身がある。そして、君が両手を使わないかぎり生きていけない。これが、さしあたっての答えである。

―『風に訊け』(1984年 開高 健・著 集英社)より抜粋

2010年01月30日

"大奥"

江戸城大奥に渦巻く女たちの愛憎劇!大奥最大のスキャンダル≪絵島生島事件≫を基に、勢力争いに翻弄される恋の行方を描く。大ヒットドラマを仲間由紀恵主演で映画化!

大奥』(2006年 日本/東映 林徹監督)を鑑賞した。

徳川家七代将軍家継の江戸城大奥を舞台に、勢力への女たちの欲望と嫉妬を背景とした≪絵島生島事件≫を描いた物語である。

印象に残ったのは、月光院(井川遥)が半狂乱で中奥に間部越前守詮房(及川光博)を求める姿。母恋しい未だ五歳の将軍家継(澁谷武尊)が病に伏せる母・月光院を気づかう様子が印象的だった。

また、絵島(仲間由紀恵)が、生島新五郎(西島秀俊)と船宿で花火を観て、「こんなきれいなものを初めて観た」と涙を浮かべてつぶやくシーン。

そして、新五郎が処刑されるのを絵島が泣きながら見つめる姿。彼女を命がけで守った彼は心安らかな最期だったのだろう。

越後に旅立つ絵島に、月光院が詫びながら形見の風車を渡す作品終盤、「一夜女の幸せを知った後は余生」と告げる彼女が美しかった。

"Read more" 2010年01月31日

"Hearts in Atlantis アトランティスのこころ"

11歳の少年と、人の心を読むことができる不思議な力を持った老人とのひと夏の出会いを描く感動作。原作スティーブン・キング、主演アンソニー・ホプキンス。

Hearts in Atlantis アトランティスのこころ』(2001年 アメリカ スコット・ヒックス監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、テッド・ブローティガン(アンソニー・ホプキンス)とボビー・ガーフィールド(アントン・イェルチン)の歳の差を超えた友情。テッドがボビーら子供たちと過ごす夏のテラスでのひとときに「子供の頃は誰もが“幻の国(アトランティス)”に住んでいる」とつぶやくのが印象的だった。

また、ボビーの母リズ・ガーフィールド(ホープ・デイヴィス)とガールフレンドのキャロル・ガーバー(ミカ・ブーレム)が共に乱暴されるシーン。殴られたキャロルを背負い、彼女を励ましながら、公園を必死に歩くボビーの姿は感涙を禁じ得なかった。

そして、作品終盤、成人したボビー(デイヴィッド・モース)が廃屋となったかつての自宅で、キャロルの娘に会うシーン。キャロルの死を知らされた彼が、彼女をかたときも忘れずに想い続けていた証し―キャロルの子供の頃の写真―を娘に手渡す場面は感慨深かった。

人は誰もが“アトランティスのこころ”を持っている。ただ、それに気づいているかいないかだけなのではないだろうか。

"Read more" 2010年02月06日

"労働なき富"

昨今一連の「労働なき富」報道を見ていたら、なぜか唐突にリルケ詩集の一節が頭をよぎった。

 人間の手というものがどれほど小さいか。
 どんなに疲れやすいか、
 それをはたらかせるための所与の
 時間がどれほど乏しいものかを、
 あらためてひとびとは想う。
 ひとびとは
 その双手をみたいと願う。
 まるで百本の手のように
 生きた手、
 この作品の広大な
 道程をゆこうとして
 日の出前に
 起きてきた
 一民族のような手を。
 「オーギュスト・ロダン」より

―『リルケ詩集』(1967年 ライナー・マリア・リルケ(Rainer Maria Rilke) 河出書房)

"Read more" 2010年02月06日

"三国志"

日本でも大ヒットした「レッドクリフ」2部作と同様、「三国志」を原作にした歴史アクション大作。蜀の武将、趙雲が戦乱の時代に送った生涯を壮大なスケールで描く!

三国志』(2008年 中国 ダニエル・リー監督)を鑑賞した。

印象に残ったのは、戦術の天才・諸葛孔明(Pu Cunxin 濮存昕)の言、「軍(いくさ)は将棋に似たり、一手で勝負が決まる」

また、若き趙雲(アンディ・ラウ 劉德華)が劉備(Yue Hua 岳華)の息子を背負い、曹操(ダミアン・ラウ 劉松仁)軍に一人で切り込む勇姿。幻想的な雰囲気の中にも太刀捌きはリアリティに溢れている。

そして、五虎将軍のうち、唯一残った年老いた趙雲の鳳鳴山での最後の戦い。琵琶を弾く曹嬰(マギー・Q)の妖しい美しさが心を惹く。祖父譲りに「我人に背くとも、人我に背くなかれ」とつぶやく狡猾さは不気味な雰囲気を強調している。

兵を失い、鎧を脱ぎ、羅平安(サモ・ハン・キンポー 洪金寶)の太鼓に送られながら、一人で敵陣に馬を走らせる趙雲のラストシーンは、いささか感傷的な気持ちになった。

"Read more" 2010年02月07日

"こころを磨く言葉―運命を変える"

 五十になると「命を知る」。

 命というのは絶対的作用である。

 まあどんなにのんきな者でも、理屈の多い者でも、

 職業人となり、家庭人となり、五十の声がかかれば、

 自ずから結論らしいものを持つようになる。

 ―『安岡正篤 こころを磨く言葉』(2007年 安岡正篤・著 イースト・プレス)より抜粋

2010年02月11日

"感情失禁した音楽Vol.16■Smetana Moldau 交響詩モルダウ スメタナ"

久しぶりに『B.Smetana:"The Moldau"Symphonic Poem ,from “My Country”』を鑑賞した。

漆黒の夜のしじまに身を置きながら、何回も聴いていたら、思わず目頭が熱くなった。

さんざん報道され尽されたことだけれども、静かな厭世感が国民を覆っている。

何故晩婚化が進んでいるのか?何故夫婦は子供をつくらないのか?何故少子高齢化が進んでいるのか?

このまま穏やかな衰退を受け入れ、自然淘汰を待つしかないのかなどと考えていたら、なにやらやり切れない気持ちになった。

今の若者に、“自分から続く家族を作れ”と言うのは簡単だが、よく考えると酷な話だと思う。

"Read more" 2010年02月13日

"ヴァレンタインに寄せて―懐かしい一曲"

 リンダ


 歌:アン・ルイス 作曲:竹内まりや 作詞:竹内まりや

 Lin lin lin
 lin lin lin LINDA
 Lin lin lin
 lin lin lin LINDA
 Who's that girl in love?
 Who's that girl in love?

 Hey LINDA
 泣いてばかりの 恋はもう終ったの
 さあ LINDA
 涙をふいて その瞳あけてごらん
 いちばん好きな あの人
 あなたのもの いつまでも
 子供の頃に 夢見た
 幸せをつかまえたのね
 ねえ LINDA
 今日のあなたは 誰よりも輝いてる
 でも LINDA
 約束してね その笑顔忘れないと

 Who's that girl in love?
 Who's that girl in love?

 Hey LINDA
 The lonely day's are through
 No more sorrows and
 teardrops on your face
 Hey LINDA
 so smile and look at yourself
 You're the prettiest
 The happiest in this world
 He came to you just to love you
 Hold you and kiss you
 Don't ever be afraid anymore
 He can be strong when you're weak
 Right when you're wrong
 And will guide you where to go
 Taking your hand
 Hey LINDA
 The sunshine of your eyes
 Makes you brighter than any other girl
 But LINDA
 Before you walk away
 Just remember
 I'll always be your friend

 You're the girl in love
 You're the girl, LINDA…
 You're the girl in love
 You're the girl, LINDA…

"Read more" 2010年02月14日

"バンクーバー五輪に思う"

熱戦が繰り広げられているバンクーバーオリンピックの報道を見た。

印象に残ったのは、フリースタイル女子モーグルの上村愛子選手。決勝4位と惜しくもメダルに届かなかったが、98年長野五輪7位、02年ソルトレークシティー6位、06年トリノ5位に続く今回の成績は素晴らしいと思った。その迫力ある滑りに、思わず目が釘付けになった。

また、スノーボード男子ハーフパイプの国母和宏選手。奔放な態度で物議を醸したが、8位入賞を果たした。メダル獲得への期待が高かっただけに、残念な結果だったように思う。

そして、フィギュアスケート男子フリーの高橋大輔選手。日本の男子フィギュアで初めて銅メダル獲得。そのチャレンジスピリットはメダルへの執念を感じさせ、世界のトップアスリートを相手に引けを取らず、堂々のメダル獲得となったように思った。

2010年02月20日

"次回作 「脚線美の誘惑 2」について"

次回作「脚線美の誘惑 2」の概要が、ほぼ固まりましたのでご披露します。

"Read more" 2005年07月07日

"短編集 終わらない夏"

短編集 終わらない夏を販売開始しました!

小生のメールマガジン Fantasy_since_1959 WebSpaceのバックナンバーより厳選した一品です。是非ご購読ください。

2005年07月13日

"『力を尽くして狭き門より入れ』 ルカ伝第十三章二十四節"

久しぶりに、アンドレ・ジイドの『狭き門』を読み返しました。

力を尽くして狭き門より入れ。滅にいたる門は大きく、その路は広く、之より入る者おほし。生命にいたる門は狭く、その路は細く、之を見出す者少なし。

"Read more" 2005年07月24日

"「脚線美の誘惑 2」 について"

今月19日に「まぐまぐ!」より「脚線美の誘惑 2」を発行しましたが、昨年、試行錯誤の一環として、一作目の「脚線美の誘惑」を発行していました。

「脚線美の誘惑」は、現在、Fantasy_since_1959 WebSpace の Back Number から削除していますので、ご参考までにここでご披露します(苦笑。

"Read more" 2005年08月25日

"次回作 「ガール・イン・ザ・ボックス 2」の概要が完成"

次回作「ガール・イン・ザ・ボックス 2」の概要が完成しましたので、ご披露します。

"Read more" 2005年09月01日

"★1日限定!本日はアマゾンで「ジブウレ」を買うと特典満載!★"

営業マン、営業マネージャー向けの自己啓発書「ジブウレ」って、どんな本?

> それは『「自分には売れないんじゃないか…」と思っているあなたへ』です!

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2005年09月15日

"T's 12 INCHES"

『ガール・イン・ザ・ボックス』、『ガール・イン・ザ・ボックス2』のネーミングは、角松敏生氏の『T's 12 INCHES』よりいただきました。

"Read more" 2005年09月27日

"次回作 「DREAMING GIRL 2」 の概要が完成"

次回作「DREAMING GIRL 2」の概要が完成しましたので、ご披露します。

"Read more" 2005年10月13日

"What Happens in Vegas ベガスの恋に勝つルール"

酔った勢いで結婚した見ず知らずの男女だったが、婚姻解消の直前、カジノで大金を当てたため面倒なことに!? キャメロン・ディアスとアシュトン・カッチャーが豪華共演したラブコメディー!

What Happens in Vegas ベガスの恋に勝つルール』(2008年 アメリカ トム・ヴォーン監督)を家族で鑑賞した。

印象に残ったのは、主人公・ジャック(アシュトン・カッチャー)の海岸でのヒロイン・ジョイ(キャメロン・ディアス)へのプロポーズ。

また、6ヶ月前のベガスでの、酔って酩酊したふたりの挙式シーン。

そして、ストーリー展開にお洒落な花を添えるキャメロン・ディアスの美しいファッションと素晴らしいプロポーション。

スロットマシンで当てた300万ドルがきっかけとなって、6ヶ月間の強制結婚をさせられる羽目になった男女が本当の愛に目覚める―深刻な晩婚化が進み、結婚しない男女が増える昨今にあって、まさに恋愛の教科書とも言える愉快で楽しくなる映画だと思った。

"Read more" 2009年09月23日

"DREAMING GIRL 2"

将来を約束されたエリートの婚約者がありながら、夢を追う恋人に 付いて行く生活を選ぶ女性を描くことをコンセプトとし、真の幸福 とは何か、真の豊かさとは何か。何事においても両親の教えに従順 に生きてきたヒロインが、人生の岐路に立ったとき初めて強い自己 主張と決断をするプロセスを書こうと考えました。

日々お金が全てだと感じ、大切な時間をひたすら労働に費やし、夢 を追い続ける余裕すら持てないサラリーマンやOL諸氏に読んでいた だき、夢を追い生活を楽しむことの素晴らしさを感じていただけれ ば幸甚です。

"Read more" 2005年11月20日

"拙作へのご感想のお礼VOL.3"

某出版社に拙作の原稿を送ったところ、ご丁寧なご感想を頂きました。 書き手にとって、読んでいただけることが何よりも嬉しかったので、一部をご披露致します。 師走を迎えるお忙しいところ、ご丁寧なご感想を頂き厚くお礼申し上げます。

"Read more" 2005年11月30日

"『第2回 まぐまぐBooksアワード』にエントリーしました"

今後のスケジュールは、

読者投票期間:12月7日〜12月21日

審査員審査 :1月中旬〜下旬

結果発表  :2月上旬 となっております。

★みなさまの応援宜しくお願い申し上げます★

2005年12月02日

"最後の晩餐"

父よ、時来たれり、子が汝の栄光を顕わさんために、汝の子の栄光を顕わしたまえ。父よ、まだ世のあらぬさきにわが汝とともに有ちたりし栄光をもて、今御前にて我に栄光あらしめたまえ。世のうちより我に賜いし人々に我、御名を顕わせり。彼らは汝の有なるを我に賜えり。我が有は皆汝の有、汝の有は我が有なり、我彼らより栄光を受けたり。今より我は世におらず、彼らは世におり、我は汝に往く。聖なる父よ、我に賜いたる汝の御名のうちに彼らを守りたまえ。我の世のものならぬごとく、彼らも世のものならず。真理にて彼らを潔め別ちたまえ、汝の御言は真理なり。汝我を世に遣わしたまいしごとく、我も彼らを世に遣わせり。また彼らのために我はおのれを潔め分かつ、これ皆一つとならんためなり。父よ、汝我に在し、我汝におるごとく、彼らも我らにおらんためなり。父よ、望むらくは、我に賜いたる人々の我がおるところに我とともにおり、汝の我に賜いたる我が栄光を見んことを。我平安を汝らに遺す。わが平安を汝らに与う。わが与うるは世の与うるごとくならず、汝ら心を騒がすな、また懼るな。もし我を愛せば父にわが往くを喜ぶべきなり。起きよ、いざここを去るべし。

―聖書(1974年 関根正雄、木下順治・編 筑摩書房)

Schubert - Ave Maria (Opera)

"Read more" 2009年09月26日

"ウェルカム トラブルズVol.3 〜 リハビリ開始"

本日受診し、入浴中にリハビリをするよう命ぜられました。

"Read more" 2005年12月20日

"2005年を振り返って"

今年も暮れていきます・・・・・・。そこで、一年を振り返って雑感を書いてみます。

"Read more" 2005年12月31日

"謹賀新年"

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願い致します。

"Read more" 2006年01月01日

"次回作 「黄昏で見えない 2」 の概要が完成"

次回作「黄昏で見えない 2」の概要が完成しましたのでご披露します。

"Read more" 2006年01月02日

"追悼 久世光彦師"

日本を代表する演出家であり、作家の久世光彦師が亡くなりました。享年70歳。

"Read more" 2006年03月02日

"『モテる男の極意■36の戯言』 創刊にあたって"

一代かぎりの知恵

科学技術なんかは先人の業績の上に積み重ねがきくからどんどん進歩しますけど、男女関係だけは一代かぎりの知恵で、親の知恵をそのまま子に伝えていけない。子供はまた一から体験して、子供なりに覚えていく。だから誤りも多く、何年経っても進歩しないが、そこがまた人間的で、素晴らしいともいえるんですね。

―渡辺淳一エッセンス『ものの見かた感じかた』〜華麗なる年輪(吾妻徳穂さんとの対談より)

2006年03月19日

"やさしい男の子"

文豪・開高健氏のコラムよりお気に入りを抜粋します。

先生、近頃の男の子って、どうしてこう軟弱なんでしょうか。私たち女の子は、男性に一番求めるのはやさしさだとよく言われますが、何かそれをはき違えているんじゃあないでしょうか。やさしさを大安売りする男の子ばかりです。こんな男の子ばかりでは、男性に対する興味もなくなります。レズビアンになってしまいそう・・・・・・。

(神奈川県横浜市 M・Y 学生 21歳)

正解。まさに正解。そのとおり。すくなくとも五十三歳のオッサンである私の目から見ても、そう見える。やさしさの大安売りの時代である。

やさしくなければ生きていく資格がない―といったのは、ハードボイルド探偵、フィリップ・マーロウ先生であるが、これを角川書店がコマーシャルに使ってからか、いや、それ以前からか、いや、もっと前からの時代のせいなのか、やさしさの大安売りの時代である。まったく、君のいうとおりです。困ったこってす。

しかし、男はやっぱりやさしくなければダメでしょう。そのやさしさにもいろいろあるんだということを、まず考えていただきたい。マーロウ先生は、ピストルを持って町へ出かける前に、タフとやさしさをカードの裏と表のようにやってるんだね。

つまり、私の専攻科目は渓流の釣りだけれども、これに譬えていうと、無気力が源になっているやさしさ、無気力が川の源になって下流がやさしさになっている、そういうやさしさの谷川と、タフとハードが源になっていて、下流がやさしさになっている、そういう谷川があると思う。

それで、谷川でしばしば水を飲む経験から申し上げると、谷川の水がなぜうまいかといえば、岩の中をくぐりぬけ、かけぬけ、岩の中に含まれている要素を少しずつ溶かし、それから酸素がたっぷり入り、絶えずもまれているので空気が新鮮で、酸素が沸騰していて、そのために谷川の水はうまいんです。ミネラル分も入っている。

だから、やっぱり、あなたのように男の子が軟弱すぎて食い足りない、歯に合わないとおっしゃる向きは、谷川の上流の岩と石と急流でもみつくされた、そのあげく出てきたやさしさを持っている、そういう谷川を探すことです。こういうやさしさには底が入り、いつまでもつづくよさがあるんだね。いってみれば五十三歳のホロ苦い男の横顔に浮かぶやさしさみたいなもんですね。これは、いい味がしますぞ。別に小説家でなくてもいいけどね(小説家であればもっといいけどネ)

"Read more" 2006年03月29日

"夜桜"

昨夜は同じマンションの仲の良いご家族と一緒に夜桜見物に出かけました。

武蔵浦和の安楽亭で子供たちは死ぬほど焼肉を食べ、大人(お相手のご夫婦と私たち夫婦)は生ビールと焼酎でいい気持ちに酔い、マルエツで二次会用のワインとチーズを買って、緑の遊歩道の夜桜を見ながら中浦和へと散策しました。

今年の桜は冬が寒かったせいか、例年になく美しく感じたのは私だけでしょうか。

二次会はお相手のお宅におじゃまさせていただき、ワインを一本空けてしまい、焼酎の麦茶割りとダブルで飲んだため、久しぶりに酔いました。

ここのところ、邦楽は聴いていなかったのですが、『さくら』という曲を聴かせていただき、シンパシーを感じました。

"Read more" 2006年04月02日

"『モテる男の極意■36の戯言』 創刊にあたって Vol.2"

もてない男の匂い

どうして女に縁のなさそうな男って独特の匂いのようなものを発するのかしら、不思議なことにその男の住んでいる場所や年令や職業に関係なく全身からにじみ出てくるものがあるのよね、毛髪検査とか尿検査をしたらわかるんじゃないかしら、反応が出そうな気がするわね、女から優しくされたことがないっていう反応が出るわよ、きっと

―村上龍20年間全作品エッセンス『世紀末を一人歩きするために』〜昭和歌謡大全集(女・スズキミドリ)

2006年04月05日

"次回作 「海を見ていた午後 後編」 の執筆にあたって"

次回作「海を見ていた午後 後編」が完成しました。

本作は荒井由美(松任谷由美)さんの同名のヒット曲「海を見ていた午後」をモチーフにしていることを前編でも公開しましたが、シンプルなプロットで主人公(翔)やヒロイン(千夏)の心の内を表現することの難しさを改めて感じました。

どこにでもありそうなロマンスを書くのは、一見簡単そうに見えますが、たいへん難しい。

今回の執筆は遅々として筆も進まず、苛立たしさを募らせながら完成に漕ぎ付けましたので、書き上げた充実感はひとしおでした。

マウイの「ジョーズブレイク」を表現するにあたって、参考にさせていただいたサイトを感謝を込めて下記に記します。

次回作「海を見ていた午後 後編」は4月20日、まぐまぐ!より発行予定です。お楽しみに!

"Read more" 2006年04月12日

"NHKの新番組「プライスの謎」より電話取材を受けました"

本年(2006年)4月11日から開始されたNHKの新番組「プライスの謎」より電話取材を受けました。

この番組は毎回一つのトレンドにスポットを当てて、経済の仕組みを様々な角度から楽しく掘り起こそうというものです。

今回の取材は6月放送予定の「現役ビジネスマンの副業」というものでした。

具体的な取材内容は下記の通りでした。

�@副業を始めた時期

�A副業の具体的な内容とその仕事を選んだ理由

�B副業を始めた理由(いきさつやきっかけ)

�C副業に割く時間は一日(一週間)に何時間か?(準備等も含めて)

�Dこれまで副業で得られた収入(売り上げや実収益など)は?

�E副業を軌道に乗せる為に、どんな工夫をしたか(どんな苦労があったか)?

�F副収入で収入を得られるようになったのは、副業開始後何ヶ月か?

�G本業はどういった業界の仕事か?

�H本業を辞めない理由

�I二つの仕事をすることで、金銭感覚や会社への意識等、変化した点は?

番組は毎週火曜日22:30〜23:00 総合テレビにて放送予定とのことですので、ご興味のある方はご覧ください。

2006年04月18日

"インタヴュー"

先日、20〜30代向けのビジネス誌で、起業を目指す人、出世を目指す人向けの某月刊誌の取材を受けました。

全国の書店、コンビニで毎月25日発売、部数は10万部を超えている月刊誌で、団塊Jrを対象読者としていて認知度は高いそうですが、先方の思惑と私のコメントのニュアンスに勘違いがあり、結局、取材はNGとなりました。

その時、思い出したのが、私のお気に入りの「夢で会いましょう」でした。(以下、抜粋)

インタビュー

五月十二日。原宿・ラフォーレ内、資生堂パーラー。若い女性インタヴュアーは三十分の遅刻。

「えー、それでは本日は村上さんが毎日どのようなものをお召し上がりになっておられるかということをうかがいたいと、こう思っております。それではまず朝から」

「まず朝は・・・・・・」

「あーら、ごめんなさい。テープのヴォリューム上げるの忘れちゃった。はいどうぞ、すみません」

「まず朝は野菜を・・・・・・」

「あ、そうだ。朝は何時にお起きになるんですか?」

「五時に起きます。それで・・・・・・」

「五時?朝の五時?」

「だって今、朝の話してるんでしょ?」

「それはまあそうだけど・・・・・・。でも朝の五時に起きて何するんですか?」

「走るんですよ。別に下着泥棒やってるわけじゃない」

「ははは・・・・・・、じゃあ、夜は何時頃寝るんですか?」

「九時半か十時。ところで食事の話でしょ。悪いけど人を待たせてるんであまり時間ないんだ」

「そーだ、そーだ、どうもごめんなさい」

「朝食はそのジョギングが終わってから六時ごろに食べます。どんぶりいっぱいの野菜と、ロールパンが一個とコーヒーが二杯、それから目玉焼き」

「健康的なんですねえ」

「うちのあたりは野菜安いから」

(ここでコーヒーが運ばれる)カタカタカタ・・・・・・

「それでまあなんのかんのやっているうちにお昼になりますわね」

「なります」

「お昼にはどのようなものを召し上がりますの?」

「お昼にはだいたい・・・・・・ねえ、このテープ針が動いてないよ」

「あ、あ、あ、本当だ。嫌だ。どうしたんだろ?」

ガシャガシャガシャ・・・・・・

「スイッチが入ってないんだ。ほら、ここがOFFってなってるでしょ」

「あーあ、入れたつもりだったんだけどな」

「どうする?もう一度しゃべりますか?」

「いえ、大丈夫です。ちゃんと覚えてますから。朝五時に起きてジョギング、どんぶり一杯のサラダとロールパン一個とハムエッグでしょ」

「目玉焼き」

「そうそう、目玉焼き」

「それからコーヒー二杯」

「コーヒー二杯」

「覚えられる?」

「大丈夫。あたしってすごく記憶力良いんですよ」

<記事>

村上さんの朝は早い。起きるのは朝の五時、そしてジョギング。「いやあ、下着泥棒みたいなものですよ、ははは」と本人は照れる。メニューはサラダとハムエッグ、そしてもちろん缶ビールが二本・・・・・・

"Read more" 2006年04月23日

"ハーレーダビッドソン&マルボロマン"

久しぶりに1991年のアメリカ映画「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」を鑑賞しました。これは新婚当初に女房と観に行った映画です。

サイモン・ウィンサー監督作品で、ミッキー・ロークとドン・ジョンソンという渋い二人が共演しています。ハーレーダビッドソン役がミッキー・ローク、マルボロマン役がドン・ジョンソンというわけです。

この映画を一言で言えば、「現代版ウェスタン映画」とでも言えるのでしょうが、私が一番惹かれるのはドン・ジョンソン演じるマルボロマンの台詞です。例えば、ダウンタウンのバーで賭けビリヤードをするシーンで、「レッスンその1・・・(中略)・・・親父がこの世とおさらばする前に行ってたぜ、賭ける金が無ければ賭けはするな」、あるいはハーレーが銃を撃つシーンでは、「相変わらず射撃の下手な野郎だぜ、銃は引き金を引くんじゃねえ、絞るんだ」等々・・・。

モテる男の不良スピリッツを体感されたい方にはオススメの一品です。

"Read more" 2006年05月07日

"次回作「夏少女3」の概要が完成"

次回作「夏少女3」の概要が完成しましたのでご披露します。

夏少女3

■コンセプト

サーファー・拓海と夏少女・エリーの「エンドレス・サマー」の続編

■何を書きたいか

既成概念に捕らわれず、常に自分らしく生きる拓海と、現実志向の優等生エリーを対比させつつ、少年から青年へ少女から女性へと変貌する過程の青春の一コマを描く

■登場人物のキャラの設定

名前、年齢、職業、住環境、背丈、趣味、生い立ち、1日のおおよそのタイムスケジュール

・主人公・・・神崎拓海

18歳、大学1年生、都心の1DK賃貸アパート、180センチ、サーフィン、神奈川県出身・高校生の頃から波を求めて旅をする放浪癖が有り・自立心旺盛、ウィークデーは授業とアルバイト・週末は波を求めて神奈川、千葉など首都圏近郊のサーフスポットに出没

・ヒロイン・・・石原絵梨(エリー)

18歳、大学1年生、千葉県自宅・両親妹と同居、170センチ、ピアノ・サーフィン、千葉県出身・父親は大手企業のオーナー・お嬢様育ち、勉強中心・常に上昇志向・優等生

■プロット

起・・・エリーはロンドン行きをキャンセルし、親に頼らずに生きることを決意する

承・・・拓海のアパートに身を寄せ、自立の機会を模索する

転・・・モデルデビューし、一躍スターダムに駆け上がる

結・・・父親が拓海に会いに訪れる

■文体 軽いトーンなのか、重いトーンなのか

口語を主体とした軽いトーンを予定

■日々どんなことを感じ、どんなことをしていて、どんな生活をしている人に読んでもらい、どんなふうに感じてもらいたいか

学生生活を謳歌している若い世代を中心に読んでもらい、二度と戻らない青春のひとときを大事に過ごすことを考えてもらいたい

■Wordで8枚程度

■夏少女について

2004年3月にメルマガスタンド「まぐまぐ!」に自作のメルマガを発行申請したときの作品です。その意味では私のデビュー作ということになります。

作品の背景には、伝説のサーフィン・ロード・ムービー『Endless Summer』のコンセプトがあります。

簡単に言うと、サーファーが永遠の夏を追いかけて北半球と南半球を旅するドキュメンタリー映画ですが、これをモチーフにして淡いラブロマンスを描いたのがこの作品です。

この作品を書いたのは、私のふたりの息子たちが小学校の低学年と幼稚園に通っていた頃で、夏は女房の仲の良い友人のご家族と家族ぐるみで千葉の成東海岸に行きました。

作品の舞台となっているのは千葉の成東海岸です。相手のご家族は私の息子たちとほぼ同じ歳のふたりの娘さんがあり、この子たちが高校生になってこの海岸で出逢ったらどんなロマンスが生まれるだろうかなどと想像しながら書き綴ったのがこの作品です。

■夏少女2のあらすじ

拓海とエリーは大学の合格発表で偶然再会する。彼女は好奇心から彼のアパート探しに付き合うことになり、その後、彼は彼女の買い物に付き合うことになる。彼女は合格の開放感から二人でお祝いをしようと言い出す。

拓海は新居に引越し、エリーは彼の仲間たちと引越しを手伝い、引越しと合格祝いを兼ねた宴会が開かれる。新入生としての生活が始まり、二人は彼の新居で一緒に過ごすことが多くなる。エリーの父親は彼女の生活の乱れを理由に二人を引き離そうとする。

夏少女シリーズも3作目となりました。私自身、この作品にはデビュー作としての思い入れがあります。次回作「夏少女3」は、まぐまぐ!から5月20日に発行予定です。お楽しみに!

2006年05月10日

"Yahoo! JAPANのディレクトリに登録されました"

Yahoo! JAPANのディレクトリに登録されました。

やっと、スタート地点に立てました。これからが正念場だと思って、身を引き締めて精進していこうと考えています。

ご協力をいただいたブレーンの皆様に厚くお礼申し上げます。今後ともご指導・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

Yahoo! JAPAN

2006年05月13日

"懐古主義?アイデンティティー?"

大学生だった頃、衝動買いをした『なんとなく、クリスタル』(1981年 田中康夫・著 河出書房新社)を久しぶりに読み返しました。

本文は斜め読みで1時間かからずに読み終えましたが、懐かしく感じたのは著者と同じ時代を経験した同年代としての観点から、文末にある NOTES での記載でした。一部を抜粋します。

●FEN Far East Network の略。英語がわからない人には、よいバックグラウンド・ミュージックになります。英語のジョークが理解できる人は、より一層楽しめます。

●バークレー 原宿にあるトラッド・ショップ。男物と女物両方を扱っておりますので、ペア・ルックで自己顕示をなさりたいという、お付き合い始めのカップルの方々にお薦めの店。お値段もお手頃ですから、普段着にどうぞ。

●ミハマ 横浜は元町にあるくつ屋さん。カッター・シューズと呼ばれるカカトがペッチャンコな“ペチャぐつ”によって、今や、全国津々浦々のJ・Jガール志望の少女に熱烈人気。

●ディスコ・パーティー “今日こそは!”と期待に胸をはずませて、男の子も女の子もやって来るのですが、なかなか相手が見つからず、“どうしよう、どうしよう”と思ううちに、早くも二時間のパーティーは終了。終了後も、男の子や女の子のグループがディスコの外で、いつまでもウジウジと立っているパーティー。

●クール&ザ・ギャング ベテランの黒人ソウル・グループ。

●キサナドゥ 六本木三丁目にある若者向きのディスコ。フライデーと同じ系列で、二十歳前後のJ・J少女、ポパイ少年に人気があります。入場料が安く、その上、客の回転率がきわめて悪いことから、人気のほどには収益が上がっていないという、業界関係者のご発言もあります。

●ファラ・フォーセット 米国の女優。長い髪と青いアイ・シャドーが女子大生に人気の理由です。

●「ウイ・アー・オール・アローン」 We Are All Alone スタンダード・ナンバーになりつつあります。邦題は「二人だけ」。「みんな一人ぼっち」という邦題でカバー・バージョンをリタ・クーリッヂが出しましたが、これは歌詞の内容からいって誤訳。by ourselves を付ければ「みんな一人ぼっち」という意味になります。

●ボート・ハウス 渋谷三丁目にある、異常人気のトラッド・ショップ。人が多すぎて、アーア。品物も、美的感覚ゼロの山積みでアーア。

●ユーミン 歩六分洋966DK8東南角眺陽秀十階建七階築二年冷暖付閑静環秀即入可といったイメージがありそうだと思いませんか?

"Read more" 2006年05月17日

"カクテル&ドリームス"

久しぶりに1988年のアメリカ映画『カクテル』を鑑賞しました。この映画の原作は、私のかつての愛読書「すべての男は消耗品であるVol.2」で紹介されています。以下、抜粋。

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「・・・・・・ベトナムから十年。意味がすべて消え去り、伝統という逃げ場もないアメリカの都市では刺激だけが生きもののように残っている。人はなぜ毒あるものに群がるのか?あらゆる救済を拒否して世紀末へと向かう人間達を、ヘンリー・ミラーをしのぐ文体で描きつくしたヘイウッド・グールドの歴史的名作・・・・・・」

ウーン、どうも今ひとつだな。

ブライアンというバーテンダーの、ニューヨークの酒場を中心とした「地獄巡り」の話である。

地獄巡りを終えた若者は救済されるのが普通だが、『カクテル』はそれほどシンプルではない。

何よりも、今のアメリカの姿がある。

疲れきっているように見えるが、それは疲れるほど正直に欲望を充たそうとしているからだ。

病んでいる、と言うのは簡単だが、それだけ欲望に忠実なのである。

ああ、グダグダ言うのがイヤになってきた。

オレはこの小説が好きだ。誰が監督か知らないが、これほどの小説を良い映画にするのは簡単じゃない。

『トップガン』のトム・クルーズで、見当はつく。

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因みに監督はロジャー・ドナルドソン。ニューヨークで一旗上げようとする野望と上昇志向を持った主人公ブライアン・フラナガン役をトム・クルーズが、相棒でありブライアンの師を自負するバーテンダー、ダグラス・コグラン役をブライアン・ブラウンが演じています。

映画では、気位の高いアッパー・イーストサイドの一流ヤッピーたちを相手にバーテンダーとしてスターを目指すブライアンをトム・クルーズが好演しています。

「決め手は女だ。イキが良いバーテン目当てに女が群がる。女が来れば男が集まる。女を制す者は金をも制す」

ダグラスの台詞が印象に残りました。

2006年05月21日

"アウトブレイク"

何気に ダスティン・ホフマン の映画が見たくなり、深夜に見てしまいました。

【ご参考までに】

■エボラとマールブルグ Ebora and Marburg

エボラとマールブルグは、ハリウッドで大金を稼げそうな異国的な二つのフィロウィルスである。きまって致死率が高く(エボラで90%近く、マールブルグで25%)、アフリカ奥地の非衛生的環境にひそんでいて、グロテスクな症状をひき起こす―一言でいえば、ハリウッドの超大作の要素をすべて備えているのである。すでにこの二つが引き金になって、病気というよりはメロドラマのような現象が発生した。発端となった二つの有名な事件では、輸入された実験用のサルがこの微生物を豊かな白人世界にもち込んだのである。

―『ウィルスたちの秘められた生活 A Field Guide to Germs』

著者・ウェイン・ビドル Wayne Biddle 訳者・春日倫子 平成8年 �滑p川書店

■そのウィルスは人間の眼球を好むという

エボラ・ザイールは、人間の肉体の、骨格筋と骨を除くすべての臓器と組織を攻撃する。それは完璧な寄生体と言っていいだろう。なぜなら、それは人間の肉体のあらゆる器官を、どろどろに消化された粘液状のウィルス粒子の巣に変えてしまうからである。エボラの内部にある七つの謎の蛋白質は、共に協力し合って分子の“ジョーズ”のごとき仮借ないマシーンとして働き、人間の肉体を食い尽くしていくのだ。

―『ホット・ゾーン〔上巻〕 The Hot Zone』

著者・リチャード・プレストン Richerd Preston 訳者・高見浩 平成6年 �株�鳥新社

"Read more" 2006年05月24日

"バカンスはいつもレイン・・・"

晴耕雨音?というわけで久しぶりに洋楽鑑賞を楽しみました。オススメの3曲です。

まずは『天使のささやき/スリー・ディグリーズ』からのセレクトです。
日本語でも歌われたこの曲は、言うまでもなく、スリー・ディグリーズの名を決定づけた記念すべきナンバー。そもそもはフィラデルフィア・インターナショナルでのデビュー・アルバム『THE THREEDEGREES/荒野のならず者』の中に収められていたものですが、1974年の第3回東京音楽祭で金賞を獲得したのをきっかけに大ヒットしました。

WHEN WILL I SEE YOU AGAIN

Precious moments

When will I see you again?
When will we share precious moments?
Will I have to wait forever?
Or will I have to suffer and cry the whole night through?

When will I see you again?
When will our hearts beat together?
Are we in love or just friends?
Is this my beginning or is this the end?

When will I see you again?
(When will I see you again?)
When will I see you again?

(instrumental break)

Precious moments

Are we in love or just friends?
Is this my beginning or is this the end?

When will I see you again?
(When will I see you again?)
When will I see you again?
(When will I see you again?)
When will I see you again?
(When will I see you again?)
When will I see you again?

次は「Saturday Night Fever/Bee Gees 」からのセレクトです。
ご存知の1970年代後半のディスコミュージック!"How Deep Is Your Love"の方が知名度が高いかと思われますが、私はこの曲が一番好きです。
なお、Bee Geesですが、末弟のAndy Gibbが亡くなったあと、Robin Gibbも亡くなり、今は、BarryとMauriceの二人だけとなりましたが、どうしているのでしょうか?
そういえば、先日スカパーのチャンネルでBee Geesのライヴをやってましたね。

MORE THAN A WOMAN

Girl, I've known you very well
I've seen you growin' ev'ry day
I never really looked before
But now you take my breath away
Suddenly you're in my life
Part of ev'ry thing I do
You got me working day and night
Just tryin' to keep a hold on you

Here in your arms I found my paradise
My only chance for happiness
And if I lose you now, I think I would die
Oh, say you'll always be my baby
We can make it shine
We can take forever just a minute at a time

*More that a woman
More that a woman to me babay
More than a woman
More than a woman to me
More than a woman

There are stories old and true
Of people so in love like you and me
And I can see myself, let history repeat itself
Reflecting how I feel for you
Thinkin' 'bout those people then
I know that in a thousand years
I'd fall in love with you again

This is the only way that we should fly
This is the only way to go
And if I lose your love, I know I would die
Oh, say you'll always be my baby
We can make it shine
We can take forever just a minute at a time

(Repeat *)

最後は「KYLIE/KYLIE MINOGUE 」からのセレクトです。
1988年、KYLIEの「LOCKY LOVE」は6週間イギリスのヒット・チャートを突っ走っていたそうですが、私はこの曲が一番好きです。アルバムには次のようなコピーが書かれていました。

はじけるようなダンス・ビート
とびっきりのポップ・ソング
思いっきりハッピーなカイリーの歌声。
ヒットは、単なるラッキーじゃなかった
ことを確信させる、これは'80年代最大の
ゴージャスなポップ・アルバムだ。

GOT TO BE CERTAIN

Why can't we be together
I keep saying won't you wait a while
What's all the hurry
I thought we had forever
I just need time 'til I can make up my mind

I'm not asking for
A love to last forever
I don't expect to get a guarantee
It's just that I believe
Lovers should stick together
I'm only saying
Won't you wait for me

I've got to be
Got to be certain
I've got to be so sure
I've had my share of hearts broken
And I don't wanna take that any more

I've got some friends who say
Boys are all the same
They're only looking out for just one thing
I'm only hoping that
You won't turn out like that
I need some time 'til I can make up my mind

Been hurt in love before
But I still come back for more
I was such a fool
I couldn't stop myself
If you believe in me
If you want our love to be
I know you'll wait for me, oh, oh, oh, oh

I've got to be
Got to be certain
I've got to be so sure
I've had my share of hearts broken
And I don't wanna take that any more

菜種梅雨が本番の梅雨になってしまったのですかね?
早くうっとおしい雨が止んで、眩しい陽光が待ち遠しい今日この頃です。

"Read more" 2006年05月28日

"サッカーW杯強化試合@ドイツ戦〜『ブラック・レイン』"

早朝から息子たちとテレビ観戦しました。結局、2−2で引き分けましたが、イメージ・トレーニングを主体としたメンタル・トレーニングの成果が出たいい試合だったと思いました。 日本の実力をワールドワイドに示すことができる最高の舞台で、日本代表が次はどんな劇的なドラマを見せてくれるのか楽しみです。

ワールドワイドという観点で、日本を描いたアメリカ映画を思い出しました。

『ブラック・レイン』(1989年アメリカ映画)です。注目すべきは、監督が『エイリアン』のリドリー・スコット、キャスティングがマイケル・ダグラス、アンディー・ガルシア、ケイト・キャプショー、高倉健、故・松田優作、故・若山富三郎、という豪華な顔ぶれ。

原爆によってもたらされた黒い雨『ブラック・レイン』というタイトルは、アメリカの日本に対する求愛なのでしょうか。衝撃的なのは、極道・佐藤を演じる松田優作の鬼気迫る処刑シーンです。「首を切り落とす」という設定では、『エイリアン3』のデビット・フィンチャー監督作品『セブン』を思わず連想してしまいました。

いずれにせよ、アメリカと日本の価値観や人生観といったイデオロギーを越えたヒューマンドラマと言えると考えます。

"Read more" 2006年05月31日

"ウォール街"

ライブドア事件やら、村上ファンド事件やらで物議を醸しているご時世でもあり、懐かしい洋画を久しぶりに鑑賞しました。

『ウォール街』(1987年アメリカ映画)。監督はオリバー・ストーン、度胸と冴えた頭脳で巨万の富を摑み、アメリカン・ドリームをわが物にした相場師ゴードン・ゲッコー役はマイケル・ダグラス、ゴードン・ゲッコーに食らいつき、追い越そうとする若き証券マン、バド・フォックス役はチャーリー・シーンが演じています。マネー戦争の最前線ウォール街を裸にし、社会問題化した“インサイダー取引”と“乗っ取り”の実相をスリリングに描き出しています。

映画『ウォール街』を小説化した同名の『ウォール街』(1988年 著者・ケネス・リッパー 訳者・芝山幹郎 �兜カ藝春秋)の中、芝山幹郎氏によるあとがきにたいへん参考になる記述があったので抜粋します。

<アービトラージャー>・・・・・・買収されると見込みをつけた企業の株を買い、その値上がり益を狙うサヤ取り業者。

<インサイダー取引>・・・・・・地位や職業を利用して内部情報を取り、それによって利益を上げようとすること。パドもゴードンも、当然、これをおこなっているわけである。一年ほど前のビジネスウィーク誌が「日本の株式市場は、全部インサイダー取引である」と皮肉った記事を載せたこともあった。

<SEC>・・・・・・証券取引委員会、1934年に生まれた投資家保護のための機関。

<オプション取引>・・・・・・「いついつまでに、いくらでその株を買う(売る)」という権利を、小額のオプション料を払って売買すること。

<グリーンメール>・・・・・・ブラックメイル(恐喝)の黒を、ドル札の色である緑に置き換えた言葉。狙いをつけた企業の株を市場で買い集め、値上がりしたところで、その企業に買い戻しを迫る。買収されたくない企業は、当然、その高値での買い戻しに応じるというわけだ。

<クラウン・ジュエル>・・・・・・買収されようとしている企業のもっとも魅力的な資産や事業部門。ディフェンスにまわった場合は、それをいちはやく売却して魅力をそごうとすることもある。

<ゴールデン・パラシュート>・・・・・・買収された企業の経営者が、多額の退職金とともに会社から脱出すること。買収されそうな企業がこの条項を会社の約款に加え、意図的に自社の魅力をそぐ戦法として用いることもある。

<ジャンク・ポンド>・・・・・・くず債権。債権発行の際には、S&Pやムーディーズといった格付け会社によるAAAとかAとかBBとかいったランクがつけられる。一般に、ランクが高ければ利回りは低く、BB以下のランクだと利回りは高くなることが多い。こうしたリスクも高いが利回りも高い債権のことをジャンク・ポンドと総称する。買収資金を短期間に調達するにはうってつけの方法。ドレクセル・バーナム・ランベール社はこの発行で一時代を画したといわれるが、彼らは“ジャンク”の呼び名を嫌い、ハイ・イールド・ボンド(高利回り債権)と通称した。

<スコーチト・アース・ディフェンス>・・・・・・主な資産や好業績部門を先に売り払い、会社をまったく魅力のないまる裸にして、買収する側のやる気を奪う戦術。焦土戦術。

<テンダー・オファー>・・・・・・株式の公開買い付け。SECに買収会社と意図を届け出て、市場を経ずに株式を株主から取得する。支払いに現金を使う場合と、株式を使う場合とがある。

<バックマン・ディフェンス>・・・・・・買収されかかっている会社が、逆に相手の会社に買収をかけること。

"Read more" 2006年06月04日

"感情失禁したコメント"

W杯まであと5日・・・。マルタ戦のコメントを求められた中田英寿選手(ボルトン)が、「収穫は無かっ た」「走らなければ得点できない」「気持ちの問題だ」とコメントし、さらに「1本(シュートを)打って入らなければ、100本打つしかないでしょう」とコメントしていました。

これはサッカーの世界に限ったことではありません。文学の世界では、芥川賞について、故・開高健氏が次のようにコメントしています。以下、抜粋。

芥川賞は新人の登竜門でもあるし、私は新人に問う資格は“一言半句”だと思っている。作品の中に、どこか鮮烈な一言半句があれば、それで私は票を入れる。その一言半句を書くために数万語、数十万語、数百万語を書かなければならないものだろうと思う。

2006年06月07日

"FIFA W杯・F組@オーストラリア戦〜雑感"

家族でテレビ観戦しました。

日本は1−3で敗退する結果となってしまいました。『世界の壁』を痛感しました。 前半は1−0で折り返し、精神的には優位に立っていたはずが、後半で3点を奪われ、力の差を見せつけられました。

この試合で特筆するのは、前半のGK川口のスーパーセーブに尽きると感じました。 印象的だったのは、相手FWビドゥカの強烈なシュートをよく反応して防いだことでした。川口のスーパーセーブが無かったら、点差はもっと開いていたと思います。

後半の日本は何回か得点のチャンスはあったものの、毎回指摘されている決定力に欠け、攻撃をシュートで終わることすらできなかった。攻めのヴァリエイションに不安が残る結果となってしまったと思います。

一サッカーファンとして、残るF組の2戦、クロアチア戦とブラジル戦に悔いが残らないように戦って欲しいと感じています。

2006年06月13日

"夏少女コンテスト 2006 開催のお知らせ"

儲かる稲妻ライティング塾では、メールマガジン「Fantasy_since_1959 WebSpace」にて、今夏も恒例の「夏少女コンテスト」を開催します。

「夏少女」にふさわしいと思われる10代後半から20代前半の女性のご推薦をお願いいたします。受付期間は2006年6月20日から7月10日までとさせていただきます。

●儲かる稲妻ライティング塾 〒338-0832 さいたま市桜区西堀2-7-14-506

担当:麗澤檸檬 ご連絡はこちらまで

2006年06月14日

"墓碑銘"

ばらよ、おお、きよらかな矛盾よ、

あまたの瞼のしたで、だれの眠りでもないという

よろこびよ。

"Read more" 2006年06月18日

"FIFA W杯・F組@クロアチア戦〜雑感"

激戦の末、0−0のドローとなりました。

印象に残ったのは、試合の全般に亘って両チームのGKのファインセーブが際立っていたこと。特に前半のクロアチアのPKを川口がよく止めたと思います。

両チーム共、DFがよく機能して失点のリスクをクリヤーしていましたが、後半は集中が途切れがちになり、あわやゴールかと思われる場面も多々あったように思われました。

FWは両チーム共、MFがチャンスを作っても、イージーなミスからゴールに結びつかなかったり、タイミングが合わなかったりで、素人目から見ても難しいものだと感じました。

日本はゴールには至りませんでしたが、惜しいミドルシュートも何本かあり、シュート数では遜色が無かったと感じました。

残るブラジル戦は、過去ドローにしている試合もあったのですから、気負わずリラックスしてサポーターを楽しませて欲しいと思います。

2006年06月19日

"エンド・オブ・デイズ"

午前中は、某文学賞応募のための原稿を整理・編集しました。一定期間の自作を整理・編集することは、その執筆の時々の記憶や苦労を思い出し感無量でした。

昼食後、疲労のため2時間程度の仮眠。

夕方より録画して見忘れていた『エンド・オブ・デイズ』(1999年・アメリカ)を鑑賞しました。ピーター・ハイアムズ監督、アーノルド・シュワルツェネッガー、ガブリエル・バーン主演作品です。

世紀末を舞台として、神と悪魔の決戦を描く若干のオカルト、ホラーテイストを帯びた作品ですが、この手の映画は記憶しているだけでも『エクソシスト』『オーメン』などが挙げられます。

本作はアクションシーンなど見応えのある好作品でしたが、ラストシーンで登場する「サタン(悪魔)」が、結局は日本を含めたアジア系の怪獣映画のような、よくあるパターンとなってしまい、ここまで見てきた視聴者をがっかりさせる結末となってしまっていると感じました。視覚的な「サタン(悪魔)」のリアリティーは認めますが・・・。

"Read more" 2006年06月21日

"FIFA W杯・F組@ブラジル戦〜雑感"

午前4時のキックオフから観戦しました。

結果は1−4で破れましたが、前半のFW玉田の先制点は素晴らしかった。失点の無かった王者・ブラジルからもぎ取ったこの1点の価値は大きかったと感じました。

前半のロスタイム、ブラジルの連携プレーよりFWロナウドから得点され、同点となり、これで試合の流れが変わったと感じました。

後半、ブラジルは王者の貫禄を見せ始め、縦横無尽にピッチを走り、3点もの追加点を上げました。

精神的なダメージの中、日本代表は精一杯全員で守り、全員で攻め、よく戦ったと感じました。

今後に課題は山積していると感じましたが、一サッカーファンとしては、この悔しさをバネにして、4年後につなげて欲しいと感じています。

2006年06月23日

"感情失禁した音楽■木星(ホルスト:組曲《惑星》から)"

平原綾香のヒットによって一躍、注目を集めているホルストの名曲“Jupiter”こと、《木星》の4種類のヴァリエーションを試聴しました。

個人的にランクをつけるとすれば、

1. 木星(ホルスト / arr.小西龍也:組曲《惑星》から) :青木凱征(2等海佐)指揮、海上自衛隊東京音楽隊

2.ジュピターの主題(ホルスト arr.ラスカー:組曲《惑星》から) : 近藤嘉宏(ピアノ)

3.木星(ホルスト:組曲《惑星》から) : ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

4.ワールド・イン・ユニオン(ホルスト arr.スカーベック) : ブリン・ターフェル&シャーリー・バッシー

の順となります。

中学生の頃、吹奏楽部で演奏した思い出がこみ上げてきて、思わず涙がこぼれました。

"Read more" 2006年06月28日

"次回作「エトランゼ 3」について"

次回作「エトランゼ 3」について、雑感を書こうと考えました。

拙作「エトランゼ」のヒントとなったのは、愛について語るときに我々の語ること(レイモンド・カーヴァー・著、村上春樹・訳、1990年・中央公論社)に収録されている「何もかもが彼にくっついていた」という短編です。

父親が年頃の娘に、彼女がまだ赤ちゃんだった頃の昔話を語って聞かせるというシチュエイションで、これを全く別の観点から書いてみようと思いたちました。どれだけ想像力を働かせることができるか、どれだけ鋭い感性を持って書き上げることができるかをターゲットに試行錯誤をした結果、「エトランゼ」は生まれました。

「エトランゼ」、「エトランゼ2」は娘・彩の恋愛をテーマにしてきましたが、次回作「エトランゼ 3」は、主人公「わたし」の自由奔放で孤高な作家生活に照準を合わせて書き込んでみようと考えております。愛について語るときに・・・に収録されている「菓子袋」のように・・・。

 

次回作「エトランゼ 3」をお楽しみに!

"Read more" 2006年07月02日

"「6デイズ/7ナイツ」&「ハンニバル」"

「エトランゼ3」を執筆するにあたって、久しぶりに鑑賞しました。

■「6デイズ/7ナイツ」 (1998年アメリカ アイバン・ライトマン監督)

タヒチに近い絶海の孤島を舞台として、大人の恋を描いたコミカル・タッチのラブ・ストーリーです。 「若い女性と歳の離れた熟年の男性の恋愛」という視点で参考になりました。 若い女性・ロビンはアン・ベッシュが熟年の男性・クインはハリソン・フォードが演じています。

■「ハンニバル」 (2002年アメリカ リドリー・スコット監督)

カニバリズムとは無関係に、連続猟奇殺人事件の犯人、ハンニバル・レクター博士と博士を追うFBI特別捜査官、クラリス・スターリングの精神的な交流に注目して見ました。 これも形を変えた「若い女性と歳の離れた熟年の男性の恋愛(?)」という視点で参考になりました。 クラリス・スターリングはジュリアン・ムーアがハンニバル・レクターはアンソニー・ホプキンスが演じています。

"Read more" 2006年07月12日

"感情失禁した音楽Vol.2■愛のコリーダ"

リフレインが頭から離れません(苦笑。

一時期、テレビのCMで流れていましたが、某FM放送で耳にしてから、リフレインが頭から離れません。

経験から申し上げて、直感的にこういう音楽を自分は求めているのだと感じています。

"Read more" 2006年07月13日

"Lucky Summer Lady Vol.2"

6月20日より、開催しておりました「夏少女コンテスト 2006」の優勝者が決定しました。

多数のご応募をいただきありがとうございました。

夏少女コンテスト 2006 結果発表

2006年07月19日

"吹いていく風のバラッド"

400字詰の原稿用紙、というものがあります。

この原稿用紙で、みじかくて3枚、多くて20枚足らずのスペースにおさめた興味深く美しいシーンを、無作為に連続させてできたのが、この本です。

文庫本による、楽しいゲームのひとつです。

―『吹いていく風のバラッド』 片岡義男・著 1981年 �滑p川書店

"Read more" 2006年07月23日

"真夏の情景Vol.1"

「最近、何かいいことありましたか?」

午後の仕事場で彼女は何気なく言った。

俺は少し考えて、仕事を続けながら 「こうして、元気に働いていられることくらいかな・・・」 と独り言のように応えた。

彼女は小さなため息をした。

「私はいいことは何もないの・・・」

「君を見ていると、毎日、いいことずくめのような気がするんだが・・・」

「とんでもない!」

何人かの仕事の打ち合わせで、俺たちの会話は中断せざるをえなくなった。

しばらくして、また俺たちはふたりに戻り、俺は会話の続きを何気なく切り出した。

「いいことがあったよ」

「何?」

「長男の身長が160センチを越えた」

「うんうん、男は身長も大事だものね」

彼女は少し考えてから 「あなた自身のいいことはないの?」 と聞いた。

「いいことねぇ〜・・・」

「考え込むところをみると無さそうね」

「何もなく、平凡に生きていけるのが、いいことなんじゃないのかな」

今年も梅雨が明け、蝉が鳴き、いくつかの思い出を残して夏から秋へと向かっていくのだろう。

彼女は間違いなく、今、夏を生きている。

俺は季節に例えたらどの季節を生きているのだろうか・・・。

2006年07月24日

"真夏の情景Vol.2"

今日も外は蒸している。

午前11時30分過ぎ。社員食堂。

俺はトレイにいつもながらの感動の無いメニューを乗せ、定席へと向かった。

4人掛けの30テーブルはある社員食堂の五分の一くらいが埋まっている。 皆、談笑しながら昼食をとっている。

飯を食べ始めると、仕事で同じチームの彼女が俺の前に座った。

「お疲れ様です」

俺は無言でいささか無愛想に頷いた。

「今度の飲み会は出ないのね?」 彼女はいきなり切り出した。

「うん」 俺は鮭のフライを口に頬張りながら応えた。

「なぜ?」 彼女は端整な姿勢でゆっくり食べ始めた。

「用事があるのさ」

「どんな用事?」

俺は味噌汁を飲み、お新香を食べるとお茶を飲んだ。

「偶然なんだが、友人の出版パーティーがあるのさ」

「前に話していたモデルの人の?」

「よく覚えているなあ・・・」 俺は苦笑した。

「女房には内緒なんだが・・・」

「奥さんには言わないんだ」 彼女は咎めるように言った。

「今度埋め合わせをするよ」

チームの男女がそれぞれ席に加わった。

「ご馳走様」 俺はふたりと入れ違いに席を立った。

手にしたトレイを所定の場所に片付け、窓から外を見ると雨が降り出したようだ。 彼女は何気なさそうに俺を見ていた。

今年も梅雨が明け、蝉が鳴き、いくつかの思い出を残して夏から秋へと向かっていくのだろう。

彼女は間違いなく、今、夏を生きている。

俺は季節に例えたらどの季節を生きているのだろうか・・・。

2006年07月25日

"真夏の情景Vol.3"

今日は休日。

早朝より書斎でパソコンに向かう。

今朝はホットコーヒーはやめにして、アイスコーヒーにした。ブラックで飲むとモカ独特の酸味が効いて、つい煙草がすすんでしまう。

メールソフトを開くと、昨夜から午前6時にかけて、既に50通余りのメールが入っていた。

ひとつ、ひとつ、チェックしていくと、彼女からのメールが入っていた。 送信は午前3時頃であるのが判る。

「眠れずにメールしちゃった!今度、いつ逢えるか、電話して!」

やれやれ、電話なんかできるわけがないだろう・・・。 知っているくせにメールしてくるのだ。

午前7時、朝食。俺の休日の朝食は、夏でも熱いきつねうどんに決まっている。

手前味噌になるが、このマンションの5階からの眺望は素晴らしい。 曇ってはいるが、空は明るく、雨が降りそうな気配は無い。

午前9時。家族が外出。一人となる。

午前中、溜まっていた仕事をこなし、区切りの付いたところで缶ビールを飲む。 梅雨の晴れ間なのか、昼頃より日差しが強くなり、気温が急速に上がってくるのが感じられる。

缶ビールを飲みながら、昼食を作る。食材は女房が大量に買い込んで、冷蔵庫に入れてあるものを使う。

バターをひいて熱したフライパンにガーリックを少量入れ、みじん切りにした玉葱を加え、飴色になるまで炒める。

次に挽き肉を適量加えてさらに炒め、塩胡椒で下味を付け、冷ごはんを入れてほぐしながら炒めたものにカレー粉を入れて、さらに炒めればドライカレーの完成だ。

ここまでで、缶ビールは3本目となっていた。

昼食を済ませ、エアコンの効いたリビングのソファーで昼寝。 予想以上に強い日差しに魘されて、1時間も寝ないうちに目が覚めてしまった。

午後の早い時間から、家族がそれぞれ帰宅。 多めに作っておいたドライカレーは皆で完食となった。

夕方までの曖昧な時間は、録溜めて鑑賞していなかった洋画を観る。

午後5時。久しぶりに好天となった今日は、美しい黄昏がやってきた。 俺はベランダに出ると、黄昏の眺望を楽しんだ。

暫くすると、人の気配がした。振り向くと女房が微笑んでいた。 俺たちは黙ってふたりで黄昏していく街を見た。

2006年07月26日

"『モテる男の極意■36の戯言』 執筆にあたって"

『モテる男の極意■36の戯言』 の読者各位

『モテる男の極意■36の戯言』を登録、購読していただきありがとうございます。

稲妻ライティング塾の野澤です。

今月の不定期発行は中止とします。

元気が出る

ひからびた下半身の男に心休まる世界観を説かれるよりも、尖がったオッパイの女の子が足をあげて微笑む方が、はるかに元気が出るのである

―すべての男は消耗品である。

"Read more" 2006年07月27日

"真夏の情景Vol.4"

日曜日。午前7時半。俺は息子(小5)のサッカー大会観戦に赴いた。 天候は曇り。梅雨明けも間近い。

キックオフは午前9時半なのだが、息子のチームがホストなので、チームの父兄は会場の設営などの準備に招集されるというわけだ。曇ってはいても蒸し暑い7月も末のグラウンドで、サッカーチームの父兄は皆黙々と準備に取り掛かっている。「親馬鹿」と言ってしまえば、それまでなのだが、早い子では幼稚園からサッカーを始めるこの地区で、サッカー熱は尋常ではない。

この大会では近隣の小学校が14校エントリーしている。大会はこの週末、土日の二日間で開催され、息子のチームは昨日、既に2連勝を果たしていた。今日の3試合を全勝すれば優勝となる。 他校のチームが続々と入場して来た。父兄、関係者などでグラウンドが混み始めた。ギャラリーだけでもたいへんな数だ。

最初の試合は午前9時半にキックオフされた。息子のポジションはMFである。彼の持ち味はキープ力とミドルシュートだが、前半では本領が発揮されないまま0-0で15分のハーフが終了した。後半戦でやっとチームのFWが1点を先制すると、波に乗り始め、2点目の追加点はその後すぐに入った。終了間近にゴール前の混戦となり、敵のオウンゴールで3点目を追加、3-0で勝った。

2試合目は午前10時50分にキックオフ。相手は昨年の覇者で強豪チームだ。今年の春先には、ある大会で0-1で負けている。リベンジ戦だ。この試合に勝てば、優勝が見えてくる。前半戦は均衡が破れず、0-0で終了。息子は同じポジションに敵の主将がいて、彼のラフなプレーに息子が熱くなっているのが分かる。後半戦に入り、俺は「このままだと同点かもしれないね」とチームの監督と話していた。試合が動いたのはそのすぐ後だった。特に感興も無い相手のスルーパスからゴール前の混戦となり、味方のDFが必死に防いだが、あっという間に1点を取られた。リベンジ成らず。この試合は0-1で負けた。実力はほとんど互角だっただけに悔しい失点だった。

3試合目は午後12時10分にキックオフ。雲が急速に流れて行き、快晴となった。おそらく梅雨明けだと思わせる強烈な日差しの下で、11歳そこそこの子供たちが必死に白球を追っている。子供たちに疲労の色が見え始めた。俺は思わず目頭が熱くなった。前半は様子見で0-0で終了。後半戦でチームのモチベーションが上がった。従来の動きが戻ってきた。 チームのMFが先制点を上げると、怒涛の勢いでFWが2点目を追加し、2-0で勝った。

5戦4勝1敗。最終結果で息子のチームは準優勝となった。汗にまみれ、泥だらけとなり、真っ黒に日焼けした彼は、俺を見ると笑った。真っ青な空にぱっと拡がる笑顔だった。俺も笑い返した。 息子よ、俺はお前を誇りに思う。 彼はまだ夏の入り口に立っているのだ。

2006年07月31日

"真夏の情景Vol.5"

この歳で一目惚れをするとは思わなかった。 俺は彼女を見た途端に恋に落ちた。

とは言え、俺も一応分別はあると自負しているので、そんな態度は微塵も見せなかったと断言できる。 彼女は女子大生で、夏休みを利用した職場の実習生だった。

俺の職場は性格上、美人が多い。そんな中で仕事をするには、女性を女性として意識しないようにしないと仕事が回らない。いちいち惚れていたのでは、敏感な彼女たちとの関係がぎこちなくなってしまうからだ。

初めて彼女を上司から実習生として紹介され、彼女は俺の職場で体験実習をすることになった。俺は彼女の実習担当として、真夏の二日間、マン・ツー・マンでOJTをすることになった。彼女は仕事をよく理解し、うまく立ち回った。直感と洞察力が鋭いのだ。

一日目の午前中の体験実習を終えて、俺は彼女と社員食堂で昼食を取った。

「疲れましたか?」 俺は飯を食べながら聞いた。

「少し・・・、でも、大丈夫です」 彼女は朗らかに応えた。

「午後からはもっとハードになるから、がんばってね」

「はい!」 小気味が良いほど、元気がいいのだ。

二日間の実習は、あっという間に終わった。 彼女には実習の最後にレポート提出の課題が残っていた。レポートを俺に提出して、俺が許可をしたら帰宅できるのだ。

業務が終了し、閑散としたデスクで彼女はレポートを熱心に書き、小一時間で俺に持って来た。 俺は一通り目を通し、このレポートなら問題ないな、と思った。

指示を待っている彼女に俺は言った。 「二日間、お疲れ様でした。よくできたレポートだった。この体験を活かして、就職活動にもがんばってください」

「ありがとうございました」 彼女は丁寧に挨拶し、更衣室に去って行った。

その時、クリップで留めてあるレポートの最後に、留めていない一枚があるのに気が付いた。 そこには親密なコメントと、彼女の携帯電話の番号が書かれていた。

俺はいささか動転し、その後苦笑した。 真夏の恋は打ち上げ花火のようなものだ。 俺はその一枚をもう一度読み、ゆっくり歩いて行き、オフィスのシュレッダーにかけた。

2006年08月03日

"お金と時間をかけないで、ほったらかしで集客できた方法!"

業界の知り合いの方から、無料レポートをご紹介いただきました。『お金と時間をかけないで、ほったらかしで集客できた方法!』と題したレポートで、拝読させていただき、これはサイトでご披露するのもいいかもしれないと考え、ご了解を得たうえで公開することにしました。以下、抜粋します。

この半年間、「売れる商材の探し方」、「売れるセールスレターの書き方」「売れる宣伝方法」をずっと勉強してきて、やっとの思いでサイトを作り、3月末から宣伝を開始しました。

情報起業で成功する方法のマニュアルとおりにやってみました。

まず、メールマガジンの発行をすることから始めました。

1週間たっても何の連絡もこなかったので、審査が通らなかったのかなと思い、もう一度申請しました。

4日後、メルマガの予約状況をみてみると、予約が取り消されていたのです。 「メルマガは何度も申請すると、内容が良ければそのうちOKがでるよ」と聞いていたものですから、3度目の正直と思い、再申請を。

またまた審査が通らず、結局6度の申請が全てダメで、まる1ヶ月の時間をムダにしてしまいました。

そこで、私がこの後、試みた宣伝です。情けないほどの惨敗ぶりです・・・

●メルマガの相互紹介が効果的とありましたが、自分で発行していないのでダメでした。

●検索エンジン対策をやってみましたが、かなりチンプンカンプンでムリでした。(自分でホームページを作成できないレベルなので)

●相互リンクの依頼に関しては、先方のサイトにあるたくさんのリンクの中の1つとして、自分のリンクを貼ってもらう場合には、検索エンジン対策でやるならいいが、その先方のサイトへの訪問者の0,01%くらいしか自分のサイトに流れてこないという事実を「アクセルエイト」というプロのアフィリエイトサイトのコンサルタントに教えていただいたので止めておきました。 (先方のサイトの訪問者が1日10,000人だとしたら、そのサイトから流れてくるアクセス数は1人という割合だそうです)

●アフィリエイトをやろうとしましたが、効果的だというA8ネットというのが、30万円ほどかかるのであきらめました。

※何よりもお金をかけないで、すぐに結果を出したかったのです。 (ハッキリ言って、かなりなめてました・・・)

●そこで、ブログを活用しました。 3週間ほど一日5回ずつ更新し、ネタも考え続け・・・ ここから、一日300アクセスほどいくようになりました。

●あと、掲示板の書き込みも1日100箇所くらい書き込みし、この方法で1日100アクセスくらいいくようになりました。

でも、ものすごく忙しくて、情報起業というより、パートの作業員という状態でした。

「自分がやりたかったのは、こんなビジネスじゃない!」

と初心に帰り、一度やった仕事で、あとはほったらかしておいても収入が発生し続けるようなビジネスをしたかったのです。

パソコン = 「自動貯金箱」

という発想です・・・・

所詮インターネットビジネスだとなめてかかるのではなく、インターネットだからこそできる、そう、まさに「リスクのない不動産」というビジネスモデルを作りたかったのです。

2,000万円〜3,000万円投資して、中古不動産物件を購入しても、月10万円の利益が出ればいいほうですもんね。

それなら、ほったらかしで月10万円稼げるサイトを1個作れば、2,000万円〜3,000万円投資した中古不動産を持っているのと同じビジネスモデルを持つことができることになりますもんね。

では、サイトを使って、1度やった仕事で収入が入り続けるような、集客法といえば、

・検索エンジン

・PPC広告

・アフィリエイト

私が思いつくものではこのくらいでした。

■検索エンジン

メリット 〜 ほったらかしで集客ができる。

デメリット 〜 必ず上位にくるという保証はない。 時間がかかる。 定期的に、表示するためのルールが変わり、常に検索エンジン対策の勉強が必要。

■PPC広告

メリット 〜 短期間で、トップページに表示される。

デメリット 〜 1クリック9円〜2,000円といったぐあいに、広告費が結構かかる。 広告費を先払いしなくてはいけない。

■アフィリエイト

メリット 〜 どんどん販売してくれる人が増えていき、ほったらかしで販売個数が増えていく。 売れた分から手数料が引かれるため、先払いがない。

デメリット 〜 たくさんのアフィリイターを獲得しようと代行業者に依頼すると高額な費用がかかる。 実際に、活動してくれるアフィリイターがどれほどいるものか・・・。

これらの3つの方法のメリットだけを叶えてくれる集客法を考えてみました。

・ほったらかしで集客ができる。

・短期間で、トップページに表示される。

・どんどん販売してくれる人が増えていき、ほったらかしで販売個数が増えて いく。

・売れた分から手数料が引かれるため、先払いがない。

・実際に、販売する力のある人だけをアフィリイターとして増やしていくことができる。

これら全てのメリットを叶えてくれる方法とは?

「アフィリエイトリンク」です。

な〜んだ、アフィリエイトか・・・ と思われました?

でも実際に効果が出ているのです。 ただのアフィリエイトではありません。

私がやった手順はこうです。

�@PPC広告と同じように、「このキーワードで検索すると、自分のサイトがトップページにでてきたらいいな」と思うキーワードを決めます。

�Aキーワードを決めたら、そのキーワードをヤフーで検索し(グーグルでもやります)、表示された10件に対して、「アフィリエイトのリンクを貼って欲しい」という申し込み依頼をメールします。

「それって、相互リンクのことじゃないの!?」

と思われるかもしれませんが、正直いってぜんぜん効果が違います。

通常の相互リンクだと、たくさん貼っているリンクコーナーの中の1つに、自分のリンクを貼ってくれます。

前述したように、相互リンクで、たくさんあるリンクの中のひとつとして、自分のリンクを貼ってもらった場合、先方のサイトの訪問者数のうち、リンクを介して自分のサイトに訪問者が流れてくる確率は0.01%だそうです。

※通常の相互リンクは10,000アクセスのうち、1アクセスしか流れてこないのです。

相互リンクで、たくさんあるリンクの中のひとつとして、自分のリンクを貼ってもらった場合、1%のアクセスが流れてきたら、奇跡的に良い数字だそうです。

私がやった結果、1%〜3%のアクセスが流れてきました。 なぜか? それは、ここに秘訣があります。

実は、アフィリエイトリンクだからです。

売れたら、「その分報酬を出しますという」条件付なので、他のリンクとは一緒にされずに、しかも、サイトオーナーのお薦めの声までつけていただけるのです。

この条件がそろうと、「先方のサイトの訪問者が、リンクを介して自分のサイトに流れてくる確率が、0.01%→1%に跳ね上がるでしょう」と、プロのアフィリエイトサイトのコンサルタントが、今までのデータをもとに教えてくれました。

さらに、「先方のサイト内で、リンクを掲載する場所によっては、もっと確率が上がるでしょう。」とのことでした。

すごい方法だと思い、すぐに取りかかろうとしたときに、1つ問題がありました。

それは、手数料をいくらに設定すれば良いものなのか?

ということでした。

あまりに、少なくては、他のリンクと一緒にされてしまうだろう・・・ 高額にすれば推薦つきの良い場所に掲載してくれるだろう、しかしうちの利益が・・・

ここで、利益をシブっていては一歩も前に進みません。

そこで、少し多めの50%を報酬の手数料にしました。

しかし、それ以上に重要なことがあります。

実は、手数料は多いにこしたことはないのですが、こういった検索エンジンで上位に掲載されているサイトのオーナーというのは、プライドをもってサイトの運営をされているので、基本的には、お金では動かないのです。

もっとも有効的なのが、人間性を重んじることです。

そうです、信頼関係です。

信頼関係を築くような内容を伝えることが重要です!

今ごろになって明かしますが、実は、弊社では、歯科医院の集客コンサルティングもやっているのです。

オフラインでもオンラインでも、人間の行動心理は変わりませんので、共通して言えることがあります。

「お得な情報だけでは人は行動を起こしません。」 「まずは信頼関係が築かれてからでなくては動かないのです。」

最終的に、人は信用しないかぎり、行動を起こしません。

マーケティング界に、こんな公式があります。

「信頼関係」 = 「人柄」 × 「接触頻度」

まさに、この公式通り、メルマガ読者は、発行者のメールマガジンを2回、3回と何度も読んでいくうちに、どんどん発行者のファンになっていき、発行者がお薦めするものはつい欲しくなってしまったり、非常に興味を持ったりします。

発行者の「人柄」が「何度も」読者に対して伝わるので、どんどんファンになっていってしまうのです。

それを、今回応用いたしました。

ただ、今回は時間をかけないで、どのくらいの反応があるかをテストしてみたかったので、「人柄」を伝える内容に特典をつけて、1回のメールで反応をみてみました。

すると、予想以上に反応が良かったのです。 今度は、時間をかけて接触頻度を増やしてやってみます。間違いなくまだまだ確率は上がります。もしよろしかったら、そのやり方のステップもお渡ししますね。

これが、「お金と時間をかけずに、ほったらかしで集客できた方法」です。

内容的には、 「あなたのような素晴らしい方と一緒にお仕事がしたいです。収益も経費を引いた、純利益を折半して、お互いにフィフティ・フィフティの立場で、パートナーとしてお付き合いいただけないでしょうか。」 というものです。誠実さを表すのに、売上の内訳まで明かしています。

検索エンジンで上位に表示される安定して有力な集客力を持つサイトオーナーが、やる気になって協力してくれるのです。

しかも、自分がターゲットにしたい客層の集まっているサイトから、アクセスが流れてくるのです。

これほど力強いものはありません。

この要領で、検索キーワードをたくさん決めて、ヤフーやグーグルで表示されたトップページのサイトに、ガンガンメールしていくだけです。

私の場合、50サイトに申し込んだら、5サイトがOKしてくれました。

1サイトにつき、1日50人〜100人くらいのアクセスが流れてきます。 しかも、優良な客層のアクセスです。

PPC広告と同じくらい優良アクセスだと思います。

ちなみに、広告費はゼロです。 しかも、かかった時間は、メールの配信に1日間、返事待ちに3日間です。

いかがでしょうか?

少しでも、この方法がお役に立てたら嬉しく思います。 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

2006年08月09日

"次回作「エトランゼ3」の概要が完成"

次回作「エトランゼ3」の概要が完成しましたのでご披露します。

エトランゼ 3

■コンセプト

一般的な社会生活から遊離した都市生活者を「エトランゼ」と呼び、そのライフスタイルを描く。 「エトランゼ」のライフスタイルは「エンドレス・サマー」そのものである。エトランゼ・シリーズ3作目。

■何を書きたいか

孤高な作家生活を送る主人公・わたしは、娘・彩の誕生日パーティーがきっかけで彩の同級生・奈緒と出会う。孤独な父を思いやる娘とその親友・奈緒が共に画策した主人公・わたしへのプレゼントを描く。

■登場人物のキャラの設定

名前、年齢、職業、住環境、背丈、趣味、生い立ち、1日のおおよそのタイムスケジュール

・主人公・・・わたし、47歳、作家、赤坂のオフィスビル11階、178センチ、美食家であり料理を趣味とする、東京都出身・幼少の頃事故で両親が他界・有名国立大学文学部卒業後出版社に入社・40歳でフリーになる、夜行性・執筆は深夜・昼間は寝ていることが多い

・ヒロイン・・・奈緒、21歳、私立大学心理学専攻2年生、都心1LDK賃貸マンションに一人暮らし、168センチ、読書・音楽鑑賞・ピアノ・テニス、NY生まれ・16歳までNY在住(帰国子女)・彩の親友、作家を目指して勉強する日々を送る傍らサイコロジストの卵として独自のルートで自分のメンタル・ケアを買ってくれる顧客を探す

・わたしの娘・・・彩、21歳、スミス女子大2年生・ファッションモデル、大学の寮、176センチ、サーフィン・音楽鑑賞、ニューヨーク出身・日本人の父とアメリカ人の母のハーフ・女手ひとつで育てられる・父親を慕って16歳から来日、学生生活を謳歌しつつモデル業を両立する・休暇はアメリカ人の23歳の恋人と世界中のサーフ・スポットで過ごす・年に数回来日

■プロット

起・・・主人公・わたしは、娘・彩の誕生日パーティーがきっかけで彩の同級生・奈緒と出会う。

承・・・奈緒との出会いは、孤独な父を思いやる彩と奈緒が共に画策した『癒し』のプレゼントだった。

転・・・わたしはこのプレゼントを辞退する。

結・・・わたしは彩に『求めている自分の生き方』を語って聞かせる。

■文体 軽いトーンなのか、重いトーンなのか

わたしの独白調、会話調を主体とした軽いトーン

■日々どんなことを感じ、どんなことをしていて、どんな生活をしている人に読んでもらい、どんなふうに感じてもらいたいか

日々父親を孤独な存在だと感じ、恋人と付き合っている適齢期の女性に読んでもらい、一例を示すことによって父親への心配を払拭してもらいたい

■Wordで8枚程度

■エトランゼについて

2004年5月に発行した私の2作目の作品です。

この頃、フリーの編集者と懇意になる機会があり、この方には随分お世話になりました。忌憚の無い意見をどんどんおっしゃる方で、表現の仕方の稚拙さや弱点の指摘などを頂き、小説創作の根本的な基礎をご教示頂きました。

この作品も『Endless Summer』のコンセプトがモチーフになっています。 作品を作るにあたって、この小説の主人公「わたし」の娘・彩は、私の本業の方での部下がモデルとなっており、仕事上で彼女の面倒を見ているうちに、彼女が自分の娘だとしたらどうだろう、などと想像しながら書いたのがこの作品です。

■エトランゼ2のあらすじ

アメリカ人の母親と日本人の父親・わたしの娘・彩は付き合っているボーイフレンドのウィリアムとの結婚をわたしに相談する。わたしは彩の母親との回想を語って聞かせているうちに、彩にせがまれてウィリアムに会う約束をする。

太平洋高気圧が訪れた初夏のある日、ウィリアムは彩との結婚の許可を得るためにわたしの自宅を訪れる。わたしは彼に好感を持つが、彩の結婚に対しては慎重な姿勢を崩さない。彼女はそんなわたしの態度に苛立ちを覚える。 わたしは彩の母親からウィリアムの情報を聞き、認めざるを得ないことに気付く。

エトランゼシリーズも3作目となりました。次回作「エトランゼ3 後編」は、まぐまぐ!から8月20日に発行予定です。お楽しみに!

2006年08月16日

"クレイマー、クレイマー(中高年の危機“Divorce.”)"

久しぶりに『クレイマー、クレイマー』(1979年・アメリカ)を鑑賞しました。 皇太子妃雅子さまもお好きな映画のひとつに挙げられている、ロバート・ベントン監督、ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ主演作品です。

『熟年離婚』が物議を醸している昨今で、我々中年世代も危機意識を持たなければならない『夫婦の問題』であると考えます。

作品の中で 「(離婚した)彼が中年の危機を乗り越えて、君に許しを請いに来たらどうする?」 という問いかけに 「もし、彼が私を本当に愛していたなら、離婚しなかったはずだわ」 という台詞があり、離婚を考えることと実際に離婚することは全く別物である、 という認識を新たにしました。

歳のせいか、ここのところ涙腺が緩くて、自分ながら困惑しています。 一人息子の養育について裁判に負けた夫(ダスティン・ホフマン)が、息子を迎えに来る妻(メリル・ストリープ)と言葉を交わすラストシーンが思わず涙を誘います。

"Read more" 2006年08月20日

"FBI心理分析官"

変質的な犯罪が多発している昨今、『FBI心理分析官 異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記』(1994年 R・K・レスラー、トム・シャットマン・著 相原真理子・訳 �椛$�書房)を読みました。

「表面化していないだけで、昔から変質的な犯罪はあったのだ」と言われてしまえばそれまでですが、目を覆うような犯罪が日々報道されている現在にあって、『異常殺人者の心理分析』というものに興味を持ち、本書より抜粋します。

上智大学教授・精神医学 福島 章氏による解説より抜粋

日本の科学警察研究所の心理部門のスタッフは、FBIの<プロファイリング>とまったく同じような分析をし、犯人像の推定をして、捜査当局にその資料を提供していたことが、後になってある専門書に発表されていた。しかし、日本ではまだまだ心理技官の数も少なく、捜査に決定的な役割を果たすところまでは行っていないようである。

先にも述べたように、快楽殺人者・性的連続殺人者の系譜は、ヨーロッパにその例が多い。彼らの子孫であるアメリカの白人たちにその系譜を継ぐ者が多いことは、本書の豊富なケース報告が物語るとおりである。一方、快楽殺人者は日本には比較的少ない。また、捕まっても、アメリカの殺人者のようには雄弁に喋らない。内的なファンタジーも豊富でない、という傾向がある。

精神医学的に診断すれば、大量殺人者のほとんどは、昔なら<精神病質者>、今なら<人格障害者>というカテゴリーに入るのであろう。アメリカでは昔、犯罪者などを<社会病質者>と呼んでいた時代もあったが、1980年に診断分類基準の改訂(DSM−�V)があり、それ以降は<社会病質>の言葉は廃止され、<人格障害>と名前が変わった。そしてこの<人格障害>という大分類の中に、<反社会的人格障害>と呼ばれる早発・進行・累犯型の犯罪者や、<分裂病質人格障害><分裂病型人格障害>と呼ばれる、奇妙で対人的な冷淡さや引きこもりが目立つ犯罪者がサブカテゴリーとして設定されているのである。

本書で触れられている<無秩序型>の殺人者の中には、精神病質・人格障害のレベルを超えて、明らかに精神分裂病が発病していると考えられるケースが見られる。精神病の発病が人格的な抑制を取除き、残虐なファンタジーを実行に移させてしまうという図式は、一つの重要なルートとして考えられる。このような<無秩序型>の、つまり<精神病>の犯罪者は、医学的な意味での病気を治すことが犯罪性の治療にもなるから、問題はむしろ単純である。

つまり、殺人者を研究することは、人間性の一番奥深くにひそんでいる<シャドウ>を研究することにもなる。

"Read more" 2006年08月23日

"Is a person to believe saved? Do you really heard a voice of God?"

Hi!

My name is ××××××× ××××××××××. Few weeks ago I discovered the Internet ○○○○○○○ ○○○○○○○ website. I read it carefully, but I did not believe what I read. Few days later my friend called me and told me he had heard about this book on TV! There was ××××× ××××× -- the multi-billionaire speaking about this great book. So I quickly opened the Internet ○○○○○○○ ○○○○○○○ website again and downloaded the ebook. When I read it I was AMAZED!!! I started to follow step-by-step instruction and IT WORKS!! IT REALLY WORKS!!

PEOPLE!!

I made $11,284 in TWO WEEKS!! It is really incredible :) I am writing here because I am so happy that I must let everybody know!

THANK YOU GOD

2006年08月26日

"曇天の日曜日 気持ちも憂鬱"

午前5時過ぎに起床。ブラックコーヒーで眠気を覚まし、膨大な量の海外からのメールに目を通す。 午前7時過ぎに朝食。今朝も熱いきつねうどん(苦笑。心なしか気温も湿度も低く、秋の気配を感じる。 午前9時過ぎまでかかって海外メールの閲覧を終了。一服してから、文学賞応募原稿の推敲。昼食を 挟んで午後4時までかかる。

ドストエフスキーは妻に一日の執筆が終わると「今日も貴重な一日を インク壷の中に落として来たよ!」とかなんとか言ったとか・・・。文豪でもなく無名の私はなんと 言ったらよいのだろう?

明日から仕事だが、この疲労困憊では死にそうだ。おまけにこの曇天・・・。 気分が滅入る。完全休養の日が必要だ、とつくづく感じる。まあ、好きでやっているんだから仕方 がないのだが・・・。愚痴をこぼしてしまった。

2006年08月27日

"初めてのMRI"

10日程前に、あるきっかけでCTを撮ったところ、MRI検査が必要、との指摘があったため、初めてMRIを経験した。

全ての金属類を身体から除去し、検査に臨む。「動きに弱い検査なので、動かないでください」とか、 「閉所恐怖症はないですね?」「激しい音がしますので、ヘッドフォンで音楽をお聴きになりますか?」などとインパクトのある注意があったので、ワクワクしながら検査室へ。

仰向けに寝ると、カプセルのような機械の中に入っていく。ちょうどカプセルホテルをもっと狭くしたような感じである。母体内の胎児のような(?)感覚・・・。

初めのうちは小川のせせらぎのような、水が流れているような音がしていたが、映画「エイリアン」の 冒頭シーンの眠りに覚めたコンピュータのような音がしたかと思うと、実に不愉快なガラクタ音が大音響で鳴り始めた。

「ド迫力ドルビーサラウンドガラクタ音」は、「小川のせせらぎ音」とセットになって、数回繰り返し10分程度で検査は終わった。なかなか面白い体験だったが、最悪の検査結果を考慮して、今のうちにできるだけのことを済ましておこう。

2006年08月30日

"男気"

長男(中2)の口から「男気」という言葉を聞いたので、嬉しくなって日記にしたためておこう、と思う。

事の成り行きはこうだ。

彼は中学の部活でサッカーをやっている。聞いたところでは、主将(キャプテン)らしい。ある日、私に許可もなく自宅のバリカンを学校に持って行った。部活の先生(監督)に髪の毛を刈ってもらうためだ。所謂、「丸坊主にしてもらうためだ」と言ったら分かりやすいだろうか。

長男は頭を虎刈りに刈ってもらい、私は仰天した。そして、私は「なぜ、(私の)許可も無く、バリカンを提供したのだ?」と聞いた。「いくら主将とはいえ、家のバリカンを持っていくことはないだろう。次男 (小五)もそのバリカンで刈っているのだぞ」と、「汚いとは思わないのか」と、そういうニュアンスで聞いたわけだ。

「バリカンを持ち出したのは、俺の男気だ」長男は一言、私に言った。

いつも漫画ばかり読んでいて、サッカーは頑張っているようだが、何を考えているか分からない長男の口から「男気」という一言を聞いて、ほほう、と思った。

気が付かないうちに、少しは逞しくなったものだな。

2006年08月31日

"飲み残した一杯のアブサン"

また、この本に戻って来てしまった・・・。

人間失格

このような時、自分の脳裡におのずから浮かびあがって来るものは、あの中学時代に画いた竹一の所謂「お化け」の、数枚の自画像でした。失われた傑作。それは、たびたびの引越しの間に、失われてしまっていたのですが、あれだけは、たしかに優れている絵だったような気がするのです。その後、さまざま画いてみても、その思い出の中の逸品には、遠く遠く及ばず、自分はいつも、胸がからっぽになるような、だるい喪失感になやまされ続けて来たのでした。

飲み残した一杯のアブサン。

自分は、その永遠に償い難いような喪失感を、こっそりそう形容していました。

"Read more" 2006年09月01日

"蜘蛛"

怪奇小説集(遠藤周作・著 1973年 �轄u談社)より、私の一番のお気に入りを抜粋します。

(前略)

「火傷ですか。その顔のただれは」

「そうじゃあないんです」

「ほう・・・・・・。皮膚病ですか」

「蜘蛛です」

「蜘蛛・・・・・・」

「あなたは・・・・・・」

この時、青年の顔にはじめてうすら嗤いがゆっくりとうかんだ。人を馬鹿にしたようなイヤアな嗤いだった。

「あなたは くすね蜘蛛 をご存じじゃないですか」

「いいえ」

「灰色の足の長い蜘蛛です。南支那や台湾にいるのですが、九州でも山村で時々、みつかるんです。でも東京の世田谷にいるなんて思いもしませんでした」

「その蜘蛛が、どうかしたんですか」

「人間の皮膚に」相変わらずバックミラーをみつめながら彼はひくい声で答えた。「人間の皮膚にその蜘蛛は卵を生みつけることがあるんです」

(中略)

「その女の人は、はじめは普通の皮膚病かと思っていたのだそうです。どこの病院にいっても治らない。やっと東大の皮膚科で珍しい くすね蜘蛛 の噛みあとだとわかったんですね」

私は唾をのみこんで―

なにか生理的な嫌悪感にかられながら黙っていた。自分の皮膚の下に蜘蛛の無数の卵が植えつけられて、黒い幼虫がうごめきながら私の血を吸い、うごめきながら成長していく。考えただけでゾッとする話だった。

「本当ですか。その話は」

「ええ・・・・・・」青年はまた、うすい嗤いを唇にうかべた。「その女の人が見せてくれたんです」 暗い車の灯の下で女は自分の醜さをわびると、ブツブツとちらばった顔の腫物の一つを指でつぶした。その小さな血のシミのついた爪に、足の五、六本はえた蜘蛛の幼虫が体を動かしていた。

「ぼくは、はっきり見ましたよ、この眼で・・・・・・。女の人の血まみれの爪の上で足のはえた幼虫が動きまわるのを」

闇のなかを自動車はつき進んでいた。私は顔を右側の窓にむけて、この不愉快な話を忘れようとした。

(中略)

「だんな」運転手がハンドルをまわしながら声をかけた。「気持ちの悪い男ですな。俺あ、今、バックミラーをみてたんだが、あの男は・・・・・・お客さんの」

「・・・・・・・・・・」

「お客さんの首に口をつけようとしてましたぜ。まるで血でも吸うみたいだった」

「灯をあかるくしてくれないか」

私は嘔気を催しながら首すじに手をあてた。せめて車内のライトをあかるくしてもらって気分を晴らそうとしたのである。

車の灯が少し強くなった。その時、私は発見したのである。たった今、青年が腰かけていた場所に・・・・・・

一匹の灰色の足の長い蜘蛛が光におどろいて、走っていたのを・・・・・・

"Read more" 2006年09月04日

"創作意欲の再燃"

久しぶりに某FM放送で、ユーミン(松任谷由美さん)の『ルージュの伝言』を聴いた。 夏の暑さも加担して、モチベーションが下がりっぱなしの毎日だったが、30年以上も前とは思えない作品のみずみずしい存在感に感化されて、創作意欲が一気に再燃した。 以前にも経験していたが、音楽が一瞬にして自らの脳裡に映像化するのだ。

あの人の ママに会うために

今一人 列車に乗ったの

たそがれ迫る街並みや 車の流れ

横目で追い越して

あの人は もう気付く頃よ

バスルームに ルージュの伝言

浮気な恋を 早くあきらめない限り

家(ウチ)には 帰らない

不安な気持ちを 残したまま

街はディンドーン遠ざかってゆくわ

明日(アス)の朝 ママから電話で

叱ってもらうわ マイダーリン

あの人は あわててる頃よ

バスルームに ルージュの伝言

手当たりしだい友達に たずねるかしら

私の行く先を

不安な気持ちを 残したまま

街はディンドーン遠ざかってゆくわ

明日(アス)の朝 ママから電話で

叱ってもらうわ マイダーリン

叱ってもらうわ マイダーリン

マイ リトル ダーリン マイ リトル ダーリン

マイ リトル ダーリン マイ リトル ダーリン

マイ リトル ダーリン マイ リトル ダーリン

ルージュの伝言

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ルージュの伝言は、荒井由実(松任谷由実)の楽曲。編曲は松任谷正隆。 1975年2月20日に5枚目のシングルとして発表(A面)され、同年6月20日に発売された、3枚目のオリジナルアルバム『COBALT HOUR』の5曲目にも収録されている。 のちの映画魔女の宅急便(1989年)オープニングテーマソングになった。 バックコーラスはシュガーベイブ時代の山下達郎、大貫妙子といった錚々たるメンバーが務めている。

1983年1月31日、角川書店から発売された松任谷由実の自伝のタイトルも「ルージュの伝言」である。

1991年4月3日〜9月25日にTBSで深夜に放送されたドラマ「ルージュの伝言」は、松任谷由実の楽曲26曲を、それぞれ曲のイメージから脚本を書き、ドラマ化したものである。 深夜番組としては異例の視聴率を記録した。 脚本は、北川悦吏子、君塚良一ら7人が、各作品を手がけ、松下由樹、国生さゆり、桃井かおり、高岡早紀、松本伊代らが主演を演じた。

"Read more" 2006年09月06日

"次男の練習試合"

おそらくは、今夏最後であろうかと思われる残暑の中、久しぶりに次男のサッカーの練習試合を観戦した。午後1時過ぎ、軽く30度を越すと思われる猛暑の中で、ホームに対戦校2校を招いて試合が始まった。

1試合目の相手はA校。次男のチームは“立ち上がりが悪い”のを度々指摘されていたが、今日も1試合目は全般に亘って得点が決まらない。20分ハーフの前半は0-0で折り返し、ハーフの休憩でコーチに気合いを入れられ、やっと1点が入ったのは後半に入ってからだった。結局1点を守り切り1-0で勝った。

2試合目の相手はH校。2試合目は始めから気合いが入り、チームの皆がよく声を出し、前半で3点を先取した。息子はセンターのMFのポジションで、相手のゴールキックをヘッドで前線に弾いたり、持ち前のキープ力で右に左にスルーパスを繰り出したりアシストでは健闘したが、3本のミドルシュートを放つもポストに当たったり、キーパーに弾かれたりで得点にならず、今ひとつの出来だった。ミドルシュートの精度を上げるのは今後の課題のひとつだと思われる。結局、試合は後半に追加点を1点入れ4-0で勝った。

息子のプレーで疑問に思ったのは、前にスペースが空いているのに自分でドリブルで上がってシュートを打たないこと。前ががら空きなのに、自分で行かないでサイドに振る必要があるのか。まあ、まだ、小学生なのでコーチの指導に任せる。

2006年09月10日

"夢で会いましょう"

夢で会いましょう( 村上春樹、糸井重里 1986年・講談社 ) は、短編集でもエッセイ集でも雑多な原稿の寄せ集めでもない、フシギな本です。このお気に入りのフシギな本の中から、村上春樹氏によるとっておきをご披露します。

ブルー・スエード・シューズ

「俺の家を焼いたっていい。

俺の酒を好きなだけ飲んでいい。

何でもいいから、

やりたいようにやれよ。

でもな、ベイビー、

俺のブルー・スエード・シューズにだけは手を出すんじゃないぜ」

―カール・パーキンス 「ブルー・スエード・シューズ」

この唄のおかげで、僕は長いあいだブルーのスエード・シューズに憧れを抱くことになった。ブルー・スエード・シューズさえ履いていれば人生なんていともた易く流れていく、という気がした。十四歳の頃のことである。なにしろ、

「でもな、ベイビー、俺のブルー・スエード・シューズにだけは手を出すんじゃないぜ」

というところが、すごく気に入ってしまったのである。

十六になったら、と僕は思った。十六になったらきっとブルー・スエード・シューズを買おう。十六という歳は何かしらブルー・スエード・シューズむきの歳であるように思えたのだ。十六歳になったらガールフレンドなんか十五人くらいいて、毎日彼女たちとデートをして、「おいおい、俺のブルー・スエード・シューズにさわるんじゃない」なんてことを言ってるんじゃないか、と思っていたのである。十四歳の頃にはそんな馬鹿なことばかり考えていた。

そして二本立て映画の休憩時間みたいな感じで二年が経ち、僕は十六歳になった。十六歳の誕生日に僕は念願のブルー・スエード・シューズを買った。

それで何が起こったか?

何ひとつ起こらなかった。

三月に僕がデートした女の子には既にボーイフレンドがいた。そのボーイフレンドは彼女にヘビー・ペッティングを求めていて、そのことで彼女はとても悩んでいた。そこで僕は彼女の相談に乗った。

それだけ。

六月にデートした女の子とはまるで話があわなかった。僕が南極について話している時、彼女は北極のことを考えていた。そんなわけで、ペンギンやら白熊は安住の地を失い、あてのない彷徨の旅に出なければならなかった。

それでおしまい。

七月にデートした女の子は僕の許容体重を三キロばかり越えていた。

九月にデートした女の子は映画館の中で鼻ばかりかんでいた。でも彼女は結構素敵だった。二度目にデートした時、彼女は僕に「ねえ、その青い靴あまり似合わないわよ」と言った。そして僕はブルー・スエード・シューズを靴箱にしまいこんだ。

彼女にはボーイ・フレンドはいなかったし、僕が南極の話をする時にはちゃんと南極のことを考えてくれたし、太りすぎてもいなかったし、風邪がなおってからはそれほど鼻もかまなくなったし、ヘビー・ペッティングについてもたいして悩まなかった。

とにかくそんな風にして僕は少しずつ幸せになっていった。

"Read more" 2006年09月13日

"ディスクロージャー"

久しぶりに『ディスクロージャー』(1994年 アメリカ バリー・レビンソン監督)を鑑賞しました。

『ディスクロージャー』を直訳すると「情報を暴く者」という意味ですが、シアトルの大手コンピュータ企業を舞台に「罠にかける女とそれを阻む男」を描いたスリルサスペンスです。

バリー・レビンソンはロバート・レッドフォードの『ナチュラル』でも有名な一流監督、「罠にかける女」メレディス・ジョンソンを演じているのは、『GIジェーン』のデミ・ムーア、「阻む男」トム・サンダースを演じているのは、『ゲーム』のマイケル・ダグラスというファンには堪えられない二人です。

コンピュータ企業を舞台にしているだけあって、バーチャルリアリティーやグループウェアのテクノロジーがふんだんに鏤められており、10年以上前の作品とはいえ、見ごたえ十分でした。

もうひとつの見所は、公開当時にも物議を醸した「逆セクハラ」です。メレディスがトムに「逆セクハラ」を仕掛けるわけですが、訴訟に持ち込んだトムの弁護士キャサリン・アルバレス(ローマ・マフィア)の言葉「セクシャルハラスメントとは権力に関わります。権力を持つ女性は男性となんら変わらず不正でありえる、ということです」が印象的でした。

メレディスの罠を鮮やかにかわし、ハッピー・エンドとなるラストシーンにトムのオフィスのパソコンに家族からのメッセージが届きます。「パパ 早く帰ってね 家族より」―実はここにすべてが集約されている、と、思わず目頭が熱くなりました。

"Read more" 2006年09月17日

"薔薇連想"

久しぶりに『光と影』(渡辺淳一・著 1975年 文藝春秋)より『薔薇連想』を読み返しました。 小松伸六氏による解説より抜粋します。

(前略)

そしてこの作品集のなかでの傑作「薔薇連想」は、薔薇疹という梅毒症状をみせる演劇少女氷見子が男性への復讐のために、次々と男に感染させてゆく。つまり事実をそのまま伝えるよりは、氷見子は 自分の感情をうたうことを主にしているという点で、ある意味では、より抒情詩風な作品ではないかと言ったのである。もちろん、この作品を、逆説的なロマンと言ってもいいし、中世風な恐怖にみちたゴシック・ロマンの現代的復活だといってもいい。ただ、四つの作品に共通するものは作者の医学体験が小説の発条(バネ)になっていることである。

(中略)

「薔薇連想」は、くりかえすが秀作である。この作品にあふれている作者のロマンチックな嗜虐精神 は一流である。梅毒の症状である薔薇疹は、悪あるいは醜の象徴のはずだが、美の象徴に変貌しているようにみえる。作者はこの作品にかんするかぎり、真理探究派のホワイト・マジック(白魔術)ではなく、 どうやら悪魔と結託してブラック・マジック(黒魔術)を氷見子を通して行使しているようだ。先にゴシック・ロマンの系統に立つ作品だといったのもその意味である。

"Read more" 2006年09月20日

"無人島"

我が師としたい 故・開高 健氏のお気に入りのコラムより、その一つをご披露します。

もし先生が、無人島に本を一冊持って行くなら、何を持っていきますか。 (北海道空知郡 伊藤弘之 高校生)

旧約聖書。現代語訳でない旧約聖書。 欧文脈、和文脈、漢文脈の完璧な成果。 ただし、私は無信仰者である。人間学として読むのである。すべてはここに言い尽くされている。

"Read more" 2006年09月24日

"秋雨からの連想 〜 雨降り道玄坂"

雨降り道玄坂

作詞 山木康世 作曲 山木康世 歌 ふきのとう

 

雨降りの道玄坂 バスを待つあなたの

淋しさに 声かけたのは

気まぐれじゃなかったわ

ガラス窓から 後ろ姿が

雨に煙り かすんで消える

いつか長い髪も 切ったのに

電話 ボックスで夜が明けるまで

一人で寒さしのいだ 冬の日

ただ あなたの笑顔が見たくて

一人 馬鹿げた事もしてきた

あの日雨降りの道玄坂

バスを待つあなたの

淋しさに 声かけたのは

気まぐれじゃなかったわ

今日が二人の 終りだなんて

誰がきめたの 一年少しで

ただ あなたに夢中で暮してきた

今は 誰も何も信じたくない

あの日雨降りの道玄坂

目を閉じて あなたの

淋しさに 抱かれたのは

気まぐれじゃなかったわ

 

この曲が流行ったのは、私の中学生から高校生時代ではなかったか、と思われる。 当時の私は、中学生の頃は吹奏楽部でトランペットを演っていた関係で、マイルス・デイビスやサッチモ(ルイ・アームストロング)、日野皓正に夢中で、一部のミュージシャンを除いてフォークソングには興味が無かった。

高校生の頃はジャズバンドに籍を置いていたが、よく聴いていたのはレッドツェッペリンやピンククラウド、クイーンといったミュージシャンが主だった。 しかし、この曲は不思議によく覚えているのである。大学入学後に渋谷の道玄坂に友人と連れ立ってよく行ったからだろうか、とも思うが記憶が定かではない・・・。

 

白い冬

作詞 内藤忠幸 作曲 山木康世 歌 ふきのとう

 

一人で想う 秋はもう深く

あなたに逢えた 秋はもう遠く

迎えつつあるは 悲しい白い冬

一人で暮す 冬ははや涙

想い出せば 空しく消えた日々

あなたを愛した 秋はもう去って

感じるものは悲しい白い冬

もう忘れた すべてあなたのことは

秋の枯葉の中に捨てた

 

ふきのとう (フォークグループ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ふきのとうは、二人組みの日本のフォークソンググループ。 70年代のフォーク/ニューミュージックブームの牽引役のひとつ。

北海道出身。北海学園大学にて結成される。 メンバーは山木康世と細坪基佳。結成当初はメンバーが4人いたが、プロデビュー時には2人となっており、以後は解散までメンバーチェンジは無い。

1973年にコンテストに多数出場し、ヤマハ・ポピュラーソング・コンテストにて 『夕暮れの街』で北海道大会入賞。1974年に『白い冬』でデビュー。 以後『初夏』、『風来坊』、『思い出通り雨』、『流星ワルツ』、『春雷』、『やさしさとして想い出として』などがヒット。

"Read more" 2006年09月27日

"告発の行方"

久しぶりに『告発の行方』(1988年 アメリカ ジョナサン・キャプラン監督)を鑑賞しました。 この手の映画は、私の印象に残っているもので『スリーパーズ』、『評決のとき』が挙げられます。

本作は、集団レイプの被害者サラ(ジョディ・フォスター)が、女性検事補キャサリン(ケリー・マクギリス)に助けられながら、3人のレイプ犯を告発する、というストーリーです。

「アメリカで起こる暴行事件は、6分に1件、うち4件に1件は集団による犯行である」という字幕スーパーが、作品の最後に出てきますが、そのような荒んだ背景をジョディ・フォスターが体当たりで見事に演じ、アカデミー賞主演女優賞に輝いています。

ジョディ・フォスターは『羊たちの沈黙』、ケリー・マクギリスは『トップガン』でご存知の方も多いでしょう。

ジョディ・フォスターについては、映画『セブン』の中でも触れられていましたが、殺人鬼ジョン・ヒンクリーが「ジョディ・フォスターの声が聞こえた」という理由でレーガン大統領を狙撃した、という逸話は有名です。

ケリー・マクギリスは、『トップガン』の女性教官役同様、キャリアウーマンを好演しており、私の好きな女優の一人です。

最後に、本作を鑑賞し連想したのは、愛読書『愛について語るときに我々の語ること』(1990年 レイモンド・カーヴァー・著 村上春樹・訳 中央公論社)の中の『出かけるって女たちに言ってくるよ』という息が詰まるような短編でした。ご参考までに。

"Read more" 2006年10月01日

"次回作「脚線美の誘惑 3」の構築"

脚線美の誘惑シリーズの3作目を構築しています。 今日は、コンセプトと何を書きたいか、登場人物のキャラの設定まで。

脚線美の誘惑 3

■コンセプト

『ルージュの伝言』(1975年 荒井由実・松任谷由実の楽曲)をコンセプトとした若い新婚カップルの日常生活を活写する。

■何を書きたいか

結婚したにもかかわらず、学生時代の恋人に浮気心を抱く若い夫に対する新妻の心情を描く。

■登場人物のキャラの設定

名前、年齢、職業、住環境、背丈、趣味、生い立ち、1日のおおよそのタイムスケジュール

・ヒロイン・・・佳奈、23歳、専業主婦、都心の2LDK分譲マンション(神奈川に実家)、168センチ、サーフィン・ネイルアート・料理・温泉旅行、神奈川県出身・田園都市線沿線の横浜にて兄妹両親の五人家族・都内国立大学を卒業後涼と結婚、新婚の専業主婦として家事全般をするも大学で培ったIT技術を活かしたSOHOに従事

・ヒロインの夫・・・涼、23歳、ITベンチャー企業の若手経営者、都心の2LDK分譲マンション(さいたまに実家)、178センチ、サーフィン、埼玉県出身・兄弟両親の四人家族・都内国立大学を卒業後佳奈と結婚、都内国立大学理工学部在学中より起業・IT企業経営者として不眠不休で仕事に熱中する毎日

・夫(涼)の母・・・昭子、45歳、専業主婦、さいたま市の一戸建て、162センチ、洋裁、東京都出身・二十歳で涼の父と恋愛結婚・夫の事業の関係でさいたま市在住、専業主婦としての平凡な毎日・涼の結婚で肩の荷が下りる・嫁の佳奈に理解を示す

・脇役・・・田所、50歳、年商30億・従業員100名のベンチャー企業社長、港区の30階建て高層高級マンション最上階4LDK、170センチ、仕事・ゴルフ、東京都出身・大学在学中に友人とソフト開発起業・5年前に20年連れ添った妻と離婚・息子二人独立、終日自宅にて仕事(会社出社は週2回)・週末は海釣り・毎晩クラブホステスと夕食

・脇役・・・カレン、22歳、ハワイから来日している大学4年生、ハワイ在住・日本では都心のホテル住まい、170センチ、サーフィン、フランス系アメリカ人の母と裕福な日本人の父の一人娘としてハワイで健やかに育つ、涼を訪ねて東京見物を兼ね来日

"Read more" 2006年10月04日

"You're My Best Friend"

 ハードワークを終え、休日の朝を迎えた。今朝もよく晴れ、気温は20度くらいまで上がるそうだ。

 1980年、米国オレゴンに留学していた時、ホームステイ先のご家族が「ローカルの有線放送でリクエストをを募集しているから、Hideの聴きたい曲を教えてくれ」と言われてリクエストした思い出の曲である。愛らしい小学生くらいの娘さんが4人もいらっしゃる賑やかなご家族で、この曲が流れるとエキサイトした奥さんが頬にキスしてくれたのを覚えている。

You're My Best Friend

Artist: Queen
Words and music by john deacon

Oooh you make me live
Whatever this world can give to me, It's you, you're all I see
Oooh you make me live now honey, Oooh you make me live

Oh you're the best friend that I ever had,
I've been with you such a long time
You're my sunshine and I want you to know
That my feelings are true, I really love you

Oh you're my best friend, Oooh you make me live
Oh I've been wandering round, but I still come back to you
In rain or shine, you've stood by me girl
I'm happy at home, you're my best friend

Oooh you make me live
Whenever this world is cruel to me, I got you to help me forgive
Oooh you make me live now honey, Oooh you make me live

You're the first one, when things turn out bad
You know I'll never be lonely, you're my only one
And I love the things, I really love the things that you do
You're my best friend, Oooh you make me live
I'm happy at home, You're my best friend
Oh you're my best friend, Oooh you make me live
You're my best friend

"Read more" 2007年04月21日

"COME ALONG"

遅く起きた日曜日の朝、快晴。
昨夜は同僚と飲み過ぎだ・・・。二日酔いほどではないが、体調悪し。
気分転換に、久しぶりに小林克也さんのDJが聴きたくなった。

こんな朝は COME ALONG!

Dancing Side
Hey welcome to the fast side,everybody.
We've got a collection of great Tatsuro Yamashita
masterpieces which will get you up on your feet
and make you move them.They work on your
body,first and your mind later.You really get
involved.man,and you know what I mean if
you check this one out,Come on.

KIKI Station Side
In the still of the night
On a beach in the day
You are the reason
That we play what we play
For you,Honolulu
We play it for you on KIKI

KIKI.Hello,Honolulu,Hawaii.this is a sunny
day with lots of smiling faces.This is your
music man.Mahimahi Rider with a lot of good
stuff.And today I'm gonna concentrate on Japan's
number one Tatsuro Yamashita.So enjoy a good
day here on KIKI.

"Read more" 2006年10月08日

"『Fantasy_since_1959 WebSpace』執筆にあたって"

『Fantasy_since_1959 WebSpace』の読者各位

休刊のお知らせ

発行者の諸事情によりまして、2006年10月号より2007年3月号まで休刊させていただきます。

読者の皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、復刊の際には、またのご愛顧を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

2006年10月08日

"北朝鮮 核実験実施 ~ トゥルーライズ"

北朝鮮の核実験実施に伴い、国際的な制裁措置が取られ、さまざまなニュースが報道されている昨今にあって、久しぶりに『トゥルーライズ』(1995年 アメリカ ジェームズ・キャメロン監督)を鑑賞しました。

核の脅威を題材にしたシュワルツェネッガーの主演作には『ターミネーター』シリーズもありますが、反テロリストをテーマとした本作を見ることにしました。

コンピュータ会社セールスマンのハリー(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、結婚して15年になる妻で法律事務所に勤めるヘレン(ジェイミー・リー・カーティス)と一人娘のティナとの平凡な毎日を送っているが、実はエリート諜報員として国の脅威を守る機密任務を遂行していた・・・。

公開当初から史上最高の制作費をかけたことで話題となった、スケールの大きなアクション・シーンの数々も見物ですが、ハリーの反抗期の娘への戸惑いや妻の不倫に悩む姿など、ごく一般的なアメリカの家庭生活の一面も楽しめるオススメ作品です。

"Read more" 2006年10月11日

"次男チームの祝勝会"

本年(平成18年)10月9日、平成18年度さいたま市民大会浦和地区サッカー競技少年の部Bで、優勝を果たした次男チームの祝勝会が、昨夜行われた。 本大会はさいたま市の小学校36校が参加し、Bチームはトーナメント戦を勝ち進み、36校の頂点となった。

祝勝会は地元のお蕎麦屋さんを借り切って、子供たち、コーチ、父兄がほとんど全員参加し、賑やかに行われた。 コーチ、父兄とも優勝の美酒に酔い、宴も酣となったとき、担当コーチからチームの18名全員に、賞状とメダルの授与が行われた。

チームの18名は、コーチ、父兄の前で、一人一言ずつ今後の抱負を熱く語り、いつまでも拍手は鳴り止まなかった・・・。 今回の優勝は、君たちの結束力が実を結んだものだ。 たくさんの感動をありがとう。そして、これからもさらなる挑戦を続けて行って欲しい。

2006年10月15日

"危険な情事"

恋は狂気

もともと恋は常識などで律せられるわけもなく、律せられるようなら恋ではない。恋は狂気で、恋した女は狂女である。

―化粧

WEBの世界は無法地帯と化し、迷惑メールやらスパムメールやらのオンパレードです。 こんな昨今にあって、昨夜、家族が寝静まってから、久しぶりに『危険な情事』(1987年 アメリカ エイドリアン・ライン監督)を鑑賞しました。

弁護士ダン(マイケル・ダグラス)は、妻のベス(アン・アーチャー)が6歳の娘エレンと里帰りをすることになったある週末、仕事で知り合った女性アレックス(グレン・クローズ)と、ワンナイト・スタンドのつもりで情事を楽しむ。しかし、アレックスは本気でダンを愛してしまい、その行動はストーカーもどきの執拗さへとエスカレートしていく・・・。

最後はダンの自宅に忍び込んだアレックスがバスルームに行き、包丁でベスを殺そうとした時、ダンが現れてアレックスをバスタブに沈め、起き上がったところをベスが銃で撃ち殺す、という恐ろしいものでしたが、グレン・クローズの迫真の演技がリアル過ぎて眠れなくなってしまいました・・・。 ちなみに本作はアカデミー賞で6部門においてノミネートされています。

"Read more" 2006年10月18日

"迷惑メール"

ここのところ、受信するメールの数が異常に多くなってきている。

多い日で200通を優に越す。サイトにメールアドレスを公開しているから仕方が無いのだが、60~70%が出会い系で、後はビジネス系(『ネットで副収入!月収1000万』とかいうもの)、DM、個人的な仕事関係の情報メール、といった順番だ。

閉口するのは、出会い系メールで、全て迷惑メールフォルダーに振るのだが、熱心というか何というのか理解に苦しむ内容なのだ。こちらからは全く返信していないのに、毎日メールが来る。内容はまるで恋人同士のようなラブレターから、ホテルで待っているから来いだの、電話で声が聞きたいだの、付き合ってくれたらお礼しますだの、よくもまあ考えて作れるなあ、とひたすら感心する。そして、返信はサイトのURLからくださいと、誘導するのだが、サイトを見るとお定まりのフォーマットがあって、名前とメールアドレスの入力欄に必要事項を入れるように指示してある。なんともはた迷惑なメールである。罪も無い小市民はただただあきれるばかりである。

次はビジネス系勧誘メール。これはもっと悪質である。種々の宣伝文句が謳ってあり、URLのクリックを要求してくる。『月収1000万欲しい方は下のURLをクリックしてください』なんていうものである。 クリックすると、期間限定で10000円の情報が50名の方に5000円で提供します、とかなんとか書かれて いる。ほほう、これで明日からオレも月収1000万かあ~、と買う人もいるのだろう。なんともはた迷惑 なメールである。罪も無い小市民はただただあきれるばかりである。

2006年10月22日

"生き方"

今日は休日。昨日の秋雨はあがったが、午前中は曇天で肌寒かった。 先日、職場で健康診断があり、いくつかの数値が異常だったので、内科に受診した。 採血のため、コーヒーも朝食も抜きだ。(煙草は吸ってしまったが・・・苦笑) 私は『健康オタク』ではないし、受診なんて面倒臭いと思っているのだが、職場の業務命令なので従わざるを得ない。サラリーマンの辛いところだ。

異常な数値というのは、γ-GTP、総コレステロール、中性脂肪、白血球数といったところだが、毎日、飲酒を欠かさないからγ-GTPは高くなるし、総コレステロールや中性脂肪は食生活と体質の問題なので、『何をいまさら』という感じだ。白血球数に至っては、明らかに喫煙によりもたらされているものなので、『煙草止めますか?人生やめますか?』という究極の選択を迫られるのは目に見えている。

実父は現在76歳になるが、35歳にして糖尿病を発症し、70歳を過ぎても酒も煙草もやっていた。 2年程前に、糖尿病による壊疽で右脚を切断し、それから少し後に、脳梗塞で言語中枢がやられ、毎週リハビリに通っている。幸い、四肢の麻痺は無く、現在は言語も日常生活に支障が無い程度に回復している。

『人生は楽しんだ方が勝ちだ』とは常々私が考えていることだが、快楽にはリスクが付き物だし、それを承知で楽しむのだから、ツケを払う度胸が無ければ、快楽に縁遠い『健康オタク』としての長い禁欲生活が待っているだけだ。

それにしても、思い出すのは現役の頃の実父と飲みに行った頃のことだ。 父は会社を経営していたこともあって、飲み代、足代(タクシーチケットなど)は無尽蔵であった。 はしご酒とはよく言うが、例えば、寿司を摘んでから、スナックで小腹を減らし、次にラーメンと餃子を食べてから、クラブに行くといった飲み方だった。

後数年で50歳。これからどのように生きるか。我ながら楽しみである。

"Read more" 2006年10月25日

"バック・トゥ・ザ・フューチャー"

パーキンソン病を患って一線から退いている、俳優マイケル・J・フォックスの主演作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年 アメリカ ロバート・ゼメキス監督、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮)を子供たちのリクエストで久しぶりに鑑賞しました。

ヒルバレー(カリフォルニア州の町という設定)に住む、落ちこぼれでロックスター志望の高校生マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)と、親友で周囲から「変人」「危険人物」と呼ばれる科学者エメット・ブラウン博士・通称ドク(クリストファー・ロイド)が、ドクの発明したタイムマシン(デロリアン)を巡って様々な時代でトラブルを起こすコミカルなタッチのアドベンチャー・ムービーです。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』はPART2(1989年)、PART3(1990年最終作)がありますが、私は個人的には本作(PART1)が一番好きです。 ヒューイ・ルイスの主題歌「The Power of Love」も懐かしく、家族で久々に大笑いしました。

【ご参考までに】

マイケル・J・フォックスさん全米でCM大反響(2006年10月29日産経新聞・朝刊)

【ロサンゼルス=松尾理也】映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などで知られる米俳優、マイケル・J・フォックスさん(45)が難病治療につながるとして注目されるヒト胚性肝細胞(ES細胞)研究を支持する民主党候補への投票を訴えるCMに出演。パーキンソン病を患って一線から退いているものの、全身をけいれんさせるなど病状をあらわに訴えを続け、終盤を迎えた中間選挙の選挙戦で大きな反響を呼んでいる。

"Read more" 2006年10月29日

"自殺"

自殺したいと思うことと、本当に自殺することとは、似ていて別なものである。一歩の違いがある。その一歩を踏み出すか踏み出さないかによって、たいへんな相違が出てくるんだな。

―風に訊け

いじめやパワーハラスメントによる自殺が日々報道されている。 冒頭に書いた一文は、故 開高健氏によるものだが、私も『人間には自殺をする特権はない』と考える。

人はなぜ自殺を考えるのか。 『苦しみから解放されたい』、『死をもって償いたい』、『生きていくのが辛い』・・・。

自殺をする、というのはたいへんな意志の力である。本当に憔悴し切っている人は自殺する力さえ無くなっていると思う。そんな意志の力を自殺に使っていいものか?この世に生を受けて、苦しみと同時に喜びも多かったのではないか?

自殺したいと思うことは、『一種の精神的な外科手術』と開高健氏は書いている。精神的な自己浄化である。

もう一度書く。自殺したいと思うことと、本当に自殺することとは、似ていて別なものである。

【ご参考までに】

『自殺』を考えるとき、印象に残っている小説を追記に挙げます。


"Read more" 2006年11月01日

"幸福の黄色いハンカチ"

北海道夕張市が全国で少子高齢化のトップで、住民が町おこし運動をしているとのニュースをテレビで見て、この地を舞台とした『幸福の黄色いハンカチ』(1977年 松竹 山田洋次・監督)を久しぶりに鑑賞しました。 模範囚として六年の刑期を終えた男が、行きずりの若者二人と共に、妻のもとへ向う姿を描いています。

勇作(高倉健)は若い頃、九州に住んでいたが、三十歳を過ぎて考えを変え、夕張の炭抗で働らき始めた。その頃、町のスーパー・マーケットで働いていた光枝(倍賞千恵子)と恋をして結婚した。 それから数年は幸福な日が続いた。そして光枝は妊娠するが、折角出来た赤ちゃんを流産してしまう。 その夜、勇作は飲み屋で酔っぱらったチンピラに因縁をつけられる。あまりのしつこさに勇作は腹をたて、相手を殴ると、チンピラはそのまま死んでしまう。 勇作は六年間、刑務所で過すが、光枝の面影は、勇作の心から離れなかった。 刑期を終える直前、勇作は光枝に手紙を書いた。 「俺は、お前が良い男と再婚して、幸せになっていることを望んでいる。この手紙がつく頃、俺は夕張に行くが、もしも、お前が今でも独りで暮しているなら、庭先の鯉のぼりの竿の先に黄色いハンカチをつけておいてくれ。そのハンカチを見たら俺は家に帰る。でもハンカチがなかったら、俺はそのまま夕張を去っていく」と。 行きずりの若者二人(武田鉄矢、桃井かおり)と共に妻のもとへ向かうその時、 勇作の眼に映ったものは、角の家の狭い庭先に、不釣合いな高い旗竿の上から下まで並んだ何十枚もの黄色いハンカチであった。 黄色いハンカチのなびく家から、光枝は出てきた。 語りきれない愛の言葉を胸に秘め、静かで温かな勇作の眼は、じっと光枝を見つめている。 六年の歳月も、二人を離すことはできなかったのだった。

光枝に恋をしていても、なかなか言い出せない不器用な勇作を高倉健が好演しています。こういったシチュエイションを演じたら、おそらく右に出る俳優はいないのではないかと思います。 また、赤ちゃんを流産してしまう光枝を演じる倍賞知恵子があまりにも痛々しく胸に迫ります。 黄色いハンカチのなびく家で、勇作と光枝が再会するラストシーンは涙を誘います。

"Read more" 2006年11月05日

"追悼 ポール・モーリア師"

フランスの指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバロ奏者でイージーリスニング界の第一人者として有名だったポール・モーリアさんが、11月3日午前1時、フランス南部ペルピニャンの病院で逝去されました。享年81歳。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

1965年にフィリップスと契約を結び、ポール・モーリア・グランド・オーケストラを結成、1968年に『恋はみずいろ』を世界的にヒット(約500万枚)させ、全米ヒットチャートで連続5週トップを記録、これでグラミー賞を受賞し、一躍名を馳せた。

日本においては、その後も『蒼いノクターン』(彼自身による作曲)『エーゲ海の真珠』(メルシャンワインのCM曲)『涙のトッカータ』『オリーブの首飾り』『そよ風のメヌエット』(これも彼自身による作曲で、メルシャンワインのCM曲として使われた)等と立て続けにヒットを重ね、「イージーリスニング界の大御所」「一家に一枚ポール・モーリア」と言われるようになった。池田満寿夫監督の日伊合作映画『窓からローマが見える』の音楽担当や、来生たかおの『白いラビリンス』の編曲、1995年の阪神・淡路大震災の際には、『カルテット・フォー・神戸』を作曲し、フランク・プゥルセル(バイオリン)、フランシス・レイ(アコーディオン)、レイモン・ルフェーブル(フルート)らと、チャリティーアルバムの制作を行うなど、日本と縁の深いアーティストであった。

ニキビはなやかかりし頃、当時田舎の中学生だった私は、フォーチャンネルのドルビーシステム・ステレオでポール・モーリアグランド・オーケストラの『恋はみずいろ』などをよく聴いていたのを思い出します。

当時はCDなどは無く、LPのレコード盤でした・・・。 数々の名曲はいつまでも多くの人々の心に残ることでしょう。 合掌。

2006年11月06日

"Killer Queen"

先日、アメリカ在住の古い友人とメールのやり取りをしている時、Queenの話題で盛り上がった。 “Killer Queen”は、私が高校2年生の頃、愛聴していた楽曲だが、今でも輝きは色褪せない。

I swelled by a topic of Queen the other day when I exchanged emails with an old friend resident in U.S.A. "Killer Queen" is the song that I loved to listen to in the days of an eleventh grader, but brightness does not still fade.


Killer Queen
Artist(Band):Queen

She keeps her Moet et Chandon in a pretty cabinet
'Let them eat cake.' she says just like Marie Antoinette
A built-in remedy for Kruschev and Kennedy
At anytime an invitation you can't decline

Caviar and cigarettes,
Well-versed in etiquette,
Extr'ordinarily nice,

She's a Killer Queen
Gunpowder, gelatine
Dynamite with a laser beam
Guaranteed to blow your mind (anytime)
Ooh, recommended at the price
Insatiable in appetite (Wanna try?)

To avoid complications she never kept the same address
In conversation she spoke just like a baroness
Met a man from China went down to Geisha Minor
(Killer, killer, she's a killer Queen)
But then again incidentally, if you're that way inclined

Perfume came naturally from Paris (naturally)
For cars she couldn't care less
Fastidious and precise

She's a Killer Queen
Gunpowder, gelatine
Dynamite with a laser beam
Guaranteed to blow your mind (anytime)

(guitar solo)

Drop of a hat she's as willing as playful as a pussy cat
Then momentarily out of action, temporarily out of gas
(To absolutely drive you wild, wild..)
She's all out to get you...

She's a Killer Queen
Gunpowder, gelatine
Dynamite with a laser beam
Guaranteed to blow your mind
(Anytime)

Ooh, recommended at the price
Insatiable in appetite
(Wanna try?)
You wanna try...


"Read more" 2006年11月08日

"懐古主義?アイデンティティー?Vol.2 『波の数だけ抱きしめて』"

休刊中のメールマガジン『Fantasy_since_1959 WebSpace』の来年(2007年)4月号以降の発行について、当塾内のコンセンサスが取れずに経過している。

沈思黙考の日々を重ねているうちに、何気なく『波の数だけ抱きしめて』(1991年 フジテレビ・小学館 馬場康夫・監督)を久しぶりに鑑賞した。

作品は1982年5月を舞台にしている。1970年代後半から1980年代前半に大学生活を送った方ならば、本作を観れば郷愁の念を抱かれるだろうと思う。 私の大学の仲の良かった後輩は「私はユーロビートとユーミンしか聴かないんです」と、当時私に話していたが、まさしくそんな女子大生だった方たちには懐かしい一品と言えるだろう。  原作は知る人ぞ知るホイチョイ・プロダクション。湘南を舞台に、ミニFM局の運営にかける若者たちの青春模様を描いている。ちなみに『goo映画』の評価では、ストーリー、音楽、ビジュアル、演出、キャストの総合評価で平均95点がついている。

冒頭の話に戻るが、個人的には暫定的に『夏少女』一本化でいきたいと考えている。

【ご参考までに】

夏少女2

"Read more" 2006年11月11日

"ボディー・ガード"

久しぶりに『ボディー・ガード』(1992年 アメリカ ミック・ジャクソン監督)を鑑賞しました。

世界でも屈指の実力をもつボディガード、フランク・ファーマー(ケビン・コスナー)とアメリカでトップの人気を誇るスーパースター、レイチェル・マロン(ホイットニー・ヒューストン)のラプ・ロマンスがらみの、ボディー・ガードのプロ意識に徹した仕事ぶりと、スーパースターの歌手の素晴らしさ、多忙さが実にうまく描かれています。

そして、張りのある強いテンションをともなったホイットニー・ヒューストンの見事な歌唱を堪能できます。映画でも実に効果的に使われているのが“I Will Always Love You”と“I Have Nothing”です。

ローレンス・カスダンの脚本が実にしっかりとできており、ミック・ジャクソン監督の演出が秀でているから、単に命がけで、依頼主の命を守る元シークレット・サービスの敏腕ボディーガードとスーパースターの歌手とのロマンスという以上に登場人物の心理描写が素晴らしく、深い内容をもったものになっています。

ケビン・コスナーは私の好きな俳優の一人ですが、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』、『JFK』、『ロビン・フッド』が印象に残っています。

"Read more" 2006年11月14日

"蘊蓄"

小説を書く上で、重要なファクターとなる「蘊蓄」について調べてみた。

◆うん-ちく【蘊蓄】知識や学問を深く積み貯えてあること。―広辞苑第二版

◆既視感をカバーする方法の一つは、蘊蓄です。その種目の専門家しか知り得ないようなことを書き込んで選考委員を唸らせる。―新人賞を狙える小説プロット実戦講座 

◆完璧な情報量の値をαとして、そのαと、あなたの値との差をβとする。
 αの存在を知り、βを認めることがインテリジェンスだとして、ポリシーというのはそのβの値に満足できるかどうかなのである。
 そのことがあなたの価値観を決定する。―すべての男は消耗品である

◆人は人生を一回しか送れないので本を書きたがる。今後も無限に書きつづけられていくだろう。が、その中にオリジナルなものがどれだけあるかということは、はなはだ疑わしい。二十世紀でなくとも、オリジナルな本というのははなはだ少ない。一言半句、何かオリジナルなものを編み出せば、もうそれで目をつぶってよいんである。その一言半句が出ない。その一言半句を出すために、千万言をつぶす。これは深夜の労働である。―風に訊け

◆「トンネルを抜けると雪国であった」というのは、ぼくでも書けるんだ。あの程度のことはね。でも、次の「夜の底が白くなった」というのは書けないね。あれは才能を感じちゃう。
 だから、努力して一生懸命、頑張った人はあまり怖くないんだけど、努力しないでひらめくという人のほうがいやだね。とても勝てないんじゃないかと思って。そういう意味では、啄木なんていう人もいやだね。全然、努力しないけれど、女と寝ながらあんな歌を作ったと思うと、ゾッとしちゃう(笑)。―ものの見かた感じかた

◆本来は「長年に渡って蓄えた深い知識」の意味で、マイナスな意味はない言葉であったが、近年は「雑学的な鬱陶しいオタク知識」というマイナスな意味で使用されることが多い。―蘊蓄とは - はてなダイアリー 

"Read more" 2007年12月12日

"Big Wednesday ならぬ Lonely Wednesday"

毎週、水曜日は孤独な一日です。家族は朝から出かけ、帰宅するのは夕方。 私の休日がfixeで水曜日と日曜日なので、水曜日は時計のネジを巻きません(何処かで読んだフレーズ)。

比較的遅く起床して、髪はボサボサで、歯は一応磨きますが、パジャマのままです(苦笑。女房が用意してくれたきつねうどんを食べ、8時半頃には家族がそれぞれ出かけてしまうので、書斎に向かいます。

午前中は溜まっているメールを打ったり、書き物をしてみたり、読書、音楽鑑賞などをして過ごします。 喫煙はやめられないので、キッチンの換気扇の下で煙草を吸います。誰も居ないのだから、書斎で吸えばよさそうなものなのですが、習慣とは恐ろしいもので、換気扇の下で吸わないと落ち着かない・・・。几帳面と言うか、なんと言うか、損な性分です。

パソコンに向かって書き物をしていると、イライラしてきます。煙草が吸いたい・・・。そんなこんなで、書斎からキッチン、キッチンから書斎へとウロウロしていると、昼頃になってしまいます。

腹が減らないときは、風呂に入ったりしてみます。不精なので、バスタブで何もかも洗うといった入浴の仕方で10分もしないうちに出てしまいます。ちょっと前なら、この辺りで缶ビールを飲むのですが、最近は我慢・・・。

長い一人暮らしの後遺症で律儀に昼食を作り、遅い昼飯を食べたあとは、飼育しているインコを見たり、隣の両親に顔を出したり、録り溜めたり、取り寄せたりした映画鑑賞をしてみます。

そんなこんなで、夕方になり、孤独な水曜日は暮れていきます・・・。 明日は久しぶりに『Big Wednesday』でも観てみますか。

"Read more" 2006年11月21日

"創作意欲の再燃Vol.2 『波の数だけ抱きしめて』~気になる一曲"

過日、『波の数だけ抱きしめて』(1991年 フジテレビ・小学館 馬場康夫・監督)のレビューを書いたが、映画の挿入歌で気になる一曲があり、題名が分からない。

松任谷由美さんの曲なのだが、ユーミン・フリークの友だちに聞いても分からない。WEBで調べたのだが分からない。知っている方がいたらご教授願いたい。一部を抜粋する。


この電話が最後かもしれない 他人事に思える 涙だけ溢れて
もう切るわと 何度も言いながら 引き伸ばすのは私の方
SWEET HEART 写真立てには おどける二人 今日知らずに キスしてる
SWEET DAY 何に負けたの わからないことが 悔しいだけ


『波の数だけ抱きしめて』は、ひょっとしたらこの曲のために創られたのではないか、と思われるほどインパクトが大きく、観終わってからも脳裡に焼きついてしまった。

作品のみずみずしい存在感に感化されて、創作意欲が一気に再燃した。以前にも経験していたが、音楽が一瞬にして自らの脳裡に映像化するのだ。

【ご参考までに】

海を見ていた午後

海を見ていた午後

2006年11月25日

"忘年会の季節"

忘年会の季節になってきた。カレンダーに師走の文字がちらほらしてくると、恒例の催しである。 職場のことは意識して書かずにいたが、差し障りの無い程度にご披露しよう。

『女性が多いのでイニシアティブは女性』、『基本的に飲むことが好き』、『品を重んじ、そぐわないと恐い』大きくこの三つに集約される。一言で言うと、『大奥』と言えば分かり易いだろうか。

『歓送迎会』やら『花見』やら『暑気払い』やら、何やかやと理由をつけて飲むのだが、まず、若者組と熟年組に分かれる。と言うよりは、熟年組は初めから悟り切って、先に飲み始めてしまったりする。

『自分の娘と同じ歳くらいの若い女性と一緒に飲むのは照れくさい』ということもあるが、一歩間違えば、クラブで飲んでいるかのような錯覚に陥る。仕事の延長線上であることを考えると、思わず引いてしまうのは仕方が無い。

そして、いつしか若者組は女性と男性に分かれる。しらーっとしていて、一昔前のダンスパーティーか合コンである。 一方、熟年組は気が合えば男女混合で盛り上がる。酒が入れば開き直りがある。幼子を連れて来る人たちもいて、家庭的な雰囲気になったりする。

今年も『忘年会』の告知がされた。どんな展開になるか楽しみである反面、ちょっと恐かったりもする。

2006年11月28日

"ジャッジ・ドレッド"

久しぶりに『ジャッジ・ドレッド』(1995年 アメリカ ダニー・キャノン監督)を、家族で鑑賞しました。


22世紀に入ると、世界情勢は急変した。気候も国家も全てが激変し、地球は放射能で汚染された砂漠と化し、まさに呪われた地となった。
生き残った人類は巨大都市メガシティーに暮らしていたが、そこでは犯罪が蔓延り、司法システムはその拘束力を失っていた。
警察と呼ばれるものは消滅し、新しい秩序が取って代わった。法を破った者を捕らえ、即座に刑を執行するエリート集団による治安維持システムである。
警察官であり、裁判官であり、死刑執行人でもある彼らは『ジャッジ』と呼ばれた―。


SF漫画をそのまま映画にしたような作品ですが、子供たちには大ウケでした。
クールでタフなジャッジ・ドレッドをシルベスター・スタローンが好演しています。
こういったキャラクターは、甘いマスクと鍛え抜かれた肉体美を持つスタローンならではの『はまり役』だと思います。
ジャッジ・ドレッドに思いを寄せるヒロインのジャッジ・ハーシーをダイアン・レインが演じています。ダイアン・レインについては、敬愛する村上龍氏が著書『すべての男は消耗品である』(1990年 角川書店)で、次のように書かれていますので、ご参考までに。

「芥川賞なんて二十代で簡単にとって、億単位の金のかかった映画をサラッと撮って、スクーバダイビングとテニスをして、一年のうち六十日は南の島へ行って、速いヨーロッパ車に乗り、無数の女とうんざりするほどいいセックスをしていないと、いい小説は書けない」  なんて言うと、マルビのからみ者は、ほとんど殴りかかってくる。本当は、ジェット機も必要だし、数千万のコンピュータもいるし、タヒチあたりに島がいるし、スタジオやダビングルームもいるし、ダイアン・レインとニャンニャンしなければならないのだ。

休日にご家族でのんびりと観るのには、オススメの作品です。

"Read more" 2006年11月29日

"浦和レッズ 2006Jリーグ優勝"

浦和レッズが、昨日(2日)、ガンバ大阪を3-2で破り、2006年のJリーグ優勝を果たしました。

地元ということもあり、我が家の息子たちのモチベーションも上がり、今朝も早くから試合やら練習やらに出かけていきました。女房は次男のサッカーチームの役員を引き受けている関係で、同行して行くため、今日も私は一人でのんびりです。

昨日の夕方から、レッズのメッセージメールが頻繁に入っていますので、一部をご披露します。

【2006Jリーグ優勝】 本日のJリーグ最終節におきまして、ガンバ大阪に3対2で勝利し、2006Jリーグチャンピオンとなりました。皆さまのご声援に心より感謝申し上げます。そして、共に闘い、共に頂点に輝いたファン・サポーターの皆さんを心から誇りに思います。 We made it together!! 浦和レッズ

【2006 Jリーグチャンピオンメモリアルグッズのご案内】 ファン・サポーターの皆さま、ご声援ありがとうございました。2006年Jリーグチャンピオンを記念したメモリアルグッズにつきましては、クラブホームページにて限定販売いたします。詳細は http://www.urawa-reds.co.jp まで(携帯、PC可)。 浦和レッズ

【優勝セール等のご案内】 2006年Jリーグ優勝を記念し、ファミリーマート(埼玉県内)にて「応援ありがとう弁当」の販売、スポーツオーソリティ(浦和美園、与野、北戸田、川口、川越、熊谷、赤羽、太田店)、埼玉県内の与野フードセンター、伊勢丹浦和店では優勝セールが開催されます。 詳しくは http://funfun-reds.com まで。

【優勝を記念しレッズ限定自転車を発売<ホダカ>】 オフィシャルパートナーのホダカでは、Jリーグ優勝を記念し浦和レッズオフィシャル自転車をオンライン限定販売します。モデルは?@BIOSIS REDS MODEL(限定100台)?ABIOSIS LITRETCH MODEL(限定300台)の2種類を受注生産します。デザイン、仕様、価格、申込み等はhttp://www.hodaka-bicycles.jp まで(PCのみ)。お申込み締切りは2006年12月17日(日)までとなりますので、お早めにお申し込みください。

私はこれから午後の時間を有効に使って、久しぶりに創作活動に励んでみようかなどと考えています。

2006年12月03日

"二日酔い~CHRISTOPHER CROSS"

昨夜は忘年会で久々に飲んだ。生ビール2杯、ワイン2杯、焼酎のロックをトリプル(?)で2杯・・・。 覚えているだけでこの有様だ。昨夜のことはあまり記憶に無いのだが、帰宅したら次男が「FC浦和の5年生第1次強化指定選手に選ばれた!」と喜んでいた。まあ、自己実現の一歩としてはめでたいことだ。

今朝も極めて体調悪し・・・。こんな朝は気分転換に、CHRISTOPHER CROSS!

ARTHUR'S THEME(作詞:C.Cross / 作曲:C.Cross)

Once in your life will find her
Someone that turns your heart around
And next thing you know
You're closing down the town
Wake up and it's still with you
Even though you left her way cross town
Wonderin' to yourself
Hey what have I found

*When you get caught
Between the moon and New York City
I know it's crazy but it's true
If you get caught
Between the moon and New York City
The best that you can do
The best that you can do
Is fall in love

Arther, he does as he please
All of his life master's toys
And deep in his heart he's just
He's just a boy
Living his life one day at a time
He's showing himself a pretty good time
He's laughing about the way
They want him to be

(*Repeat an fade)

"Read more" 2006年12月06日

"ゴースト/ニューヨークの幻"

久しぶりに『ゴースト/ニューヨークの幻』(1990年 アメリカ ジェリー・ザッカー監督)を家族で鑑賞しました。本作は公開当初、知り合いから薦められ、新婚の頃に女房と二人で映画館に観に行った作品です。

銀行員のサム・ウィート(パトリック・スウェイジ)は恋人のモリー・ジャンセン(デミ・ムーア)からプロポーズされた晩、暴漢ウィリー・ロペス(リック・アビルス)に撃ち殺されてしまう。サムの魂は天国へ行くことを拒否し、モリーをいつまでも見守ることを選ぶが、彼女に声をかけることさえできない。サムは親友のカール・ブルーナー(トニー・ゴールドウィン)が、不当な金を銀行を経由させることで正当な金に見せかけるマネー・ランドリーに関わっている事をサムに気づかれたと思い、ウィリーと共謀して自分を殺したことを知る。そしてサムが霊媒師オダ・メイ・ブラウン(ウーピー・ゴールドバーグ)の手によってカールの秘密口座を解約したことで、サムが生きているのではないかと疑い始めたカールはウィリーと共に、モリーに襲いかかるが、サムとオダ・メイの助けによって救われ、カールはガラス窓に突っ込み死ぬ。モリーを助けるという使命も終わり、サムはモリーに愛を告げ天国に昇っていく・・・。

幽霊となっても愛する人を守ろうとする男の姿を描くファンタジックなラブ・ストーリーです。  共同生活を送っている頃のサムとモリーのひとときに流れる『アンチェインド・メロディー』が切なく心に迫ります。  サムがオダ・メイの力を借りて、モリーに幽霊となった自分の存在を信じさせようとするシーンは何度観ても感動的です。  モリーを助けるという使命が終わり、サムがモリーに愛を告げ天国に昇っていくラストシーンは思わず涙がこぼれます。  豪華キャスト、うっとりするようなラブロマンスと片時も眼を離せないサスペンス。恋人同士で観ても、ご家族で観ても、温かな気持ちになるオススメ作品です。

"Read more" 2006年12月10日

"ラスト サムライ"

『硫黄島からの手紙』、『父親たちの星条旗』公開が話題となっているが、先日、テレビで放映された『ラスト サムライ』(2003年 アメリカ エドワード・ズウィック監督)を鑑賞した。 以前、息子たちと英語の勉強を兼ねてDVDで字幕版を鑑賞していたのだが、この名作が早々テレビ放映されたので、彼らにせがまれて観てしまった。


日本は剣によって創られたと言われます。いにしえの神々が剣を海に浸し、引き上げた時、四つの雫が滴り落ち、その雫が日本列島になったのだとか。
しかし、私は思うのです。日本を創ったのは一握りの勇者だと。
彼ら戦士が命を賭けて守ったのは、今や忘れられつつある言葉―名誉。


ハリウッドが描く日本の武士道、侍たちの生き様をテーマとした本作を観て、主演トム・クルーズの熱演もさることながら、アカデミー助演男優賞にノミネートされた渡辺謙の存在感は圧巻であった。
脚本はジョン・ローガン 、エドワード・ズウィック 、マーシャル・ハースコヴィッツの三氏によるものだが、台詞の一言一言が人間哲学に昇華しており、奥深く考えさせられるものになっていると感じた。
本作を観て、咄嗟に連想した映画は『ラストエンペラー』(1987年 イタリア・イギリス・中国合作 ベルナルド・ベルトリッチ監督)、『コナン・ザ・グレート』(1982年 アメリカ ジョン・ミリアス監督)の二作品であった。


"Read more" 2006年12月13日

"マッチ"

夢で会いましょう( 村上春樹、糸井重里 1986年・講談社 ) は、短編集でもエッセイ集でも雑多な原稿の寄せ集めでもない、フシギな本です。このお気に入りのフシギな本の中から、村上春樹氏によるとっておきをご披露します。

マッチ(本文より抜粋)

 クリスマス・イブだというのに、その小さなバーの客は僕と僕の友人と見知らぬ女の子の三人しかいなかった。
 僕と僕の友人はウィスキーを飲みながらずっとスーパーマンの話をしていた。ああいう姿勢で空を飛ぶのはとても疲れるんじゃないか、とか、小便をする時に便器が割れるんじゃないか、とか、そういったつまらない話だ。
 そのあいだ、女の子はずっとマッチ棒を折りつづけていた。
 ぱちん。
 ぱちん。
 マッチ棒がなくなってしまうと、彼女はカウンターの上の金魚鉢から新しいマッチをとりだし、またそれを折りはじめた。
 ぱちん。
 ぱちん。
 それはもちろんたいして大きな音ではなかったけれど、なんとなく気になる音だった。
 ぱちん。
 ぱちん。
 頭の禿げたバーテンも、あきらかにその音に動揺していた。彼女に何か言おうかとも思うのだけれど、どう言えばいいものか彼にはまるでわからなかった。マッチ箱の原価が一個十円として、五十個ぶん彼女が折ってしまっても五百円、それくらいなら勘定に上乗せできる。だとしたら、それでいいじゃないか、と彼は考えた。べつに誰に迷惑をかけているわけじゃない。
 ぱちん。
 ぱちん。
 僕と僕の友人は話をやめてそのマッチ棒の折れる音に耳を澄ませた。
 彼女は素敵なスーツを着こみ、そのスーツに負けないだけの素敵な顔をしていた。あたまのてっぺんから足の先まで、見事なほど金がかかっている。少なくともクリスマス・イブの夜の十時半に新宿のバーで一人でマッチ棒を折っている、というタイプではない。
 「ねえ、さっきから何してるんですか?」と僕の友人が彼女に声をかけた。彼は忍耐強いガール・ハンターとして新宿では少しは名を知られた男である。
 彼女は小馬鹿にしたような顔つきで我々を見た。雨あがりの舗道に落ちているディスコの割引券でも眺めるような目つきだった。「何してるって―ぱちん―マッチ棒を―ぱちん―折ってるのよ」
 「楽しいですか?」
 「それは私の―ぱちん―問題でしょ」
 「でも世の中にはもっと楽しいことがあると思うんだけどな」
 「例えば?」ぱちん。
 「例えば・・・・・・あしかの首を折るとか」
 「ふうん」と彼女は言った。「それで、どこにあしかがいるの?」
 「それなんだ」と僕の友人は言った。「この近くにとてもいいあしかの穴場があるんだよ。行ってみない?」
 「動きたくないのよ」
 「残念だなあ。とてもあしかがいっぱいいるのに」
 「本当?」
 「手あたり次第さ。ぼきん・ぼきん・ぼきん」
 「でもあしか、かわいそうじゃない」
 「いやいや、あしかというのは年に一度くらい首の骨を折ってやらないとうまく成長できないんだよ。だから君も楽しめる。あしかも喜ぶ」

 結局彼女と僕の友人はあしかの群れを求めて夜の新宿に消えた。あとには僕と頭の禿げたバーテンだけが残された。
 「世の中にはいろんな口説き方があるもんですねえ」とバーテンは感心したように言った。「あしかだって」
 「まあね」と僕は言った。
 彼女のテーブルの灰皿には半分に折れたマッチ棒がスペインの宗教裁判所の薪みたいな形に積みあげられていた。僕がそれに火をつけると、店はクリスマス・イブにふさわしい奇妙な輝きに包まれた。
 「あしかねえ」とバーテンはもう一度ため息をついた。

"Read more" 2006年12月16日

"G線上のアリア"

 英南東部サフォーク州のイプスウィッチ近郊で、11日間に若い女性5人が遺体で見つかり、地元警察は同一犯による連続殺人事件の可能性があるとみて本格的な捜査に乗り出した。ロンドンでは1888年、少なくとも5人の売春婦が次々とのどを刃物で切られ殺害された未解決の「切り裂きジャック事件」が起きている。今回の事件と似ていることから、住民の間では不安が高まっている。

 眼を覆うような異常犯罪が多発し、どんなニュースを聞いても驚かなくなってしまっているが、「切り裂きジャック事件」の連想から『セブン』(1995年 アメリカ デヴィッド・フィンチャー監督)を改めて鑑賞した。大ヒット作なのであえて説明するまでもないのだが、キリスト教の七つの大罪に基づいて実行されていく連続殺人事件を描いたショッキングなサイコサスペンスだ。モーガン・フリーマン扮するベテラン刑事ウィリアム・サマーセットが図書館で調べものをするシーンで流れているのは、バッハの『G線上のアリア』。

 その『G線上のアリア』が、先日、FM放送でヒップホップ調にアレンジされて流れていた。クラシックをリメイクするのが流行っているようだが、『G線上のアリア』をヒップホップに融合させたのが『Everything's Gonna Be Alright』(1998年 SWEETBOX)。クラシックとヒップホップという意外な組み合わせだが、何度聴いてもこれはこれでお薦めである。

"Read more" 2006年12月16日

"ドライ・マティニ"

 現実逃避したくなると、酒が飲みたくなる。今日の気分ならドライ・マティニだ。

『ドライ・マティーニが口をきく』(1983年 片岡義男・著 角川書店)

 三日見ぬまの桜かな、と言います。日本の季節感は三日ごとに変わる、と俳人は度胸で言いきるのです。たしかに、日本には、じつにさまざまな季節感があります。それぞれの季節にからめて、いろんな女性の素敵なところや悪い癖をさりげなく描くとこうなるという、これは国語の教科書なのです。

『世紀末を一人歩きするために』(1995年 村上 龍・著 講談社)

マティニがうまい、これは良いバーの条件だ~田舎のバー
閉店時間が早い、ドライマティニがまずい、謎めいた美女がいない、それが田舎のバーだ
                                          ―長崎オランダ村

『贅沢な恋愛』~『彼女の時』(1990年 北方謙三・著 角川書店)

 私はスツールに腰を降ろし、苔が生えたようにいつもカウンターの中の同じ場所に突っ立っているバーテンに、ボンド・マティニィを註文した。十五、六年も前のアクション映画で、主人公が得々として飲んでいたやつだ。特別なものは、なにも入っていない。ただのシェイクしたドライ・マティニィだった。

『風に訊け』(1984年 開高 健・著 集英社)
 
マーティニ 
 マーティニというのは、カクテル時代の最大のヒットである。私はこれまであらゆる種類のマーティニを飲んできたが、カクテルと名のつくものでマーティニ以上のものをついに見つけだすことはできなかった。マーティニは最高だと私も思う。私の好みであるが、マーティニだけがカクテルであり、他は太陽の前の星である。

"Read more" 2006年12月20日

"リベンジ "

 明日、親戚の婚礼があるため、我が家は今日がクリスマス・イブだ。

 ダヴィンチ(ワインの銘柄です、念のため)の酔いで私は怒っている。
次男チームが今日の『第17回NTT東日本カップ少年サッカー大会さいたま市予選』の決勝戦で負けた。
 私は仕事で観戦できなかったのだが、帰宅したら女房が「負けました」と言う。結果は1-0。敗因を次男から聞くと、彼のペナルティーからのフリーキックが失点だったらしい。子供の喧嘩に親が出るわけではないのだが、彼が言うには「ペナルティーの相手は4年生で(次男は5年生)、ぶつかった覚えは無いのだが、相手が審判に過度にアピールした」らしい。
 まあ、いいだろう。フリーキックからの得点でも得点は得点だ。運も実力だ。明日は3位決定戦。3位でも県大会に出場できるらしいから、明日の結果が楽しみだ。

 それにしても、今日は食い過ぎだ。前菜のチーズからピザ、チキン、パスタ・・・。健康に気をつけて、日々食生活を控えめにしていたのだが、今夜一晩で元の木阿弥になりそうだ。ケーキは食べられない・・・。

2006年12月23日

"祝勝会 Vol.2"

 次男チームが本日(24日)、『第17回NTT東日本カップ少年サッカー大会さいたま市予選』の3位決定戦で2-1で勝ち、来年(2007年)2月に開催される県大会出場を決めた。参加校71校で3位の成績は来年で創立30周年を迎える我がチームのサッカー少年団でも初の快挙であった。早速、父兄と子供たちが召集され、祝勝会が開催された。

 宴席ではあったが、ひとついい話をチームメートのお父さんから聞いた。酒が入っていたので、正確に記述できるか不安ではあるが、心温まるお話だった。
 
 クリスマス・イブに関わるエピソードだが、アメリカとカナダの合同国防機関の話である。その国防機関はインターネットで52年間も世界各国の核ミサイルの位置探査をしているのだそうだ。
 ある時、少年がそのウェブサイト(?)を閲覧して、その国防機関に誤って問い合わせの電話をかけたのだそうである。
 電話を受けた職員はウィットを利かせて、「この位置探査は世界中に幸せを運ぶサンタクロースが乗ったトナカイの位置を調べているんだよ」と説明したのだそうだ。
以来、子供たちから問い合わせが来ると、同様の答えをすることにして夢を与え続けているのだそうである。

2006年12月24日

"TOGETHER FOREVER"

今年(2006年)も残すところ5日を切ってしまった・・・。応援をいただいた方々に感謝の意味を込めて、TOGETHER FOREVER!

... which I was going to have (2006) this year, and have been under 5th.I put a meaning of thanks to the people who had you support you,and it is TOGETHER FOREVER!

TOGETHER FOREVER(by RICK ASTLEY)

If there's anything you need
All you have to do is say
You know you satisfy everything in me
We shouldn't waste a single day

**So don't stop me falling
It's destiny calling
A power I just can't deny
It's never changing
Can't you hear me,I'm saying
I want you for the rest of my life

*Together forever and never to part
Together forever we two
And don't you know
I would move heaven and earth
To be together forever with you

If they ever get you down
There's always something I can do
Because I wouldn't ever wanna see you frown
I'll always do what's best for you

There ain't no mistaking
It's true love we're making
Something to last for all time
It's never changing
Can't you hear me,I'm saying
I want you for the rest of my life

*Repeat

**Repeat

*Repert to fade

"Read more" 2006年12月27日

"2006年を振り返って"

 今年も暮れていきます・・・・・・。そこで、一年を振り返って雑感を書いてみます。
今年(2006年)の年頭に立てた目標は下記でした。

1)セミナー講師の試行。

2)出版等、バーチャルからリアルへの移行。

3)ライフワークの確立。

 自己評価をしてみますと、

1)セミナー講師の試行。達成率100%

2)出版等、バーチャルからリアルへの移行。達成率0%

3)ライフワークの確立。達成率100%

 トータル達成率67%・・・・・・。
 あくまで、自己評価なので評価基準も独自ではありますが、5段階評定とすれば3に近い4となり、満足のいくものにはなりませんでした。
 特筆するものとすれば、昨年(2005年)、ネット講座開設サービス 「ナレッジサーブ」よりネット講師のオファーがあり、これをお受けし、「週末起業フォーラム」の出版企画コンテストでの企画をぶつけたところ、予想以上の反響があったのが公式サイト『儲かる稲妻ライティング塾』開講の契機となったこと、また、本年(2006年)5月、『儲かる稲妻ライティング塾』がYahoo!JAPANのディレクトリに登録されたこと、また、本年(2006年)7月、ソーシャル・ネットワーキング・サービスGREE内で『タレント発掘イベント』の審査協力をしたり、思いもかけない人脈ができたことなどが挙げられます。『儲かる稲妻ライティング塾』には一期生が入塾し、ライフワークの確立ができました。
 
お世話になった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
今年もありがとうございました。
来年も宜しくお願い致します。良いお年をお迎えください。

2006年12月29日

"謹賀新年"

明けましておめでとうございます。

本年も宜しくお願いいたします。

2007年元旦。午前7時半起床。モカのブラックコーヒーを飲みながらメールチェック(マグカップに2杯)。
午前8時、身体を清めるために朝風呂。午前9時、家族で新年の朝食。シャブリでおせち料理を堪能。
午前9時半、お雑煮を食べながら年賀状を読む。

そして・・・

1年の計は元旦にあり、とばかりに、新年を迎えて今年の目標を考えてみました。

一つ、第51回・群像新人文学賞への応募

一つ、ランチェスター経営戦略の実施

一つ、出版等、バーチャルからリアルへの移行

マ、人生は照る日もあれば曇る日もあり(つげ義春みたいですなぁ・・・・・・)、平穏無事に日々を乗り切っていければよいとも考えております。
今年も皆様のご声援を宜しくお願いいたします。

2007年01月01日

"2007年 蹴り始め"

 天皇杯全日本サッカーで、2007年元旦、国立競技場にてJ1勢同士による決勝を行い、浦和が1-0でG大阪に勝って2年連続6度目の優勝を果たし、2006年J1との2冠を達成した。

 元旦からレッズのメッセージメールが頻繁に入っているので、一部をご披露する。

【賀正】
新年明けましておめでとうございます。さて、本日の第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会は1対0でガンバ大阪に勝利し、2連覇を達成いたしました。皆さまのご声援に心より感謝申し上げます。 浦和レッズ

【天皇杯優勝記念グッズのご案内】
第86回天皇杯全日本サッカー選手権大会の優勝を記念したメモリアルグッズにつきましては、クラブホームページにて受注販売いたします。詳細は http://www.urawa-reds.co.jp まで(携帯、PC可)。

 我が家では、地元次男チームのサッカー少年団の蹴り始めが行われ、次男は5年生チームで、長男(中2)もOBとして参加した。現役の5年生、6年生チームとOB(コーチ)チーム、父兄チームとのレク試合もあり、私も昼過ぎから2時間ほど観戦した。
 驚いたのは、長男の成長だった。最近、家でも身体が大きくなったと感じてはいたが、久しぶりに小学校のグランドでの彼を見て、改めてその成長に眼を見張った。親として頼もしい反面、少し寂しい気持ちもして、感無量であった。

2007年01月03日

"アイ・アム・サム"

 久しぶりに『アイ・アム・サム』(2001年 アメリカ ジェミー・ネルソン監督)を家族で鑑賞した。

 知的障害を持つパパと幼い娘・・・。二人に必要なのは一緒にいること、ただそれだけだった。でも、7歳の知能の父親に子育てはできない、と二人は無理矢理ひきさかれてしまう。サムを演じる主演のショーン・ペンは、ハリウッドで最も尊敬される演技派の一人。その娘ルーシーに天才子役のダコタ・ファニング、二人を助ける弁護士リタ・ハリソンにミシェル・ファイファー。父親は愛する娘との生活を取り戻すことができるのか・・・。ビートルズの名曲にのせて綴られる親子の絆の物語―。

 いかにもアメリカらしいシチュエイションであり、殺伐とした世相に一石を投じる愛のお伽噺である。
 母親が娘を産んですぐ失踪してしまう冒頭のシーンから感涙を禁じ得なかった。
 主演のショーン・ペン、天才子役のダコタ・ファニングの好演もさることながら、サムの隣人の元ピアニストで外出恐怖症のアニー(ダイアン・ウィースト)、サムを体よくあしらうつもりだったのに、巻き込まれるようにしてボランティアで弁護をするハメになる敏腕弁護士のリタ・ハリソン(ミシェル・ファイファー)の存在感が光っていた。
 ビートルズの引用も懐かしく、本作は改めて聴き返す機会を与えてくれた。新年早々、涙ウルウルの鑑賞タイムだった。

"Read more" 2007年01月07日

"羊たちの沈黙"

 怪物と闘う者は、その過程で自分自身も怪物になることがないよう、気をつけねばならない。深淵をのぞきこむとき、その深淵もこちらを見つめているのだ。
                          ―フリードリッヒ・ニーチェ
                       『ツァラトゥストラはかく語りき』

 異常殺人者たちの深層心理について、『FBI心理分析官』(1994年 R・K・レスラー、トム・シャットマン 著 相原真理子・訳 早川書房)、『FBI心理分析官2』(1996年 R・K・レスラー、トム・シャットマン 著 田中一江・訳 早川書房)を読み進めていくうちに、眼が冴えて寝付けなくなり、久しぶりに『羊たちの沈黙』(1991年 アメリカ ジョナサン・デミ監督)を深夜に一人で鑑賞してしまった。

『羊たちの沈黙』(原題:The Silence of the Lambs)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 若い女性の皮膚を剥ぎ落とし、その死体を川に流すという残忍な連続猟奇殺人事件(バッファロー・ビル)が発生した。FBI訓練生のクラリス(フォスター)は、クロフォード主任捜査官(グレン)にある任務を課される。元天才精神科医であり、自分の患者を食して現在州立精神病院に監禁されているレクター博士(ホプキンス)の元を訪れ、バッファロー・ビルの精神状態を解明してもらうことだった。レクター博士はクラリスの過去を語らせるのと引き換えに、バッファロー・ビルの心理を語り始める。

 興味深く観たレクター博士とクラリスの会話は次のものだった。(抜粋)
「ボルチモアでは何でも真実を言ってくれたわ。続きを聞きたいの」
「ビルのファイルをよく読んだかね?やつを探し出す手掛かりは全てあの中にある」
「どんな手掛かり?」
「根本に眼を向けろ!クラリス。根は一つさ。アウレリウスはその著書の中で『あらゆる物事の本質を問え』と説いている。本来の姿を・・・。君らの追っている男は何をしている?クラリス」
「女を殺しているわ」
「違う!それは二次的なものだ。もっと根本的なことがあるだろう。彼を殺人に駆り立てるものは何か?」
「怒り、その・・・世間に受け入れられないとか、性的欲求不満から・・・」
「いいや!彼は渇望している。それが本質だ。人の渇望はどのようにして始まる?対象を探し求めるかね?さあ、どうだ。答えて」
「いえ・・・ただ」
「ただ、毎日見ているものを欲しがることから始まる。君の身体を舐めるように見つめる視線を感じないか?君の眼は知らず知らず何かを追いかけている」
「そうね、で、手掛かりは?」
「だめだめ、今度は君が話す番だ。観光ツアーの勧誘はもうお断りだよ」

 原作はトマス・ハリスの同名小説。1991年(第64回)のアカデミー賞では作品賞、ジョナサン・デミが監督賞、ジョディ・フォスターが主演女優賞、アンソニー・ホプキンスが主演男優賞、テッド・タリーが脚色賞の5部門を受賞。また、編集賞、録音賞にもノミネートされた。

"Read more" 2007年01月10日

"湾岸道路"

 渋谷の夫殺害事件報道があり、荒んだ夫婦関係を目の当たりにして、やりきれない気分を払拭すべく、久しぶりに『湾岸道路』(1984年 片岡義男・著 角川書店)を読み返しました。

湾岸道路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
杉本健介は妻である芙美子の浪費癖のためにせっかく買うことに漕ぎ着けたハーレーの頭金を支払えないでいた。しかし、お互いを深く干渉しない都会的な結婚生活を二年続けていて、それは上手くは行っていた。そのため、芙美子がお金を自由に使うためにクラブにアルバイトに行きだし、彼女にお金を払って寝たい客が出てきても彼は許した。妻の浪費癖が身に掛かるという難題は消えたが、同時に彼の中で空虚なことが広がっていく・・・。

(本分より抜粋)
 「健介さんは、どっちへいくの」
 アイドリングするオートバイのシートにまたがったまま、杉本は、東京港トンネルのほうへまっすぐにのびている東京湾環状道路を指さした。
 「むこう」
 「高速道路なの?」
 「湾岸道路」
 「東京湾ぞいに走って、こっちからだと千葉へ出る。知らないか」
 「知らなかったわ」
 杉本は右手の皮手袋をとり、芙美子にさしのべた。ふたりは、握手をかわした。
 「今日は、どこまでいくの」
 「俺に聞くなよ。俺だって知らないのだから」
 芙美子は杉本を見た。風が吹いた。芙美子の髪があおられ、シャツのえりが小さくはためいた。
 「なんだか変だと思ってたんだ。別れ話がはじまって以来、なにかぜんたい的に不思議な気持がすると思ってたら、おまえがすこしも泣かないから不思議なんだ」
 いつものけだるい表情で、芙美子は杉本を見た。
 「川島芙美子さん」
 「なにかしら」
 「ものすごくいい女だ、きみは」
 そう言って、杉本はヘルメットをかむった。ストラップをしめ、右手に皮手袋をつけ、右手をハンドルのグリップにかえした。
 笑顔を、杉本は芙美子にむけた。
 「元気でいろ」
 杉本は、ヘルメットのシールドをおろした。
 かすかに、芙美子は、うなずいた。
 車体を直立させた杉本は、サイド・スタンドを内側に蹴ってたたみこみ、ギアを入れ、クラッチをつないだ。
 排気音のひと哮えとともに、杉本のまたがったオートバイは発進した。歩道を走っていき、国道357号に斜めに降りた。
 東京湾環状道路を、まっすぐに加速していった。

"Read more" 2007年01月14日

"恍惚の人"

 母からの要請で、父のMRI診断の結果を聞くため、総合病院に同行した。

 二世帯マンションの隣に居住しているとはいえ、多忙な私は久しぶりに父と会話を交わしたが、父は自分が話したい言葉がうまく出てこないのだ。軽度の見当識障害もあるように思われた。

 脳外科の担当医の話では、外科的な手術の必要は無く、長年に亘る生活習慣が齎した糖尿病と高血圧症の治療に専念せよとの結論だった。父は77歳にしては脳の老化が進んでおり、軽度の言語障害があるが、それについては、内科の担当医への紹介状を書くとの話であった。

 脳外科外来の診察室から出ると、私は一人で早々に病院を後にした。曇り空からは今にも雨が落ちてきそうだった。駅に向かう道を歩きながら、久しぶりに『恍惚の人』を読み返してみようか、などと考えていた。

恍惚の人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『恍惚の人』(こうこつのひと)は、有吉佐和子の長編小説。
1972年に新潮社から「純文学書き下ろし特別作品」として出版され、1973年には森繁久彌主演で映画化された。たびたび舞台化・ドラマ化されており、2006年10月には三國連太郎主演でドラマ放映された。

"Read more" 2007年01月17日

"プリティ・ウーマン"

 久しぶりに『プリティ・ウーマン』(1990年 アメリカ ゲイリー・マーシャル監督)を鑑賞した。

 本作の公開が、私たち夫婦の新婚の頃だったせいもあり、長男は二、三歳児の頃からこの作品を観て育ったと言っても過言ではない。リチャード・ギアとジュリア・ロバーツの台詞などは暗記しているほどだ。
 一時期は、子供にはいかがなものかと思われるシーンは早送りしていたものだが、最近ではまったく気にしないで観るようになってしまった。

 大ヒット作なので、敢えてストーリーに触れるまでもないのだが、ストリート・ガールのビビアン・ウォード(ジュリア・ロバーツ)が企業買収を繰り返すビジネス・エリートのエドワード・ルイス(リチャード・ギア)にハリウッド大通りで出会ったことから幸福をつかむまでを描く現代版シンデレラ・ストーリーである。

 ジュリア・ロバーツは私の好きな女優の一人だが、『プリティ・ブライド』(1999年 ゲイリー・マーシャル監督)、『ベスト・フレンズ・ウェディング』(1997年 ピー・ジェイ・ホーガン監督) などの作品が印象に残っている。

 ナイスミドルを演じたら定評があるリチャード・ギアの作品では、『愛と青春の旅だち』(1982年 テイラー・ハックフォード監督) 、つい最近テレビ放映された『Shall we Dance? シャル・ウィ・ダンス?』(2004年 ピーター・チェルソム監督)がお気に入りである。

"Read more" 2007年01月21日

"パワー・ウォーキング"

 自宅の最寄り駅から都心に向かって一駅区間、パワー・ウォーキングをしてきた。
 バワー・ウォーキングと書くと何だと問われそうだが、競歩に近い散歩のことである。競歩と言っても競争するわけではないから、これもニュアンスが違うかな。

 歩幅を大きくして、背筋を伸ばし、一定のテンポで速やかに歩く。運動不足の壮年層向けに提唱されている自主トレーニングの歩き方、と言ったら解り易いだろうか。

 本当は泳ぐのが一番いいらしいのだが、時間の無い私のような無精者には歩くのが手っ取り早い。仲の良いご家族のご主人は、休日のジム通いを欠かさないとおっしゃっているが、頭が下がる。

 パワー・ウォーキングは、もちろん目的への手段である。
 まず、一駅先の高層ビル街にある書店で情報のインプット。ベストセラーになっている書籍のチェックや注目を集めている作家の作品などの立ち読みをした。文芸書のランキングというのがあって、トップは『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(扶桑社)であった。結局、いつものことながら、文藝春秋と文學界の2月号を購入。

 次に駅ビル内を散策していると、ビデオのレンタルショップがあったので、ふらっと入ってみた。こちらもレンタル洋画のランキングというのがあって、トップは『Mr.&Mrs. スミス』(2005年 ダグ・リーマン監督)であった。早速、借りようと思ってレジに行くと、店員の若くて可愛いお姉さんが「身分証明書をお願いします」とおっしゃるので、「それは何ですか?」と聞くと、「保険証か運転免許証か、社員証でも結構です」とおっしゃる。そんなものは持っていないので、その旨を伝えると、「規則でお貸しすることはできないことになっています」ということであった。

 次に家電量販店に行き、今月末に発売を開始する Windows Vista/2007 Office system 搭載パソコンの情報収集。早くも、NECと富士通はモデル機が展示されていたので、面白がっていじっていたら、店員の若いお兄さんとスペックの話で盛り上がってしまい、あっと言う間に1時間も話してしまった。

 帰宅する片道は電車に乗ったのは言うまでも無い・・・。

"Read more" 2007年01月24日

"Stand By Me スタンド・バイ・ミー"

 懐かしい『スタンド・バイ・ミー』(1986年 アメリカ ロブ・ライナー監督)を久しぶりに家族で鑑賞した。

 本作は冒頭に主人公のゴーディ(リチャード・ドレイファス/ウィル・ウィートン)が「あなたは12歳の頃に持った友人に優る友人を持ったことがありますか?」という次のような問いかけから始まる。

He was stabbed in the throat.He died almost instantly.
Although I hadn't seen him in more than ten years.I know I'll miss him forever.
I never had any friends later on like the ones I had when I was twelve.
Jeasus,does anyone.

 1993年に主演のリバー・フェニックス死去の訃報により、俄然注目されだした映画でもある。舞台となっているオレゴンは、私が留学していた地であり、舞台となっている1959年は私の生まれた年でもあることから、何やら因縁めいたものを感じてしまった。

 オレゴンのキャッスルロックに住む4人の12歳の少年たちが、町外れのある場所に男の子の死体があったという話を盗み聞きしたことが発端となって、「死体を見つけて有名人になろう」と決めた4人は早速探しに行くことにする。その旅の間にいろいろな体験を通して大きく成長することになるのだが、この映画は実にさまざまな問題提起をしている。

 映画を観終わって、咄嗟に連想したのは、短編集『愛について語るときに我々の語ること』(1993年 レイモンド・カーヴァー著 村上春樹・訳 中央公論社)に収められている『足もとに流れる深い川』であった。

"Read more" 2007年01月28日

"次男チームの新聞記事"

 親ばかなのは、重々承知してはいるが・・・。
 次男(野澤圭吾・所属)チームの紹介記事が、今朝(2007年1月30日)の毎日新聞の26面に、「第1回県少年サッカー新人戦」という枠で載った。
 チームのご父兄のご尽力もあり、我が家でも拝読することができたので、お礼を兼ねて全文をそのまま記しておきたいと思う。

「何事にも全力で」がモットー
 さいたま市桜区にある土合小の児童ら85人が所属する。「何事にも全力で取り組む」をモットーに、同小グラウンドでパス練習を中心に技術向上を目指している。
 昨年12月のさいたま市予選は、準々決勝で浦和大牧SSSに2-1で勝利。準決勝で浦和三室SSSに0-1で惨敗したが、第3代表決定戦で大宮FC七里を2-1で降し、さいたま市代表の座を勝ち取った。
 接戦を確実に乗り切る安定感が課題だが、ショートパスで試合を組み立てるしぶとさは出てきた。抜きんでた選手はいないものの、全員攻撃、全員守備を意識しながら一試合、一試合を大切に戦う。

 たいへんに好意的な記事だと思った。
 県大会はこの週末から初戦が始まるが、親としては悔いの無い試合をすることだけを祈っている。

2007年01月30日

"温暖化は人的要因"

 昨日(2007年2月3日)の産経新聞で、興味深い記事を読んだ。(以下、抜粋)
 地球温暖化に関する研究を集約する国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の第1作業部会は2日、パリで第4次報告書を発表した。

■IPCC第4次報告書の骨子
○21世紀末の平均気温が最大6.4度上昇
○21世紀末の海面水位が最大59センチ上昇
○2030年までに10年あたり0.2度の気温上昇
○北極海の晩夏の海氷は21世紀後半までにほぼ消滅
○熱帯低気圧が大型化
○海洋の酸性化が進む
○人間活動で温暖化が発生

 要するに、世界的な温暖化が進んでおり、温暖化ガス(二酸化炭素)が海に溶けて海水の酸性化が進みサンゴ礁は消滅、日本に関しては、冬の平均気温が3度上昇すれば、雪不足でスキー客は3割以上減少し、海水位が現在より1メートル上昇すると被害を受ける危険のある地域は2.7倍に膨れあがり、410万人が被害を受ける可能性が指摘されている、という。
 さらに、気象の変化が極端になり、日本でも、雨期と乾期のようなシーズンが現れる。

 寂しい花嫁は大きな目でキクを見た。
「ねえ、こういう小説があるのよ、ある日ね、突然、太陽が膨張しだすのね、地球がどんどん暑くなって、東京とかパリがみんなタヒチみたいになっちゃうの、それでね、みんな寒いとこに引越しちゃうんだけど」
「北海道とかか?」
「違う、北極とか南極によ、もっともっと、北海道だって熱帯になるんだから」
「東京は?」
「東京はねえ、沼になってしまうのよ」
「どうして沼になるんだよ」
「南極の氷が溶けて海面が上がるし、ものすごい雨がずっと降り続くし」
「あ、それ、いいなあ」
「それでね、沼になっちゃった東京にね、愛し合う男と女が残るの」
「だって、暑いんだろ?熱帯だろ?暑いのにそいつら何してるんだろうね」
「ビール飲んでるのよ」
                                           ―『コインロッカー・ベイビーズ』

 日本が亜熱帯化する、と想像するとSF小説のネタとしては面白いが(『日本沈没』)、温暖化などによる海面上昇などで移動を余儀なくされた「気象難民」は02年ですでに約2500万人(国際赤十字などの報告)とされているが、IPCC第4次報告書では2010年までに倍増し、今世紀末には2億人に達すると予測している、という。

"Read more" 2007年02月04日

"祝!次男チームが県大会でベスト4に進出"

 親ばかなのは、重々承知しているが・・・。
 次男チーム(浦和土合サッカースポーツ少年団)が、本日(2007年2月4日)の「第1回 埼玉県第4種新人戦中央大会」に勝利し、ベスト4進出を果たした。

 本大会は財団法人埼玉県サッカー協会が主催し、埼玉県の小学5年生508校のベスト16位にエントリーしている強豪チームが、トーナメント方式で鎬を削る。私も寸暇を惜しんで息子の試合観戦を楽しんだ。

 1試合目の対戦相手は、砂原サッカースポーツ少年団。午前11時半キックオフ。次男は試合前の軽いウォーミングアップで予期せぬアクシデントのため、ベンチウォーマーとなったが、チームは1-0で勝利。
 全体的に落ち着いた試合運びであり、シュート数も多く、1点を先取し後半戦は危な気なく乗り切ってまずは一安心といったところであった。相手チームの応援団の数の多さと、熱気のこもった応援には圧倒されてしまったが・・・。

 2試合目の対戦相手は、江南南サッカー少年団。4年生の頃にも戦ったことのある強豪チームである。午後3時キックオフ。敗退したチームは次々と帰途に就くので、埼玉スタジアム第2・3グランドも心なしか閑散としてくる。
 復活した次男はMFで出場した。前半戦は一進一退の攻防で0-0で終了。試合が動いたのは後半戦に入り、奇跡的とも言えるMFのシュートからの得点であった。その後も何回かの相手チームの攻撃に耐え、1-0で勝利した。シュート数は相手チームが勝っているように感じたが・・・。息子は惜しいミドルシュートを放ったが、バーに阻まれてしまった。
 特筆するのは、チームのDFがよく機能していたことと、全員攻撃、全員守備が徹底されていたことであった。

 準決勝戦、決勝戦は2月11日(日)に、埼玉スタジアム第2・3グランドで行われる。次はどんなドラマが繰り広げられるのか、楽しみである。

2007年02月04日

"Windows Vista/2007 Office system 搭載パソコンの試運転"

 Windows Vista 搭載パソコンの試運転をした。
 今後を見据えて、早めにXPから切り替えようと判断した。また、長男がパソコンを使う頻度が増えてきたこともあり、後1年かそこらで次男も使い始めることから、XPマシンは私の管理者権限を残したまま、息子たちに譲渡することにした。

 Vistaマシンをパッケージから出し、外観を見てみる。確かに3キロとのスペックどおり軽量であるが、なんとなく画面が横長である。あまり、コンパクトとは思えない。

 マシンのリカバリーを何度となく経験しているため、初期設定の手順は把握している。Vistaマシンには無線LANの機能があるため、ルーターを選定し、XPマシンはLANケーブルでルーターに接続、Vistaマシンは無線で室内のどこででも使用できるように設定した。プロバイダやらルーターメーカーやら、パソコンメーカーやらに電話をしまくって、インターネットに接続を試みた。

 いまどきのパソコンは出荷時からセキュリティーが完備されているため、ファイアーウォールやらウィルスソフトやらのガードが強く、インターネットに接続できない。今度はウィルスソフトメーカーに電話して、暫定的にソフトをアンインストールしたところ、なんとかインターネットに接続することができた。

 次はメールソフトである。私の新規メールはすべてVistaマシンに移管するため、メールアカウントをVistaマシンに登録し、XPマシンのアカウントは削除。メールの送受信を確認したら、夕方になっていた。

 さて、それでは日記を書こうと思って、とりかかると関係している企業のウェブサイトのパスワードがXPマシンに記憶されているため、パスワードがわからない。パスワードを再発行してもらい、やっと日記をアップロードしたらこの時刻になっていた。

2007年02月07日

"国内HIV感染者、エイズ患者 昨年(06年)過去最多"

 先日(2007年2月8日)の産経新聞で、興味深い記事を読んだ。(以下、抜粋)

 昨年に国内でHIV(ヒト免疫不全ウィルス)感染者、エイズ患者と新に判明した人が合計で1304人(速報値)報告され、過去最多だったことが7日、厚生労働省のエイズ動向委員会のまとめで分かった。
 感染者を年齢別でみると、30代以上で増加傾向がみられ、感染経路別では同性愛の性的接触が63%、異性間の性的接触が24%。
 動向委員会は「大半が性行動による感染で、年齢層も幅広く、20代以下の若者だけがハイリスクなのではない。HIV感染はますます身近になっている」としている。

 私がHIV(ヒト免疫不全ウィルス)の存在を初めて知ったのは、20数年以上も前、アメリカの俳優ロック・ハドソンの闘病生活についての手記だったと記憶している。

ロック・ハドソン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ロック・ハドソン(Rock Hudson、 1925年11月17日 – 1985年10月2日)は、アメリカ合衆国出身の俳優。
1925年イリノイ州生まれ。1948年『特攻戦闘機中隊』でデビュー。ハリウッド屈指の二枚目俳優としての地位を確立し、『ジャイアンツ』(1956年)『武器よさらば』(1957年)『お熱い出来事』(1964年)など多くの作品に出演、好評を博した。
彼は同性愛者であり、1985年にAIDSにより他界。有名人としては世界で最初のAIDS患者となった。
大柄でありながら美しい外見で、まさに理想のアメリカ男性像として、存在感抜群の俳優であった。

 私の愛読書にHIV(ヒト免疫不全ウィルス)についての記述がある。(以下、抜粋)

 エイズの起源に関しては、こういう説がある。1960年代の後期に、アフリカでは、ある新しいビジネスが急成長をとげた。医学研究用のサルの先進国への輸出、がそれだ。そのサルの最大の輸出国がウガンダだった。中央アフリカの各地でサル貿易が定着するにつれて、それに携わる地元の労働者たち、すなわちサルの捕獲者や飼育係が、特異なウイルスに感染したものを含む大量の野生のサルと接触することになった。そうして捕獲されたサルのほうも、狭い檻に詰め込まれたため、ウイルスをうつしたりうつされたりすることになった。そればかりか、それらの檻では異なる種類のサルも一緒に詰め込まれたのである。それは、種を飛び越える能力を持つウイルスにとって、大量に発生するための格好の環境だったにちがいない。それはまたウイルスの急速な進化を促す自然の実験室ともなってHIV(ヒト免疫不全ウィルス)の誕生につながったのだ―。

―『ホット・ゾーン』(1994年 リチャード・プレストン著 高見浩・訳 飛鳥新社)

エイズ診断基準 ―HIV感染症診療の手引き(厚生省)より―
                                     
1.ガンジダ症(食道、気管、気管支または肺)
2.クリプトコッカス症(肺以外)
3.クリプトスポリジウム症(1カ月以上続く下痢を伴ったもの)
4.サイトメガロウイルス感染症(1カ月以上で、肝、脾、リンパ節以外)
5.単純ヘルペス感染症
6.カポジ肉腫
7.原発性脳リンパ腫(従来は60歳未満であったが、今後は年齢を問わず)
8.リンパ性間質性肺炎/肺リンパ過形成
9.非定型抗酸菌症
10.カリニ肺炎
11.進行性多発性白質脳症
12.トキソプラズマ脳症(生後1カ月以後)
13.化膿性細菌感染症(13歳未満で、ヘモフィルス、連鎖球菌等による敗血症、肺炎、髄膜炎、骨関節炎または中耳炎もしくは皮膚粘膜以外の部位や深在臓器の膿瘍が2年以内に、2つ以上、多発あるいは繰り返し起こったもの)
14.コクシディオイド真菌症(肺、頸部もしくは肺門リンパ節以外にまたはそれらの部位に加えて全身に播種したもの)
15.HIV脳症(HIV痴呆、AIDS痴呆またはHIV亜急性脳炎)
16.ヒストプラズマ症(肺、頸部もしくは肺門リンパ節以外にまたはそれらの部位に加えて全身に播種したもの)
17.イソスボラ症(1カ月以上続く下痢)
18.非ジキンリンパ腫(B細胞もしくは免疫学的に未分類で組織学的に切れ込みのない小リンパ球性リンパ球腫または免疫芽細胞肉腫)
19.結核(肺以外の1カ所以上に播種したもの)
20.サルモネラ菌血症(再発を繰り返すもので、チフス菌を除く)
21.HIV消耗性症候群

―『エイズの「真実」』(1994年 山口剛・著 集英社)

 家庭や職場での何気ない接触からエイズにかかる危険性はほとんどゼロとされ、歯ブラシやかみそり、はさみ類、タオルなどの個人的な日用品からさえうつる危険はない。ダニや蚊などの吸血昆虫でも同じである。このウイルスは血液のほか、精液や母乳、膣分泌液、唾液にもあらわれるが、咳やくしゃみなどで飛び散った感染者の唾でエイズがうつされるという証拠はまったくない。対外では、HIVはアルコールやオキシフルのようなふつうの消毒薬で簡単に殺される。

―『ウイルスたちの秘められた生活』(1996年 ウエイン・ビドル著 春日倫子・訳 角川書店)

"Read more" 2007年02月10日

"残念会"

 次男チーム(浦和土合サッカースポーツ少年団)の残念会が開催された。
 勝負の世界は勝つか負けるかだ。弁解も言い訳も何も必要は無い。ひとつ言えることは、敗退に何を学ぶかである。
 残された時間に成すべきことを成し、この屈辱をバネにしてさらなる飛躍を祈念する。

2007年02月11日

"彼女から学んだこと"

 ヴァレンタイン・デーから連想して、『彼女から学んだこと』(1985年 片岡義男・著 角川書店)を読み返しました。
(本文より抜粋)

あとがき

 ようするに外面を書きたいのでしょう、と彼女は言った。外面、という言葉のかわりに、アウトサイド、という言葉も、彼女は使っていた。ぼくは外面あるいはアウトサイドとは言わずに、外観、あるいはアピアランス、と言っておいた。彼女は笑っていた。ささいなところに出てくる、ぼくと自分のちがいが、面白かったのだろう。
 そんなに書きたいのであれば、メモをとって集めておいてあげる、と彼女は言った。一年かかって、かなりな数のメモを、彼女はぼくに送ってくれた。メモは、ときに英語であり、ときにフランス語であり、そしてときには日本語だった。彼女の外観にかかわる、彼女自身によるコレクションだ。
 そのメモのなかからぼくが選んで書いたスケッチのような文章が、1から46までをしめている。47、48、49、50の四つは、ひとつにつながったストーリーであり、これはぼくのメモのなかにあったものだ。
 さまになった外観は、ひとつのシーンをつくるだけではなく、内面への愛のきっかけとなりうるのだということをはじめに教えてくれたのは、彼女なのだ。

4

 エレヴェーターが地階から一階へあがって来て、停止した。ドアが、ゆっくり開いた。ドアの外で待っていた七人の人たちが、エレヴェーターのなかに入った。男性が四人、そして女性が三人だった。ドアが閉じ、エレヴェーターは上昇をはじめた。この建物の、広いエントランス・ロビーのむこうの壁に、時計があった。その時計によると、時刻は午前八時三〇分だった。
 一九階で、三人降りた。二二階で二人、つづいて二五階で一人、降りた。エレヴェーターのなかに、彼女がひとり残った。彼女は二八階で降りる。
 上昇していくエレヴェーターのなかで、彼女は、ふと、うえを見た。天井のちかくに視線をむけた。彼女の耳からうなじにかけて、美しくまとめてある髪が、かすかに動いた。
 耳に小さなハートのイアリングがとめてあるのが見えた。才能ゆたかな人によるデザインだということがはっきりとわかる、小ささがそのまま流動感となっている、ゴールドのイアリングだった。今日は、ヴァレンタイン・デーだ。

"Read more" 2007年02月14日

"ファザーファッカー"

 久しぶりに『ファザーファッカー』(1993年 内田春菊・著 文藝春秋)を読み返した。

 今の世相を鑑みるに、本作に描かれてある以上の実話はありえるのだろうと思う。近親相姦―。低能な父親が娘を、兄が妹を・・・。(本文より抜粋)

 きのう、やっと思い出した。私は娼婦だったのだ。私がずっと、売春だけはやるものかと思っていたのも、やってはみたけど向いていなかった、そういう意味での「辛い仕事」に戻るのは嫌だという、単純な理屈だったのだ。私はホステスとしての才能にもまるで恵まれていなかったが、娼婦としては比べものにもならないくらいもっともっと最低最悪の素材だった。おかげで私は、娼婦の頃いつも頭がおかしくて、売春宿のおかみさんにおこられてばかりいた。お客はたった一人だというのに、私はその一人のお客さえもうまくあしらえない無能な娼婦だったのだ。だから十六になってすぐのある雨の夜、ついにそこを逃げ出した。そしてそれからなんだかんだやっているうちに、もともと自分のやりたかった職業につくことができた。そして、きのうまで自分が娼婦だったことはすっかり忘れてしまっていたのだ。
 その売春宿は、西のはずれにあった。おかみさんは私を十六まで育ててくれた人であり、なおかつ実の母で、お客は彼女の情夫であり、私の育ての父だった。

 ファザーファッカー・・・。悲しい言葉である。
 保護されるべき未成年を性の対象として見ること自体、変質的だと考えるが、これが近親相姦となると、救いようがない。児童虐待、性的暴行などの報道が日々物議を醸しているが、思春期前後の無垢の心に受けたトラウマは、当事者が一生背負って生きていかなければならないものであることを認識してほしいものである。

"Read more" 2007年02月18日

"あなたの10年後は?"

 文藝春秋の二月特別号の「日本の論点」編集部による、「10年後の『格差社会』」と題する興味深い記事を読んだ。
(以下、要旨)

 2002年2月からはじまった現在の景気拡大は、06年11月時点で58カ月連続を記録し、戦後最長となった。ところが企業の意識調査によると、「実感がない」との回答が77.4%と圧倒的多数を占め、景気回復の恩恵がごく一部の勝ち組企業に偏在していることを裏づけた。

 かりに景気が回復したとしても、インフレの進行という不安材料がある。すでに資産インフレの兆候があらわれており、実際に進行すれば、金融当局は利上げを余儀なくされるだろう。金利の上昇は、借入金のある中小企業や、住宅ローンを抱える一般家庭を圧迫する。さらに消費税率の段階的引き上げが始まり、貧困層はますます困窮する。いまの日本には、格差の拡大を暗示する条件が揃いすぎている。

1.雇用格差
パートやアルバイト、派遣社員など非正規雇用者の急増が、所得格差の拡大を強く印象づけている。

2.会社間格差
大企業と中小企業の所得格差があるが、これまで大半のサラリーマンは、こうした企業間格差を“格差”とは思ってこなかった。誰でも終身雇用と年功序列制度のもとで安定した生活が保障されたからである。それが、1990年代後半から導入された成果主義によって、給料は下がるのが普通になり、成果を出さなければ即、リストラの対象とされるようになった。

3.所得格差
米国では、四人家族で年間世帯所得が約250万円に満たない最下層へと転落する人が増えており、現在この超貧困層は全体の30%近くを占める。10年後の日本も、貧困層内の格差が広がり、超貧困層が増大する予兆がある。

4.資産格差
金融資産が増える一方で貯蓄率が低下している。考えられる要因の第一は、「貯蓄から投資へ」の流れが定着したこと、第二の要因は、預金を切り崩して生活費に充てる高齢者層が増えたこと、第三の要因は、じつは働き盛りの40~50歳代に貯蓄額を減らしている人が少なくないことだ。

5.教育格差
教育を受ける側の格差もさらに拡大する。少子化が進み学生数が少なくなれば、大学の授業料収入が激減するから、学費の値上げがあいつぐだろう。働き手がリストラされた家庭や、派遣社員など非正規雇用者同士の夫婦では、子供を大学に進学させることはきわめて困難になる。

6.自治体格差
業績のいい企業の株価が上がるように、財政状況のいい自治体には富裕層が集中的に流入し、ますます潤うようになる。逆に悪い自治体から住民は逃げ、身動きのとれない貧困層だけが残される。

7.治安格差
十年後、都心部には高所得者向けの二十四時間有人監視体制の高級マンションが増え、かつて人々の憧れだった郊外のマンションはスラム化していく、こうした二極化が進行するのは避けられない。

8.対災害格差
地震をはじめとする災害発生時、地域や貧富の差によって被害が出る可能性は十分ある。安全性に関する自治体間の格差は拡大する一方だ。対応が後手に回る自治体の住民は不安を募らせる。企業や富裕層はより安全な自治体に転居していく。それによって税収が減れば、ますます地域内の安全に配慮することができなくなる。

9.医療格差
貧しい者は重い病気に罹っても、高度治療を受けることはおろか、救急車を呼ぶことさえできない時代が到来するかもしれない。地域間格差も広がるだろう。今後は、医師不足問題が深刻化し、地方の大学病院の質がさらに低下するだろう。医師不足の波は、患者の多い都市部の病院にも押し寄せてくる。過酷な労働条件が原因で退職者があいつぎ、都市部の開業医に転じる者が増加するからだ。そうなれば、医療機関の間で競争が激化し、富裕層を獲得しようと熾烈な患者争奪戦が展開されるだろう。それは、都会の高所得者だけが命と健康を保障される社会だといってよい。

10.結婚・出産格差
「結婚できない」「結婚したのに子どもを産めない」おもな原因に、経済力不足があげられる。たとえ夫婦に経済力があっても、出産をめぐる医療環境は悪化するばかりだ。この劣悪な出産の対極に位置づけられるのが、高度生殖医療による出産である。出産も金次第の時代がやってきたのである。

11.老後格差
“高齢者の超高齢化”が恐ろしいほどの速度で進行している。今後の介護政策は、いかにして利用者を減らし、給付を制限し、自己負担額の引上げをはかるかが柱になる。このままいけば、十年後には、老人ホームで悠々自適の余生を過ごせるのは資産家だけ、ということになってしまうかもしれない。

2007年02月21日

"リセット、そして、あらためてハンドルネーム“Fantasy”の原点に戻る"

 私の日記を閲覧いただき、コメントをいただいている親愛なるお友だちの皆さまへ

 07年2月23日、私の操作ミスのため、皆さまからいただいたコメントを不本意ながら消してしまいました。
 まことに申し訳なく心よりお詫び申し上げます。

 リセット、そして、あらためてハンドルネーム“Fantasy”の原点に戻る

FANTASY by EARTH, WIND & FIRE

Every man has a place, in his heart there's a space,
and the world can't erase his fantasies
Take a ride in the sky, on our ship fantasii
all your dreams will come true, right away

And we will live together, until the twelfth of never
our voices will ring forever, as one

Every thought is a dream, rushing by in a stream,
bringing life to your kingdom of doing
Take a ride in the sky, on our ship fantasii
all your dreams will come true, miles away

Our voices will ring together, until the twelfth of never
we all, will live love forever, as one

Come to see, victory, in the land called fantasy
loving life, a new decree, bring your mind to
everlasting liberty

Our minds will explore together, old worlds,
we conquer, foreber
we then, will expand love together, as one

Come to see, victory in na land called fantasy,
loving life, for you and me, to behold, to your soul is ecstasy
You will find, other kind, that has been in search of you,
many lives has brought you to, recognize it's your life,
now in review
and, as you stay for the paly, fantasy, has in store for you,
a glowing light will see you through

It's your day, shining day-all your dreams come true
As you glide, in your stride with the wind, as you fly away
give a smile, from your lips, and say
I am free, yes I'm free, now I'm on my way

"Read more" 2007年02月24日

"ライトスタッフ"

 久しぶりに『ライトスタッフ』(1983年 アメリカ フィリップ・カウフマン監督)を鑑賞した。

この大空には悪魔が棲んでいる。
彼に挑む飛行士は、無謀な自殺志願者だ、と言われていた。
操縦桿が利かなくなれば、機体は激しい震動に見舞われ、ついには空中分解を起こすからだ。
悪魔が棲むのはマッハ1の世界。
時速1200キロという超スピードでは、大気が機体を避けきれないのだ。
まるで人間の侵入をがんとして拒む悪魔の胸壁があるようだ。
人はその胸壁を、「音の壁」と呼んだ。
この壁をやぷるために造られたのが、X1という機種の小型機であった。
このX1に乗るため、恐れ知らずの男たちがカリフォルニアの砂漠にやってきた。
彼らは「テストパイロット」と呼ばれ、個々の名前はほとんど知られていない・・・。

 危険を恐れずレッドゾーンに踏み込んでいくアメリカ初期の宇宙開発計画に参加したパイロットとその家族をめぐる物語である。本作はアカデミー賞の編集賞・作曲賞・音響賞・音楽効果編集賞の4部門を受賞している。
 魅力のひとつはサム・シェパードをはじめとする、スコット・グレン、エド・ハリス、デニス・クエイドといった豪華キャスト。個人的にはバーバラ・ハーシーが好きな女優の一人である。
 ジョン・グレン扮するエド・ハリスが宇宙船で飛び立つシーンでホルストの「組曲《惑星》より木星」が流れたのは感動的だった。
 本作は『コックサッカーブルース』(1994年 村上龍・著 集英社)、『世界の中心で愛をさけぶ』(2004年 片山恭一・原作 東宝)でも引用されていたのが、印象に残っている。

"Read more" 2007年02月28日

"21世紀型人脈のつくり方、起業成功の法則をしりたいなら…"

   「人 脈 を つ く り 広 げ て 起 業 す る 法 」 
同文舘出版 1,575円(税込み) 大物殿也(著)
~21世紀型人脈のつくり方、起業を成功させる人の力の借り方・活かし方~ 
  週末起業提唱コンサルタント・藤井孝一氏が帯にて推薦!

※ビジネスにとって、最も大事なものは、商品、情報、金ではなく、実は人脈だった。


「人脈とは、尽脈」、「儲けるを逆に読むと、諸人脈」、「パソコン一台で人脈を形成できる秘伝」、等々、何もなかったところから、人脈を活かし、メルマガ上位2パーセント入り、マスコミ掲載多彩、会社での月給を超える収入ゲットまでこぎつけた平凡サラリーマンからの脱皮方法が読者にだけ、こっそり語ります。


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"Read more" 2007年02月28日

"ROCKY THE FINAL ロッキー・ザ・ファイナル"

どんなに打ちのめされても・・・

前に進み続ける

決して あきらめずに

 『ROCKY THE FINAL ロッキー・ザ・ファイナル』4月公開が話題となっているが、久しぶりに『ROCKY III ロッキー3』(1982年 アメリカ シルヴェスター・スタローン監督)を鑑賞した。

ROCKY III ロッキー3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 『ロッキー』シリーズの3作目であり、『ロッキー2』(1979年)の続編。
 前作に引き続いてシルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演の三役を務め『ロッキー』シリーズ最終編として制作された(実際は、本作公開後に続編映画の撮影が再開され『ロッキー』シリーズは継続した)。
 師匠であるミッキーの死や、宿敵アポロ・クリードとの和解・友情によって、ストーリー上はシリーズ初期の一区切りが付いている。
 ミスター・Tとハルク・ホーガンの出演によりロッキーの戦いに新たな展開が見られ、『ロッキー』シリーズの人気を決定的にした作品であるが、シリーズのマンネリ化やロッキーがスーパーヒーローとしてのキャラクター的存在になってしまい、1作目で評価された不器用で苦悩するロッキーの実像から離れてしまったとしてスタローン自身に対するバッシングも強くなった。

感涙を禁じえなかったロッキー・バルボアと妻エイドリアンとの会話は次のものだった。(抜粋)
「話があるの。大事なことをたずねるから正直に答えて」
「何だ?」
「何しに来たの?」
「もうやる気はない」
「あんた、本当に自分でやめたいと思うの?」
「そうだ」
「あんたが途中で投げ出すなんてはじめてね」
「何を言わせたいんだ?こんなことってあるのか?何もかも一度にどん底になっちまったよ」
「何がどん底なの?言ってみて」
「俺は自分の実力を知らずに有頂天だった。ミッキーのやつ、なんではじめにそれを言ってくれなかったんだ。俺をおだてて嘘ついて、さも実力があるように思い込ませていたんだよ」
「嘘じゃないわよ」
「俺が戦った相手はみんな二流だ。タイトルを一日でも長く保持するために、ミッキーはわざと落ちめのボクサーを挑戦者に選んだんだ。俺の言っていることがわかるか?」
「わかるわよ、でも、大好きなあんたを守るのがミッキーの仕事だったのよ、当然じゃない」
「だまして守ってどうなるんだ?自分に実力がないことに後で気づいたときに傷が深くなるだけだろう?実力がないなら、それなりに早くタイトルを取られたほうがマシだよ。そのほうが嘘がなくていい」
「あんたの人生に嘘はなかったわ!」
「俺は嘘で作られた自分を信じていたんだ。そんな自分にもう愛想が尽きたんだよ。ボクサーが自分の力が信じられなくなったら、もう終わりだ」
「そうじゃない!違う!」
「いや、そうだ!」
「なんで本音を言わないの?」
「どういう意味だよ?本音とは?じゃあ、教えてやる。手に入れたものを失いたくないんだ。はじめはどうなろうと平気だった。リングで倒そうと倒されようと、どうでもよかった。でも、今はお前と子供たちのために何も失いたくないんだ」
「なくしたら、また手に入れればいいでしょ?家や車なんて、いつだって買えるじゃない!そんなの本音じゃないわよ。本当のことを言ったらどうなの?」
「怖いんだよ!わかったか?これを聞いて満足したか?やつが怖いんだよ、俺は。生まれてはじめて怖さを知ったんだ」
「私だって怖いわ。どうしてそれがいけないのよ?」
「俺にはそれが許せない」
「あんただって人間でしょ?」
「そんなこと知るか。俺は嘘つきだ。それでミッキーを殺しちまったんだ」
「あんたには関係ないことよ!あの人は無理じいされてやったんじゃないわ、何もかも彼が自分の意志でやったことよ!あんたはチャンピオンとして、期待にこたえるように、ベストを尽くしたまで。それがいけないの?タイトルを防衛した試合が全部八百長ですって?ばかなこと言わないで!そう思いたきゃ思いなさい、それで苦しむのはあんたなんだから。勝手に怖がってりゃいいわ。手に入れたものをみんなが奪い取っていくんじゃないか?臆病者のレッテルを張られるんじゃないか?卑怯者と呼ばれるんじゃないか?そんなのみんな嘘よ!でも、それは私にはどうにもできない。それと対決するのは自分でしかないんだから。あんたの問題よ。そんな思いはかなぐり捨てなさい。結局、最後に残るのは私たち夫婦二人だけなの。そのときに、こんな状態じゃとても暮していけないわ。一生、それで悩み続けるの?ぶつかって戦いなさい!アポロはあんたを信じてる。私だって。今こそあんたはやらなきゃならないのよ。それはミッキーのためでもない。ファンのためでもない。タイトルやお金や私のためでもない。自分のため、自分自身のためだわ」
「もし、負けたら?」
「それでいいじゃない。今度は弁解も何もいらないわ。負けよ。それを認めて生きるの」
「お前って強いな・・・・・・」
「ボクサーの女房よ」
「ありがとう、エイドリアン・・・・・・愛してる」
「私もよ」

『ROCKY ロッキー』(1976年 アメリカ ジョン・G・アヴィルドセン監督)は、第49回アカデミー賞 作品賞ならびに第34回ゴールデングローブ賞 作品賞受賞作品。また、2006年に米国連邦議会図書館がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の中の1つである。

"Read more" 2007年03月04日

"TREASURES"

昨夜は久しぶりに都心で飲んだ。今朝も快晴・・・。
遅く起きた休日の朝には「TREASURES」!

風の回廊(Words by TATSURO YAMASHITA,Music by TATSURO YAMASHITA)

心にはつむじ風の
扉へ続く 回廊(コリドー)

陽だまりに 髪をとかす
今でも君は そこにいる

振り向いた坂道
涙さえ 見せないで
去って行った

遥か遠い日の 後姿
なんて優しく 甦る

IN THE WIND,IN THE WIND.
YOU'RE GONE IN THE WIND.

愛は砂の様に
僕の指のすき間を
こぼれて行った けれど

今も心には
つむじ風の扉へ続く回廊(コリドー)

遠い日々への 回廊(コリドー)
遠い日々への 回廊(コリドー)

IN THE WIND,IN THE WIND
YOU'RE GONE IN THE WIND

"Read more" 2007年03月07日

"クリスティアーノ・ロナウド様へ 次男の手紙(原文のまま)"

 クリスティアーノ・ロナウド様へ

 初めまして、日本の埼玉県埼玉市、桜区、土合小学校の5年3組野澤圭吾と申します。
ロナウドさんの活躍は、テレビやコマーシャルでご拝見させてもらってますが、どうしても足技や、ラボーナがうまくできません。少しでも良いのでコツや、練習法などを教えていただけませんか?一度でもいいので、お会いして、お話ししたり、練習につき合ってもらえたらいいなっと思っております。
 それでは、今後の試合も応援させていただきますので、おけがや、健康に気をつけて、ますますのご活躍をお祈りしております。

                                                     野澤圭吾より

2007年03月09日

"週末起業"

テレビCMでお馴染みのユーキャンの講座にもなってしまった週末起業!!

週末起業とは、会社勤めをしながら、週末の休日の数時間を使って、
自分の好きなことで起業すること!

週末起業は、副業ではなく起業することです。

つまり、会社員をしながら、小さいながらも自分の会社を作り、
サラリーの他に、もう一つの収入源を得ることなのです。

「会社を作る」と言うと、一見かなり敷居が高いように思われますが、
決してそんなことはありません。

例えば、インターネットに自分の手作り商品のショップを出す。

これも立派な起業であり、自分の会社を持ったということになります。

会社と言っても、必ずしも法人会社だけが会社ではありません。

個人事業主でもれっきとした会社の社長です。

さらに、個人事業主まで行かなくても、ネットショップを作り
自分のサイトを持ったという時点で、れっきとした一国一城の
主であり、会社の社長でもあるのです。

また、自分はコンサルタントになりたい!

でも、そんな能力は自分にはないしなぁ~・・・

このように考えてしまう方も、一つ見方を変えるだけで、
簡単にコンサルタントになることができるのです。

例えば、片付けが苦手な人に片付けの方法を教えてあげる。

掃除が苦手な人に掃除の方法を教えてあげる。

また、パソコンに一度も触った事の無い年配の方に、
パソコンの電源の入れ方から教えてあげる。

これだけでも立派なコンサルタントなのです。

コンサルタントになるために資格は要りません。

どんな簡単なことでも、困っている人にアドバイスをできれば、
立派なコンサルタントなのです!

これなら、会社勤めをしていても、週末のわずかな時間を
使えば、十分起業することが可能になるわけですね。

そして、月に1万円でも2万円でも稼ぐことができれば、
家計も楽になりますし、自分のおこずかいも増えます。

そこで今回、この週末起業を経て、なんと独立してしまった
お二人の貴重なお話が聞けるセミナーをご紹介したいと思います。

このお二人は、会社勤めをしながら週末起業を実践し、
みごとに独立を果たしました。

その週末起業で成功したノウハウを、今回のセミナーで
初めて公開するそうです!

今までだれにも教えなかった、お二人のノウハウを聞くことが
できるのは、今回のセミナーが最初で最後だそうです。

二度と聞くことのできない、週末起業で成功したノウハウが聞ける、
最初で最後の貴重なセミナーにご興味を持たれた方は、
是非、こちらのセミナー案内をご覧ください!
http://www.shumatsu.net/seminar_tokubetsu_20070325i.html

※開催日時は、2007年3月25日(日)14:00~16:30 です。

2007年03月10日

"つげ義春氏の世界"

 今朝(07年3月14日)の産経新聞の1面に興味深い記事を読んだ。
(以下、抜粋)

 世界に広がった日本の漫画という土壌から「ジャパニメーション」という樹木が生まれた。国内外の興行収入が190億円に達した「ポケモン ミュウツーの逆襲」(1999年)、275億円の「ハウルの動く城」(2005年)などの世界的ヒットが登場。国際映画祭でも取り上げられ、政府は有力な輸出産業になると位置づけた。


 「ポケモン ミュウツーの逆襲」や、「ハウルの動く城」は子供たちが夢中で観ているのを横目で見てはいたが、私は最近は漫画をほとんど見ない。私が彼らくらいの年齢だった頃は、石ノ森章太郎氏の「マンガ家入門」(1965年 秋田書店) を熟読したのを覚えているが・・・。


 朝刊を契機に、久しぶりに『義男の青春・別離』(つげ義春 1998年 新潮社)に目を通した。この作品集で一番興味深い一品が『別離』である。漫画家・近藤ようこ女史の解説より一部を抜粋する。

 「別離」は今のところ、つげさんの最新作というか、最後の発表作である。救いのない暗い話だ。
 主人公の漫画は売れず、同棲していた女とも別居する。「夢もチボーもない世界ですね」彼はそういって、ああ、とため息をつき、手を額に当てる。チボーってなんだ。彼はギャグをかましたのか?いや、この表情は真面目に絶望しきっている。
 女が浮気して妊娠する。相手は主人公がかねがね嫉妬していた、ちょっとカッコのいい男ではない。ひどいブ男だった。誰と浮気されても辛いけど、これはないよあ、すごい裏切り行為だ。「何回やったんだよ」と迫る主人公。悲惨な状況のなかで、回数にこだわってしまう滑稽。
 主人公は自殺に失敗し、病院に担ぎこまれる。自分の飛沫を浴びながらの、長々とした放尿。退院して裸足で外を歩く、足裏の感触。淡々とした描写がかえって生々しい。しかし、それに溺れこまない客観性によって、作者の個人的な体験は読者に開かれた物語になるのである。
 個人的な体験には夢も希望もなかったかもしれない。だが描かれた物語は夢もチボーもない世界である。希望をあえてチボーと言い換える、作者の含羞が強靭な客観性を支えている。その世界では悲惨も滑稽も、衒いなく同じレベルで提示される。これもまた、つげさんだけが行き着いた、大人の境地であるかもしれない。


 つげ義春氏の作品の愛読者の一人として、好きな著書を挙げるとすれば、『ねじ式』(1994年 小学館)、『無能の人・日の戯れ』(1998年 新潮社)がある。

"Read more" 2007年03月14日

"The Fifth Element フィフス・エレメント~ミラ・ジョヴォヴィッチ"

 久しぶりに『フィフス・エレメント』(1997年 フランス リュック・ベッソン監督)を家族で鑑賞した。

フィフス・エレメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

フィフス・エレメント(The Fifth Element,Le Cinquième élément)は1997年のフランス映画。Gaumont製作のSF映画であり、またアクション映画。主演はブルース・ウィリス。女優ミラ・ジョヴォヴィッチの出世作でもある。 1997年5月9日プレミア公開。 監督はフランス人のリュック・ベッソン。 近未来の地球と他の惑星を舞台にしたスペースオペラで、脚本は監督のリュック・ベッソンが16才の時に考えた物語を基にしているという。 衣装をジャン=ポール・ゴルチエが担当した。

 「女優ミラ・ジョヴォヴィッチの出世作でもある。」とあるとおり、文字通り彼女のために作られた映画である。以下は、ブルース・ウィリス扮するコーベン・ダラスが彼女を見た印象を形容する台詞。
「175センチ、目はブルー、長い脚、白い肌。わかるか?完璧だ」

ミラ・ジョヴォヴィッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ミラ・ジョヴォヴィッチ(ウクライナ語:Milla Jovovich、キリル文字:Мила Йовович セルビア語 Mila Jovović、キリル文字:Мила Јововић、誕生日1975年12月17日-)は女優、モデル。本名は、ミリツァ・ナタシャ・ヨヴォヴィチ(Милица Наташа Јововић)。

ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の首都キエフに生まれる。両親は、医師でコソヴォ出身のモンテネグロ人ボギチ・ヨヴォヴィチ(Богић Јововић)とソ連の女優であったドニプロペトロウシク生まれのウクライナ人ハリーナ・ローヒノヴァ・ヨーヴォヴィチ(ガリーナ・ローギノヴァ;Галина Логинова Јововић)である。12歳のとき『トゥー・ムーン』でスクリーンデビューする。1993年にショーン・アンドリュースと結婚し即離婚、1997年にリュック・ベッソン監督の『フィフス・エレメント』のヒロイン役として出演する。同監督と結婚するが1999年に離婚。

 舞台は2263年3月のニューヨーク。興味深く鑑賞した見どころは、次の三つである。
 一つは、地球に持ち帰られた宇宙人の死体の一部から細胞を再生すると、完璧に均整のとれた肉体と緑の瞳を持つ一糸まとわぬ美しい少女リールー(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が現れるシーン。
 二つ目は、コーベン、リールーと武器商人ゾーグ(ゲイリー・オールドマン)の手下に成り下がっているマンガロワ人との派手なアクション・シーン。
 三つ目は、火・水・土・風の4つの要素に囲まれた5つ目の要素―リールーとコーベンの愛し合う力が威力を発揮して地球と衝突するという反生命体を葬り去るシーン。
 ブルース・ウィリスというと『Armageddon アルマゲドン』(1998年 アメリカ マイケル・ベイ監督)が印象に残っているが、本作もコミカルテイストを帯びた楽しめる一品であった。

"Read more" 2007年03月17日

"Bruce Brown's The Endless Summer エンドレスサマー"

快晴の日曜日の午後。燦々と降り注ぐ陽光で我が家のリビングは温室のようだ。
久しぶりに『The Endless Summer エンドレスサマー』(1964年 アメリカ ブルース・ブラウン監督)を鑑賞した。

“終わりなき夏”を求めて・・・・・・。
伝説のサーフィン・ムービー ここに甦る!

2人の若きサーファーの究極の望み、“エンドレスサマー”を実現する唯一の方法は、夏を追いかけて世界中を巡ること/ 様々な人々との出会い、危険な海でのライディング、最高の波を発見した喜び・・・・・・。2人の心に刻まれた夏に終わりはない。1964年、ブルース・ブラウンが5万ドルという低予算で制作し、世界中で3千万ドル以上の収益を上げた伝説のサーフィン・ロード・ムービー。日本では「終わりなき夏」という題名で公開された。

『The Endless Summer エンドレスサマー』のオススメの観かたは、モニターを消音にして、『Big Wave TATS YAMASHITA』(1984年)をBGMとして観るのが個人的にはベストだと思われる。

ちなみに、私は“エンドレスサマー”をモチーフにした短編小説のメールマガジンを出しているので、ご興味のある方はご覧ください。
Fantasy_since_1959 WebSpace 
http://www.mag2.com/m/0000130046.htm

"Read more" 2007年03月18日

"長男(中2)の試合観戦"

春を思わせる暖かな日差しに誘われて、久しぶりに長男の部活の試合観戦をした。
彼は晩熟ということもあり、まだ163センチ、45キロと小粒だ。
親の欲目と揶揄されるかもしれないが、小学校のサッカースポーツ少年団に、友だちから誘われて、2年生で入団して以来14歳になる現在まで、自分の意志で約8年サッカーを続けている。
私は時折アドバイスをする程度にして、ずっと彼を見守ってきたが、その情熱には頭が下がる。

骨折や打撲などのけがは日常茶飯事だ。
昨日も部活中にスパイクで踏まれて指の皮が剥がれる、というアクシデントに見舞われた。
妻が学校からの連絡で病院に駆けつけると、幸い骨折はしていないということで、先生からは帰宅して休んだ方がいい、と忠告を受けたのにもかかわらず、学校に戻って練習に参加したらしい。

彼の試合を久しぶりに観て、私はあらためて思った。
彼は本当にサッカーが好きなのだ。明らかににプレーを楽しんでいる。
試合中に彼が目指すのは得点であり、そのためには危険に身を晒すことを恐れない。
8年間に培われたゴールへの執念が、プレー中のリスクへの恐怖心を払拭してしまっているかのようだ。

我が家にサッカーの素晴らしさを身をもって示したのは、他ならぬ彼である。

2007年03月21日

"青春はこの一冊からはじまったのだ、と今にして思う"

 『ラブ・ストーリー』(1972年 エリック・シーガル 板倉章・訳 角川文庫)を久しぶりに読み返した。
 はじめて読んだ中学生だった頃から何度読み返したかわからない文庫本は、幾度とない引っ越しにもかかわらず奇跡的に残っており、セピア色に変色してぼろぼろになっていたが、感動は色褪せない。
(本文より抜粋)


 階下に降りていくと、病院のロビーはまったく閑散として静かだった。聞こえるものといえば、リノリウムの床にひびくぼくの靴音くらいのものだった。
 「オリバー」
 ぼくは立ちどまった。
 おやじだった。受付嬢を別にしたら、あたりにいるのはぼくとおやじのふたりきりだった。
事実、こんな時間にニューヨークで起きてる人間といったら、ほかにも数えるくらいしかいなかっただろう。
 ぼくは彼の顔を面と向かって見られなかった。ぼくはまっすぐ回転ドアのほうへ歩いていった。
しかし彼もすぐに外に出て、ぼくのわきに立った。
 「オリバー」彼は言った。「わたしに話してくれてもよかったじゃないか」
 外はとても寒かった。しかしぼくは感覚が麻痺していて、なにかを感じたいと思っていたので、ある意味では寒いほうがよかったともいえる。おやじはぼくに話しかけつづけた。ぼくはじっと立ちつづけたまま、冷たい風が頬を打つにまかせていた。
 「わたしは事情を知ってすぐ、車で駆けつけてきた」
 ぼくはコートをなかに置き忘れてきていた。冷気でだんだん体が痛いようになってきた。かまうもんか、かまうもんか。
 「オリバー」おやじは口早に言った。「わたしにしてやれることがあったら・・・・・・」
 「ジェニーは死にました」ぼくは彼に告げた。
 「すまなかった・・・・・・」彼は呆然としてつぶやいた。
 どういうわけか、今は亡きあの美しい女から昔聞かされた言葉が、ぼくの口をついて出た。
 「愛とは決して後悔しないことです」

 つぎの瞬間、彼のいる前ではけっしてやったことのないこと、ましてや彼の腕のなかではやったことのないことをした。ぼくは泣いた。


ある愛の詩
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『ある愛の詩』(あるあいのうた, Love Story)は、1970年のアメリカ映画。恋愛映画。エリック・シーガルによる同名の小説を原作とする。ただし、未完の小説を原作として映画の製作が始まり、小説と映画が同時進行で作られた。先に映画が完成し、映画の脚本を基に小説が執筆された部分もある。先に発表されたのは小説であり、その数週間後に映画が公開された。
続編に、『続ある愛の詩』(Oliver's Story, 1978年)がある。
アカデミー作曲賞(フランシス・レイ)を受賞した他、複数の部門でアカデミーにノミネート及びゴールデングローブ賞を受賞している。また、日本ではこの映画のテーマ曲が越路吹雪によってカヴァーされヒットした。

ストーリー
富豪の息子と庶民の娘との悲恋物語。
裕福で代々ハーバード大学出身という家柄であるオリバーは、家柄違いのラドクリフ校生(ハーバード大学関連の女子大学)のジェニファーと恋に落ち、オリバーの父親の反対を押し切り結婚する。
2人が24才になったある日、ジェニファーの命が白血病で残り少ないことが判明し闘病生活に入る。 オリバーは高額の医療費を自分の父親に求めるが、彼女の病状は好転せず亡くなってしまう。
オリバーと和解した父親との短い会話の中で『愛とは決して後悔しないこと』(Love means never having to say you're sorry)という生前ジェニファーがオリバーに残した言葉をオリバーが語り、オリバーは2人の思い出の場所に行き、その場所を眺める。

"Read more" 2007年03月24日

"Seven セブン~グウィネス・パルトロー"

 「発狂の本質」、「精神病発症のプロセス」を調べているうちに、ヒントになりそうな『Seven セブン』(1995年 アメリカ デヴィッド・フィンチャー監督)を鑑賞した。
 ブラッド・ピット主演で大ヒットしたサイコサスペンス『セブン』。キリスト教の七つの大罪にもとづいて実行されていく連続殺人事件。その犯人を追うのが、血気盛んな若い刑事ブラッド・ピットとモーガン・フリーマン扮するベテラン刑事。
残忍な手口で次々に殺されていく被害者。しかし、彼らには何のつながりもない。はたして犯人は何者なのか?そして、その殺人にはどんな意味があるのか?


セブン (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

『セブン』 (SevenまたはSe7en, 1995年)は、七つの大罪をモチーフにした映画。
監督はデヴィッド・フィンチャー。銀残しという現像の手法を使い、コントラストの強い映像となっている。
特に捜査官が用いるゴム手袋、図書館のライト、街灯で配られるクーポン券など、淡いグリーンの配色に執着している。
4週連続で全米興行成績1位に輝いた大ヒット映画であり、IMDBでは「第三の男」、「シャイニング」を上回る評価を得ている。

あらすじ
ある大都会。残り7日で退職するサマセットと、その後任としてやって来たミルズが出会う、七つの大罪をモチーフにした猟奇殺人事件。
はじめ、サマセットは、自分がいる残りの日数では解決できる事件ではないとして関わりあう事を望まなかったが、新任のミルズが解決できる事件ではないと感じ、手助けを始める。


ショッキングな結末を以下、抜粋。

サマーセット「これは・・・。ヘリは近づくな、そのまま上空で待機してくれ。とにかく離れてろ。ジョン・ドーの罠だ。ミルズ!」
ジョン・ドー「来たぞ」
サマーセット「ミルズ、待ってろ」
ミルズ   「何だ?」
サマーセット「何もするな」
ジョン・ドー「私も君のような生活を・・・」
ミルズ   「黙れ!全然聞こえねえ」
サマーセット「銃を捨てるんだ!」
ジョン・ドー「私の話を聞け。私は君を羨ましく思っている、君の奥さんも・・・」
ミルズ   「何?」
ジョン・ドー「トレーシーだよ」
サマーセット「ミルズ!」
ミルズ   「何だって?」
ジョン・ドー「君の署の警官がどれだけ簡単に記者に情報を流すか知ったら、君は怒るだろう」
サマーセット「ミルズ!銃を捨てるんだ!」
ジョン・ドー「今朝、お宅におじゃましたよ。君が出かけたあと、君のような夫の平凡な生活というのを味わいたくてね」
サマーセット「何もするな」
ジョン・ドー「失敗だったよ。だから、みやげをもらってきた。彼女の首だ」
サマーセット「ミルズ、よせ」
ミルズ   「こいつ、何言っている?」
サマーセット「銃を貸せ」
ミルズ   「あれは何だ?」
サマーセット「なあ、銃をしまえ」
ミルズ   「あの箱の中身は何だったんだよ?」
ジョン・ドー「私は君の生活を妬んでいる」
サマーセット「銃をしまってくれ」
ジョン・ドー「妬みの罪を犯した」
ミルズ   「箱の中身は何だよ?」
サマーセット「とにかく銃をよこせ」
ミルズ   「中身を教えろって」
サマーセット「銃を貸せ」
ジョン・ドー「彼には言えないんだ」
ミルズ   「ふかしやがって、てめえ嘘言うんじゃねえぞ!」
サマーセット「もし、撃ったらこいつの思うつぼだぞ」
ミルズ   「嘘だ!嘘だ!この野郎、本当のことを言えよ、嘘なんだろう?」
ジョン・ドー「復讐したまえ」
ミルズ   「殺してなんかいねえんだろう?」
ジョン・ドー「怒りは罪だ」
ミルズ   「無事だって言え!」
サマーセット「ここでこいつを殺したりしたら・・・」
ミルズ   「やめてくれ!」
サマーセット「お前の負けなんだぞ」
ミルズ   「やめろ!」
ジョン・ドー「彼女は命乞いをした」
サマーセット「黙れ!」
ジョン・ドー「自分の命と」
サマーセット「黙れ!」
ジョン・ドー「お腹にいる子供の命の」
サマーセット「やめろ!」
ジョン・ドー「あはは、知らなかったのか・・・」
サマーセット「銃を貸せ、デビッド・・・、デビッド、もし殺したら、こいつの勝ちだ」
ミルズ   「ああー!神さま!神よー!」

トレイシー・ミルズ(ミルズの妻):グウィネス・パルトロー

グウィネス・パルトロー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow, 本名 Gwyneth Kate Paltrow, 1972年9月28日 - )は女優。グウィネス・パルトロウとも表記。アメリカ合衆国、カリフォルニア州ロサンジェルス出身。
父はプロデューサーのブルース・パルトロー、母は女優のブライス・ダナー。父親の反対を押し切り、美術史を学ぶために進学したカリフォルニア大学サンタバーバラ校を中退、女優業に進む。
1991年、オーデションで『過ぎゆく夏』に初映画出演する。『フック』のウェンディ役で注目を集め始めた。
1995年には映画『セブン』に出演、ブラッド・ピットの妻役を演じ、私生活でも恋人となる。ブラッド・ピットとの交際は婚約発表するも、1997年6月にこれを解消。
1998年『恋におちたシェイクスピア』で第71回アカデミー賞(アカデミー主演女優賞)、第56回ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)などを獲得。

"Read more" 2007年03月25日

" Heaven Is A Place On Earth"

暖かな朝だ。今日も快晴。
天気予報では、今日は5月上旬なみの暖かさになるらしい。
こんな朝には、HEAVEN IS A PLACE ON EARTH!


Heaven Is A Place On Earth
Artist: Belinda Carlisle


When the night falls down
I wait for you
And you come around
And the world's alive
With the sound of kids
On the street outside

When you walk into the room
You pull me close and we start to move
And we're spinning with the stars above
And you lift me up in a wave of love...

Ooh, baby, do you know what that's worth ?
Ooh heaven is a place on earth
They say in heaven love comes first
We'll make heaven a place on earth
Ooh heaven is a place on earth

When i feel alone
I reach for you
And you bring me home
When i'm lost at sea
I hear your voice
And it carries me

In this world we're just beginning
To understand the miracle of living
Baby i was afraid before
But i'm not afraid anymore

Ooh, baby, do you know what that's worth ?
Ooh heaven is a place on earth
They say in heaven love comes first
We'll make heaven a place on earth
Ooh heaven is a place on earth

"Read more" 2007年03月28日

"Fair Game フェア・ゲーム~シンディ・クロフォード"

 久しぶりに『Fair Game フェア・ゲーム』(1995年 アメリカ アンドリュー・サイプス監督)を鑑賞した。
 殺し屋に狙われる女弁護士(シンディ・クロフォード)と、彼女を護衛する刑事(ウィリアム・ボールドウィン)が繰り広げるハイテクを駆使した逃亡劇。スーパーモデル“シンディ・クロフォード”の映画デビュー作品でもある。全編に亘るアクション・シーンが光る一品。86年にシルヴェスター・スタローン主演の『コブラ』(ジョージ・P・コストマス監督)として映画化されたこともある、女性ミステリー作家ポーラ・ゴズリングの『逃げるアヒル』(邦訳・ハヤカワ文庫)を、構想も新たにリメイクしている。ちなみに、妻はウィリアム・ボールドウィンのファンである。
 Goo映画では、ストーリー、キャスト、演出、ビジュアル、音楽の総合評価で80点を取っている。

シンディ・クロフォード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シンディ・クロフォード(Cindy Crawford, 1966年2月20日 - )は、アメリカ合衆国・イリノイ州出身のファッションモデルである。唇の上にあるほくろが特徴。
1990年代に様々なファッションショーに出演し、600以上の雑誌の表紙を飾り、スーパーモデルの一人として活躍した。
また、11年間レブロンのモデルであった。
モデル業以外にもMTVで司会をしたり、フィットネスのビデオを何作かリリースしたり、企業との共同企画で化粧品を発売したりしている。また、彼女の名前のついた香水が発売されている。「アンジップト」(1994年)と「フェア・ゲーム」(1995年)の2本の映画に出演もしている。
1991年に俳優のリチャード・ギアと結婚したが、1995年に離婚。1998年にクラブ・オーナーのランディ・ガーバーと結婚し、現在は子供が二人いる。

"Read more" 2007年03月31日

"過労死するほど働かなくては生きていけない国"

 『龍言飛語』(1994年 村上龍・著 集英社)を久しぶりに読み返した。
 「第一章『日本人はどうして死ぬまで働くの?』」より、抜粋。

 アメリカ人のジャーナリストにインタビューされて、どうして死ぬまで働くのかと聞かれた。
「私、ひとつわからないんですけど」
「何がですか」
「日本人、どうして死ぬまで働くの?どうして心臓が止まるまで働いちゃうんですか?」
 過労死って世界では日本にしかないのかな。まず、ニューギニアにはないだろう。インドにも多分ない。アメリカのエリートはすごく働くっていうけどよく休むだろう。バハマとかに行くんだろう。
 フランスなんか死んでもそんなことしない。イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ・・・・・・。あのあたりも多分、過労死というのはないと思う。南米も遊び過ぎて死ぬ人間はいっぱいいると思うけど、過労死はないだろうな。
 となると、やっぱり日本人だけなのかな。どうもそれが不思議らしいんだ。俺も答えに困ってしまった。でも、本当に嫌ならそんなに働かないだろう。だから、死ぬまで働くのが好きだからだと答えておいた。


 私が訊いた嘘のような話

 某一流企業の営業マンA氏(年齢不明)は、ノルマを課せられ長い一日を締めくくるため、深夜(22時頃)の定例会議に臨んだ。ホワイトカラーだから、もちろんタイムカードなんかない。A氏がその日、何時間勤務していたかは謎である。
 A氏は会議の席上で、ノルマ未達を厳しく糾弾された。次の瞬間、A氏の顔に異変が起こった。顔が大きく拉げてしまったのだ。顔面神経に変調をきたしたのである。そのとき、A氏は失神寸前で一言、言ったそうである。
 「申し訳ございませんが、早退させていただいてもよろしいでしょうか?」

"Read more" 2007年04月06日

"秘すれば花■エロスなる俳句鑑賞"

 私はまだ、俳句の趣味はないが、正論五月号の「世はこともなし?」(コラムニスト・産経新聞論説委員 石井英夫氏)を拝読し、「諸行無常、色即是空」を詠む侘び寂びの芭蕉的世界にシンパシーを感じた。

■エロスなる俳句鑑賞~新興俳句運動の雄・日野草城の5句(カギカッコの中は同誌読者の斎藤博氏(73)によるもの)

 いっぴきの女と眠る梅雨の夜
「いっぴきの牝と化した女との、まぐわいの後の眠り。陰うつな雨季の夜が更ける」

 牝獣となりて女史哭く牡丹の夜
「季語が想起させる艶麗美貌の顔立ち。しかもインテリのその女が、人格なき牝となって男の性技に『いく、いく』と喘ぎ哭くエクスタシー」

 やはらかきものはくちびる五月闇
「梅雨どきの昼なお暗いところでの接吻。女のくちびるの感触」

 冬ざれのくちびるを吸ふ別れかな
「逢瀬を重ねても重ねても、万象あれさびれゆく中での接吻の切なさよ。息白き寒さの中で、別れぎわのくちびるをひたぶるに吸う」

 ちちろ虫女体の記憶よみがへる
「結核で幾とせを臥す草城。こおろぎの声を耳にしながら、女体の抱擁いくたびの『記憶よみがへる』。病臥の今は、イマジネーションのみの姦淫なのが虚しく哀しい」

~「寒雷」主宰加藤楸邨の句

 まぐはひの女めつぶる渡り鳥
「『道祖神を』の前書きあり。大らかにまぐわう道祖神のおわす峠路の空は、シベリヤから飛来してくる鳥の群れ。『まぐはひの女』の表情に、房事の妻を思いうかべているや否や」

~上野ちづこ(上野千鶴子さん・東大教授の俳号だという)の2句

 葬ひのある日もっとも欲情す
「死と表裏をなす生。殊に死者を弔う日は、ひたすらにお○○こをしたくなる欲情。伊丹十三映画監督の作品『お葬式』には、告別式の合間をぬって裏庭で喪服をまくり上げて、後ろから交接を女がうべなうシーンがあった」

 待って待ってわたしの洞(はら)を血が削る
「膣を掘削機で削られるが如き、エクスタシー寸前の密着感。その、さなかの月経か。『あゝ待って、待って。もうちょっとよ』」

~医師出身の西東三鬼の有名な句

 おそるべき君らの乳房夏来る(きたる)
「男の目にまぶしい女の胸元よ」

~『畦』主宰の上田五千石の句

 牡蠣(かき)といふなまめくものを啜り(すすり)けり
「一句全体が性行為のメタファー。牡蠣は女陰、啜るはクンニリングス。平成16年に芥川賞を受賞した金原ひとみ(20)の受賞後の第1作に次のようなくだりがある。『まんこの割れ目を両手で押しひろげて、クリトリスを舌で舐めあげた。』斯くの如き表現の自由からも、かつての『チャタレー夫人の恋人』猥褻裁判は今は昔。玄牝(げんぴん)、玉門、ヴァギナ、おめこ、おそそ、女陰・・・。エロスへの連想は、いつの世も止めどがない」

~「解句評論」のリーダー、富沢赤黄(がき)男の句

 倦怠い(だるい)海、だるい乳房、だるい蝶
「エキサイトなき性交。倦怠期」

~読売文学賞を受けた真鍋呉夫の句

 花冷のちがふ乳房に逢ひにゆく
「桜の咲く頃の変わりやすい天候。いつかピリオドを打つあらそいの火種をはらむインモラルな関係。何かを暗示するがごとき花冷えの中、オスは欲情して今日もメスに逢いに行く」

~女優の富士眞奈美の句

 うしろより耳朶(じだ)噛まれゐて陽炎へり(かげろへり)
「春のかげろう眞っ昼間の愛撫。彼の手がおっぱいへ、そしてお○○この割れ目へ。快楽極まりない忘我への序奏」

~鈴木しづ子の句

 実柘榴(みざくろ)のかっと割れたる情痴かな
「割れ目あらわなる卑猥感。果実がそそのかす欲情」

~昭和16年生まれ、『夏至』同人の大木あまりの句

 足ひらきジュラ紀の風を待つごとし
「原始、女性は太陽だった(平塚らいてう)。一夫一婦のモラルなどなかった太古にタイムスリップしてみたい私。足をひらく」


※エロスと言えるかはわからないが、私のオリジナルアダルト小説「奥様は18歳」が友人のサイト「夫婦でエッチ」に掲載されている。ご参考までに。

2007年04月07日

"TOP GUN ~トム・スケリット(脚線美の誘惑2“田所 剛”のモデル)"

久しぶりに『トップガン』(1986年 アメリカ トニー・スコット監督)を鑑賞した。


On Match 3,1969 the United States Navy established on elite school for the top one percent of its pilots.its purpose was to teach the lost art of aerial combat and to insure that the handful of men who graduated were the best fighter pilots in the world.

They succeeded.

Today,the Navy calls it fighter Weapons School.
The flyers call it: TOP GUN

1969年3月3日、アメリカ海軍は上位1パーセントのパイロットたちのためにエリートスクールを開設。目的は失われた空中戦の極意を教え、世界最高のパイロットを養成することにある。スクールの名は「トップガン」


トム・クルーズの大ヒット作である。「トップガン」というのはアメリカに実在するパイロットの養成学校。それもトップ1パーセントのパイロットを鍛え上げるという、たいへんなエリート校の呼び名である。そこへ編入されてくるのが、自信過剰のトム・クルーズ。その彼と女性教官ケリー・マクギリスの恋愛を中心に、友情と希望、挫折、そして、生と死の青春を迫力ある映像で綴った超話題作である。そして、この作品のもうひとつの主役は、かっこいい音楽にのって大空を飛ぶジェット機。音速を超えるマッハのスピードは、なんとも言えない快感である。

拙作『脚線美の誘惑2』のベンチャー企業経営者「田所 剛」は、トップガンの名誉ある指揮官、第一回トップガントロフィーの受賞者で名実ともに世界最高のパイロット、メドカフ中佐“コールサインはバイパー”(トム・スケリット)をモデルにしている。

トム・スケリット
Tom Skerritt

生年 ■ 1933/08/25
出身地 ■ アメリカ/イリノイ州デトロイト
[IMDB Search]

■空軍除隊後にデトロイトのウェイン州立大学に入学。芝居に興味を持ったことから2年で中退し、ミシガンとオハイオの劇団に入団し活動を開始。60年にはカリフォルニア大学に入学する傍ら、TVプロデューサーも手掛けて忙しい毎日を送る(この頃から、TVシリーズ「コンバット」や「F.B.I.」など多くの作品に出演)。
映画デビューは62年の「戦場の追跡」。70年の「M★A★S★H マッシュ」で注目され「ビッグ・バッド・ママ」、「愛と喝采の日々」と続き、79年、「エイリアン」のダラス船長で改めて注目を受ける。
あまり目立たない存在ではあるが確実に存在感を残して幅広く活躍。「リバー・ランズ・スルー・イット」では物静かな父親役を好演していた。

"Read more" 2007年04月09日

"RIDE ON TIME"

三寒四温とはよく言ったものである。休日の朝、なんやかやとやっているうちにこんな時間になってしまった・・・。
今朝も快晴。こんな朝には大好きな音楽でも聴いてみることにしよう。


RIDE ON TIME

words & music by TATSURO YAMASHITA

青い水平線を いま駆け抜けていく
とぎすまされた 時の流れ感じて
AHときめきへと 動き出す世界は
忘れかけてた 遠い夢の訪れ
RIDE ON TIME さまよう想いなら
やさしく受け止めて そっと包んで 
RIDE ON TIME 心に火を点けて
あふれる喜びに 拡がれRIDE ON TIME

僕の輝く未来 さあ回りはじめて
虚ろな日々 全て愛に溶け込む
AH何という朝 今すぐ君のもと
届けに行こう 燃える心迷わず
RIDE ON TIME 時よ走り出せ
愛よ光り出せ 目もくらむ程 
RIDE ON TIME 心に火を点けて
飛び立つ魂に送るよ RIDE ON TIME

届けに行こう 燃える心今こそ 
RIDE ON TIME 時よ走り出せ
愛よ光り出せ 目もくらむ程 
RIDE ON TIME 心に火を点けて
飛び立つ魂に送るよ RIDE ON TIME


パソコンのファイルを閲覧していたら、以前に書いたエッセーが出てきた。恥ずかしながら、この曲にまつわるものなので、あらためて公開することにした。ご参考までに。


私の大切な歌

 私にとって大切な歌を一曲選ぶとすれば、山下達郎氏の「RIDE ON TIME」である。
 私がこの曲と出会ったのは、中学二年生の頃だったと記憶している。私は当時、長野市近郊の中学校に通学する「田舎の中学生」だった。初めてこの曲を聴いたのは、某カセット・テープメーカーのテレビコマーシャルで、山下達郎氏自身が南の島の海岸でピストルを撃つように腕を上げ、陽光の中で佇み、バックで「RIDE ON TIME」が流れるというものだった。このテレビコマーシャルと音楽は、当時の私に強烈なインパクトを与えた。夏をイメージさせる南の島 ― 楽園を連想させる明るいメロディー・ラインと透明感溢れる氏の声は私を魅了した。そして何より素晴らしかったのは詩の中身だった。私は今まで、何回となくこの曲を聴いているが、何度聴いても勇気づけられる。
 長野市は周知の通り、冬季オリンピックが開かれる程の極寒の地である。冬には毎日曇り空から雪がちらつく。この曲は当時の多感な私にとって、「人生観を変えた」と言っても過言ではない。
 やがて私は大学進学のため上京し、都心の生活を始めたが、この曲をはじめとして、氏の楽曲は常に私の安らぎであり、潤いであった。挫けそうになったとき、眠れない夜などに何度となく氏の楽曲を聴いて自分を励ました。
 この原稿を書いている今、東京は冬の間、比較的快晴が続く。この青い空には氏の楽曲がよく似合う。
 東京郊外の拙宅では、よく晴れた夏の朝に青い空と輝く太陽を見ながら、この曲を聴いている。三十数年前に初めてこの曲を聴いた頃の感動は色褪せない。

"Read more" 2007年04月10日

"15万人「ゆとり」高3調査 学力低下歯止め?記述力いぜん不足"

 本日(2007年4月14日)の産経新聞で、興味深い記事を読んだ。(以下、抜粋)

 全国の高校3年生約15万人に文部科学省が実施した「教育課程実施状況調査」(学力テスト)の結果が13日、公表された。「ゆとり教育」と批判される現行学習指導要領で学んだ高校生の調査は初。旧課程の前回調査より地理などで正答率が上昇し、学力改善の兆しもみえるが、古典は成績が悪化。理数系は文科省の予想より成績が悪かった。記述問題での無回答率は25%を占め、記述力不足は相変わらずだった。

教育課程実施状況調査(学力テスト)
全国の学校から抽出方式で実施。今回は全高校3年生の約13%に当たる約15万人を対象に実施した。設問ごとに「学習指導要領に基づく指導を行えばこのくらいはできるだろう」と予想正答率を設定している。今年4月から新たに小6と中3を対象に国語と算数・数学で原則全校が参加する「全国学力テスト」が始まる。

 ちなみに、私が受験生を持つ親として、常々子供たちにアドバイスしているのは次のようなことである。(以下、抜粋)

・人生設計の重要性
・遺伝子の存在を認識しているか
・生涯学習の重要性
・PDCサイクルの意識化
・鶏口牛後
・スペシャリストでいくのか、ゼネラリストでいくのか
・ニッチな分野でトップになる(オンリーワンを目指す)
・資格の重要性
・モラトリアムでの自分探し(好きなこと)を意識させる
・経済的自由の重要性と意識化

2007年04月14日

"第24回浦和ロータリークラブ旗争奪少年サッカー大会"

 第24回浦和ロータリークラブ旗争奪少年サッカー大会(浦和ロータリークラブ・主催)の次男チーム(浦和土合サッカースポーツ少年団)初戦を観戦した。薄曇りではあったが、暖かな春めいた日となった。

 1試合目は浦和三室サッカースポーツ少年団との対戦。午前10時30分キックオフ。土合は立ち上がりの悪さを再三指摘されていたが、今日も従来の動きが取れない。いつもの、相手に攻め込まれる隙を与えず、センターより敵陣側で攻め立てるスタイルはなりを潜め、パスが寸断され、中盤が崩れると防戦一方になる。チームに不安感が伝播したのか、足が動かない。息子は右のハーフから左のハーフにポジションが変わった。前半が終了した時点で、私は「引き分けになるのではないか」と思った。後半戦も前半戦と似たり寄ったりの試合運びが続く。シュート数が少ない上に、精度が悪い。トラップミスからボールを取られる。「ちょっと、ひど過ぎる」と思っているうちに試合が終わった。0-0の引き分け。危ないシーンもあったが、失点が無かったのが幸運だった。

 得失点差でのトーナメント戦のため、次の浦和三室サッカースポーツ少年団と高砂スポーツ少年団サッカー部との対戦結果が、今日の組合せでの勝敗を決める。接戦の結果、2-0で浦和三室サッカースポーツ少年団が高砂スポーツ少年団サッカー部に勝利した。

 2試合目は高砂スポーツ少年団サッカー部との対戦。失点0で3点以上の得点を上げれば、今日の組合せでの勝利となる。午後1時50分キックオフ。コーチに気合を入れられ、チーム全体のモチベーションが上がっているのが感じられる。前半から積極的に点を取りに行く従来のスタイルになった。気迫と気迫のぶつかり合いだ。「主導権を握る」という言葉があるが、まさしくその通りの試合運びとなり、前半で2点を先取した。後半戦もそのまま波に乗り、さらに2点の追加点を上げ、4-0で勝利した。

 浦和の小学校36校が参加するこの大会は、4月21日(土)にそれぞれの組合せから1位抜けした3校が第3組のトップを争い、4月22日(日)に準決勝、決勝戦が駒場サブグランドにて開催される予定になっている。

2007年04月15日

"長崎市長銃撃事件~ミンボーの女(伊丹十三 監督作品)"

 17日午後7時50分ごろ、長崎市大黒町のJR長崎駅前で、長崎市の伊藤一長市長(61)が、背後から近づいてきた男に拳銃で撃たれ、亡くなった。
 この報道を契機に、久しぶりに『ミンボーの女』(1992年 ITAMI FILMS 伊丹十三・監督)を鑑賞した。

 ミンボーとは、民事介入暴力のこと。決して泣き寝入りはしない。そして、正当な手段で理不尽な暴力を撃退する。庶民対暴力団。この映画を見ると、あなたも戦いに勝てる。

日本最大級の映画データベース&DVD 情報総合サイト allcinema ONLINE より【解説】

「お葬式」「マルサの女」の伊丹十三監督が、バブル期の日本において地上げ屋、総会屋といった暴力団による経済活動が活発化するのに目を付け、ヤクザと対決するミンボー(民事介入暴力)専門の女性弁護士の活躍を描いた痛快エンタテインメント。
 東京の名門ホテル、ロイヤルコートはサミットの開場をライバルホテルに奪われてしまう。理由はヤクザが居座っていたため。これを機に総支配人はヤクザ排除を決心するが、ホテルマンたちの素人対応が逆にヤクザを刺激してしまう。そこで、ホテル側はミンボー専門の女弁護士・井上まひるを雇いヤクザとの全面対決に挑む……。

 本作は日本アカデミー賞作品賞を受賞、山崎努が主演男優賞を、宮本信子が主演女優賞、津川雅彦が助演男優賞、伊丹十三が監督賞、脚本賞を受賞している。

日本アカデミー賞

日本アカデミー賞協会(会長:高岩淡)会員の投票により選出される、邦画界最大規模の豪華さを誇る映画賞。1978年の初開催当時から“アカデミー賞の模倣”と言われていたが、2002年には第25回目と四半世紀の時を経て日本映画の歴史を記録し続けている。監督や俳優のように華やかな場に登場することのほとんどない、撮影・照明・美術・録音・編集等スタッフの地道な活動に対して各賞を設けるなど、その意義は大きい。授賞式は初回から一貫して日本テレビで放映している。

伊丹十三
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伊丹 十三(いたみ じゅうぞう、1933年5月15日 - 1997年12月20日)は、日本の映画監督、俳優、エッセイストである。本名は池内 岳彦(いけうち たけひこ)。戸籍名は池内 義弘(いけうち よしひろ)。作家の大江健三郎は義弟。
1997年12月20日、写真週刊誌「フラッシュ」により不倫疑惑が取り沙汰されたことに対して「死をもって潔白を証明する」との遺書を残し、伊丹プロダクションのある東京麻布のマンションから投身自殺を遂げた。しかしながら、他殺とされる見解も多い。それは不倫疑惑について週刊誌の記者からインタビューを受けた際に「妻に聞いてみればいいよ」と笑いながら、全く意に介さず「いつものことだから」のように軽口を叩いていた伊丹が突然それを「死を以って証明する」と自殺するのはあまりにも不自然すぎるからであった。一説として、創価学会をモチーフにした映画制作があり、それを阻もうとする者によって殺害されたというものや、暴力団による陰謀説もある。伊丹十三の「自殺」を知った宮本信子は立ち上がれないほど憔悴しきってしまったという。

"Read more" 2007年04月18日

"エトランゼ―スタンダード・ヴァージョン"

昔のファイルを閲覧していたら、懐かしい作品が見つかった。
恥ずかしいと同時に、いささか照れくさいが、これはこれで面白いと思うので、日記として記しておきたいと思う。

孤高の作家・「わたし」とアメリカ人の妻との間にもうけた娘・「彩」の微妙な関係と心情の機微を捉えた。娘の恋人が結婚の許可を得るために来日するのを発端として、娘と父親の心に起こる葛藤を描いたフィクションである。

エトランゼ―スタンダード・ヴァージョン


 梅雨明け宣言が出されたその日、東京は午後一時に摂氏三十度を超えていた。わたしは二日酔いと蒸し暑さのため、最悪の気分で眼を覚ました。昨夜はバーボンを飲みながら締め切り間近の連載小説の仕事に没頭し、気がついたら徹夜だった。ボトルは空になっていた。窓が全開なのに部屋の空気は暑くよどんでいた。わたしは窓を閉め、空調のスイッチを入れ、リビングのブラインドを開けて外を見た。この仕事場兼自宅は、赤坂見附のオフィスビルの十一階にある。外は真夏の赤坂見附のビル群が白く霞んでいた。わたしはキッチンに向かい、コーヒーボイラーに点火した。
 書斎に戻り、ライティングデスクのパソコンを起動させた。ライティングデスクの上のラークマイルドのパッケージから一本抜き取り、オイルライターで火を点けた。メールをチェックした。五十通近いメールの中に、彩からのメールが入っていた。今夜九時成田着の便で帰国するので、迎えに来てほしいという内容だった。
 彩は今年二十歳を迎えたばかりのわたしの娘である。彼女はわたしが留学生の頃、留学先のニューヨークで生まれた。彼女の母親がシングル・マザーを強く望んだため、わたしたちは結婚せず、彩は女手ひとつで育てられた。母親はアングロサクソンのプロテスタントだった。彩が初めてわたしに会いに来たのは、彼女が十六歳の誕生日を迎えた年だった。
 それ以来、毎年わたしに会いに来るようになった。彼女はスミス女子大に籍を置きながら、モデルの仕事をこなし、夏を追いかけて世界中のサーフスポットを転戦する活発な娘に成長した。
 わたしはキッチンに戻り、コーヒーを淹れるのをやめにして、冷蔵庫を開けた。缶ビールが一ダース程と飲みかけのドライジンが一本、シャンパンが三本入っていた。缶ビールとドライジンはわたしの必需品であり、シャンパンは彩が以前帰国した時に買ったものだ。
 わたしは缶ビールを一本取り出し、バスルームに向かった。風呂に浸かりながら、缶ビールを飲んだ。

 午後七時、わたしは愛車のロータスを走らせて成田に向かった。都心の渋滞に苛立ちながら、芝浦のランプから首都高速に乗り、東関道に入った。平日の東関道は予想していたより空いていた。わたしはお気に入りのCDを聴きながらナイトクルージングを楽しんだ。
 午後九時前に成田空港に着いた。こころなしか、都心より涼しく、空港は閑散としていた。わたしは彩を待った。
 午後十時をまわった頃、到着ロビーに彼女が出てきた。身長は約百七十五センチ。髪は黒いショートカットで、瞳はブルー。典型的なハーフのモデル顔だ。淡い小麦色に日焼けしている。スリムな身体を包んだミッドナイトブルーのサマーワンピースからのぞいた長い脚がまぶしい。
 「パパ!」
 わたしの姿を見つけると、駆け出して走り寄ってきた。わたしたちは深く抱き合った。
 「ひさしぶりだな。また、背が伸びたんじゃないか?俺と変わらないな」
 わたしは照れながら言った。
 「ちょっとだけね」
 気がつくと、周りの人たちが一斉に彩に見惚れていた。
 「それにしても、その格好は考えた方がいいね」
 「何?」
 「そのミニスカートだよ。お前はただでさえ目立つんだから」
 「久しぶりにパパに会うから、おしゃれしてきたのに・・・・・・」
 彼女は不満そうに言った。
 「わかった、わかった」
 わたしは苦笑しながら答えた。
 「とにかく、うちに帰ろう。お腹はすいてないのか?」
 「今はいい。でも、あとでごはん食べに連れてって」
 「ああ、いいよ」
 わたしたちは、彩のスーツケースを手荷物カウンターで受け取り、駐車場に向かった。車に乗り込むと、都心に向かって出発した。CDがオンになっていたので、ビージーズのハウ・ディープ・イズ・ユア・ラブが車内に流れた。
 「あっ、この曲ママも好きでよく聴いているよ」
 「ママは元気かい?」
 「今は大学の寮に入っているから、たまにしかママに会わないけれど、ボーイフレンドができたみたいよ」
 「そうか。お前はボーイフレンドできたのか?」
 「もちろん!」
 わたしは思わずアクセルを踏む足に力が入った。
 「どうしたの?」
 彼女が顔をのぞきこんだ。
 「いや、なんでもないよ」
 わたしは平静を装った。
 「で、どんな相手なんだ?」
 「後から来るよ」
 「日本に?」
 「うん。パパにも会ってもらおうと思って」
 「本当かよ?」
 「うん」
 彼女は屈託なく言った。
 「彩もCDかけていい?」
 「いいよ」
 彼女はバッグの中からCDを取り出すと、プレイヤーにセットした。クリスティーナ・ミリアンのミス・ユー・ライク・クレイジーが流れ始めた。
 「彩は彼のことが大好きなんだ~」
 彼女は大声で言った。
 「やれやれ」
 わたしは溜息をついた。
 「でも、パパのことも大好きだからね」
 「ありがとう」
 わたしは応えた。
 都心に着いたら、午前零時をまわっていた。ひとりならばとばすのだが、彩が一緒なので自粛したのだ。首都高を降りて赤坂見附に向かった。
 「これから、外食に行くのは気が引けるな」
 わたしは言った。
 「彩も疲れちゃった。うちで何か作るよ」
 「お前、料理習ったのかい?」
 「寮にいるから、必要に迫られて作っていたら覚えちゃった。大体一通りの食事なら作れるよ」
 「日本食は無理だろう?」
 「日本食って、お寿司とか天麩羅とかお蕎麦とか?」
 「うん。まあ、それだけじゃないけれど・・・・・・」
 わたしは苦笑しながら言った。
 「ご飯は炊けるよ」
 口をとがらせた。
 「それはたいしたものだな。食事は俺が作るよ。買い物をしていこう」
 「わーい。うれしい」
 「何が食べたい?」
 「久しぶりにパパのお蕎麦が食べたい」

 青山の紀伊国屋で食材を調達し、赤坂見附の自宅に戻った。東京は今夜も熱帯夜だ。
 「ただいま!」
 彩は大声で言った。
 「ここに帰ってくると落ち着くの。そんなに広くはないけれど、コンパクトで機能的で、まるでホテルみたい」
 彼女はリビングのソファーに座って言った。
 「確かに落ち着くよな」
 わたしはウォークイン・クロゼットにしている一室に向かい、着ていたサマースーツから短パンとTシャツに着替えた。リビングに戻ると、彼女はビキニショーツ一枚になっていた。
 「おいおい。その格好は何だ?」
 「だって暑いんだもん」
 彼女がふくれた。
 「勘弁してくれよ。いくら娘でも、落ち着かんよ」
 「いいじゃない。前からしょっちゅう見ているんだから」
 「それは子供の頃だろう。お前も二十歳なんだから少しは考えろ」
 「あっ、パパ赤くなっている。かわいい!あとで一緒にお風呂に入ろう。背中、流してあげる」
 「お前は相変わらず、変わっているなあ。親をばかにするものじゃないぞ」
わたしはバスルームに向かい、大きめのバスタオルを取り、リビングに引き返した。
 「頼むから、これをかけてくれよ」
 しゃがみ込んだ 彩の肩が小刻みに震えている。わたしは彼女の肩にバスタオルをかけると、静かにキッチンに向かった。わたしは蕎麦を茹でるための大きめの鍋に水を入れ、点火した。冷蔵庫から缶ビールとシャンパンを取り出し、缶ビールのプルトップを引いて、一口飲んだ。わたしはグラスにシャンパンを注ぎ、リビングに運んだ。リビングのダイニングテーブルにシャンパングラスを置き、彩を見た。彼女はわたしのドレスシャツをはおり、ソファーに座っていた。顔はバスタオルで隠している。
 「シャンパンはどう?」
 「ありがとう」
 彼女はバスタオルで顔を隠したまま言った。
 「泣いたりしてどうしたんだ?」
 「パパが意地悪だから!」
 「意地悪なんかしてないと思うが?」
 わたしはキッチンに戻り、湯が沸いているのを確認すると、蕎麦を茹でた。
 「泣いたりしてごめんなさい。何か手伝う?」
 彼女がシャンパンを飲みながら、爪先立ちでキッチンを覗いて言った。男物のドレスシャツ一枚の彩は、わが子ながら美しかった。
 「大丈夫だよ。もうすぐできるから休んでなさい」
 わたしは、茹で上がった蕎麦を氷で締めて、笊に盛り、蕎麦つゆを作った。ふたりダイニングテーブルで蕎麦を食べた。
 「パパのお蕎麦って最高!」
 彩が食べながら言った。
 「お前に喜んでもらうと作った甲斐があるよ。ニューヨークでは、ろくな蕎麦は食べられないだろう?」
 「日本食のレストランはあるけれど、あまりおいしくないよ。エクスペンシィブだし」
 食べ終わると、彩が食器を洗った。
 「ひどく暑いな。俺はこれから仕上げなくてはならない仕事があるんだ。お前は風呂に入ったらどうだ?」
 「ボーイフレンドの話は聞いてくれないの?」
 「今夜は遅いから、その話は明日にしよう。その野郎はいつ来るんだ?」
 「明日の夜だよ。本当は一緒に来る予定だったんだけれど、スケジュールが合わなかったの。それに、彩が先にパパに話しておいた方がいいと思ったから」
 「まさか結婚しようっていうんじゃないんだろう?」
 「そのまさかのつもりなんだけれど・・・・・・」
 「お前はまだ子供だろう?」
 「もう二十歳だよ!」
 遅かれ早かれこうなることは予想していたのだ。それにもかかわらず、わたしは取り乱していた。
 「とにかく、話は明日聞く。仕事があるから、俺は失礼するよ。ベッドは俺のを使えばいい」
 「パパのばか!大嫌い!」
 彼女はわたしのベッドルームに入り、ドアを強く閉めた。わたしは書斎のライティングデスクに向かい、パソコンを起動させた。

 翌朝、わたしはソファーで眼を覚ました。空調がつけ放しになっていたため、身体がだるかった。リビングのデジタル時計を見ると、午前七時を過ぎていた。いつ寝たのか、覚えていなかったが、わたしの身体にはブランケットがかかっていた。キッチンからベーコンを焼く香ばしい匂いが漂っていた。わたしはボサボサの髪の毛を掻きながら、キッチンに向かった。
 「グッドモーニング!」
 彩がわたしのパジャマを着て料理をしながら、上機嫌なアメリカ人の口調で言った。
 「おはよう。何を作っているんだ?」
 「彩特製のアメリカン・ブレックファーストだよ。リゾートホテルの朝食みたいに ベーコンとスクランブル・エッグとアップル風味のワッフルにしてみた」
 「ばかに機嫌がいいんだな。コーヒーが欲しいんだけど・・・・・・」
 「機嫌がいいに決まっているじゃない。ラバーが来るんだから。コーヒーはホット?アイス?」
 「ホットのうんと濃いやつをね。俺はとりあえずシャワーを浴びてくる」
 わたしはバスルームに入り、熱めのシャワーをゆっくり浴びた。バスルームを出て、リビングに戻ると、ダイニングテーブルに彩特製の朝食がセットされていた。彩がキッチンからコーヒーマグを運んできた。ふたりでダイニングテーブルを挟んで座った。わたしは彼女が淹れてくれたブラックコーヒーを飲みながら、煙草を吸った。ブラインドが開けられた窓からは快晴の空が見えた。今日もかなり暑くなりそうだった。
 「パパ、話があるの」
 彼女がワッフルを食べながら言った。
 「食事の時は、煙草を止めてって言いたいんだろう?」
 「そうじゃなくて。昨夜の話の続き」
 「ボーイフレンドに会ってくれっていう話か?」
 「そう」
 「何をやっている男なのか教えてくれないかな?」
 わたしはスクランブル・エッグを食べながら聞いた。
 「彼はプロサーファーなの。夏を追いかけて北半球と南半球を一年中旅している。撮影クルーと一緒に世界中のビーチでライドして、ドキュメンタリーフィルムを作るのが仕事なの」
 「白人なんだろう?」
 「ご両親はイタリア系の移民だって」
 「歳はいくつなんだ?」
 「二十三歳。大学に在学中にサーフィンの全米チャンピオンを二度獲得して、大学を卒業して本格的にプロサーファーの仕事を始めたの。もう、スポンサーが付いていて自分で開業しているの」
 「経済的には安定した基盤ができているのか?」
 「それはバッチリよ。あまりにも忙しいから、わたしも手伝っている」
 「お前はプロポーズされたわけだ。彼は平伏して頼んだのか?」
 「君となら良いチームワークができるって。お互い良いパートナーでいられるって」
 「図々しい野郎だな」
 「祝福してくれないの?」
 「結婚を承諾する情報が少な過ぎて判断ができない。付き合ってどのくらいになるんだ?」
 「一年位かな」
 わたしはコーヒーを一気に飲み干した。

 その日の午後九時、わたしは彩を成田空港まで送って行った。昨夜、彩を迎えに来た同じ便で彼が来る。彼女は彼に会って欲しいと懇願し続けたが、わたしは承諾しなかった。
 コーヒーショップで時間をつぶしている間、彩の眼が潤んでいるのに気がついた。
 「ねえ、パパ。彩は綺麗?」
 「綺麗だよ」
 わたしは答えた。声がかすれて言葉がうまく出なかった。彩の彼が乗っている便の到着を知らせるアナウンスが流れた。
 「じゃあ、彩はそろそろ行くね。また、連絡します」
 「身体に気をつけてな。がんばれよ」
 コーヒーショップから到着ロビーに向かって歩いていく娘の美しい後姿を見送りながら、わたしは煙草を探した。
 サマースーツのシガレット・ポケットにも、シャツの胸ポケットにも、煙草は見つからなかった。 

2007年11月03日

"ペパーミント・ブルー"

 久しぶりに『EACH TIME』(1991年 ソニーレコード)を聴いた。
 私がはじめて大瀧詠一氏による楽曲を聴いたのは、『A LONG VACATION』(1981年)だったと記憶している。大学3年の夏休みになる前のある日、ゼミの後輩から、「このアルバム、最高ですよ」と勧められ、聴いてみたらやみつきになってしまった。
 実に四半世紀以上も前のことだから、私と同世代の方でなければピンとこないかもしれないが・・・・・・。

 今朝の気分は『EACH TIME』に収録されている『ペパーミント・ブルー』である。

ペパーミント・ブルー

作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一

眠るような 陽を浴びて 君はブロンズ色
南向きの ベランダで 海を眺めている
やわらかな 前髪のカーブ
憂いがちな 目を隠す

風はペパーミント ブルーの空が 指先に揺れている
斜め横の 椅子を選ぶのは この角度からの 君がとてもきれいだから

黙り込んだ 貝殻が深みできらめくよ
そう大事なこと 僕はまだ話し忘れてたよ
沖を行く客船の汽笛 旅に誘っても 心動かない

風はペパーミント 想い出の日々が グラスから弾けてる
古い歌の 低いハミングに 口笛でハーモニー 重なる音が溶けて消える

波は時を砂に変え 寄せる やさしくAH
そんなふうに 僕たちも愛せたらいいのに
水のように 透明な心ならいいのに
抱きしめた 両手から逃げる 焼き過ぎて痛いわって

風はペパーミント ブルーのソーダが 指先に揺れている
空も海も 遠のいて行くよ 君のはにかんだ笑顔だけを残してAH

"Read more" 2007年04月28日

"スリーパーズ~モンテ・クリスト伯"

 久しぶりに『スリーパーズ』(1996年 アメリカ バリー・レビンソン監督)を鑑賞した。

 1966年の夏から始まる、マンハッタンのウェストサイドにある『ヘルズ・キッチン(地獄の台所)』と呼ばれる一角を舞台とした、四人の少年たちの物語である。本作の冒頭はそのひとりであるシェイクス(ロレンゾ)の次のような独白から始まる。

これは、血よりも濃い友情にまつわる実話である。私にはかけがえのない三人の友人がいた。そのうち二人は殺人者で、30を越えずに死んだ。残るひとりは元検事。今でも過去の痛みを引きずって生きている彼は、その痛みを忘れることが怖いのだ。彼らに代わり、子供時代を語れるのは、この私しかいない。

goo映画より解説(以下、抜粋)

少年院時代に受けた心の傷を引きずった若者たちの友情と復讐の物語を描く人間ドラマ。ニューヨーク・デイリー・ニュース紙の元記者ロレンゾ・カルカテラの実体験も基づくノンフィクション・ノベルを、「ディスクロージャー」のバリー・レヴィンソンの監督・脚本で映画化。製作はレヴィンソンと「ある貴婦人の肖像」のスティーヴ・ゴリン、製作総指揮は「わが心のボルチモア」以降のレヴィンソンの全作品に参加している彼の片腕ピーター・ジュリアーノ。撮影は「クイズ・ショウ」のミヒャエル・バルハウス、音楽は「ニクソン」のジョン・ウィリアムズがスコアを書き、アラン・メイソンの監修の下、フォー・シーズンズの『Walk Like a Boy』、ビーチ・ボーイズの『Good Vibration』などの既成曲が効果的に挿入されている。出演は「デビル」のブラッド・ピット、「ジェロニモ」のジェイソン・パトリック、「ザ・ファン」のロバート・デ・ニーロ、「アウトブレイク」のダスティン・ホフマン、「告発」のケヴィン・ベーコン、「マイ・フレンド・フォーエバー」のブラッド・レンフロ、「パレルモ」のヴィットリオ・ガスマンらの新旧男優陣に加え、紅一点として「サークル・オブ・フレンズ」のミニー・ドライヴァーが参加。

 本作は『復讐』をテーマにしているが、興味深く観たのは、少年院の教官とシェイクス(ロレンゾ)の次のようなシーンだった。

「この本が好きかね?『モンテ・クリスト伯』」
「愛読書です。ここに来て前よりも好きになった」
「どうして?」
「それは、彼が強いからです。へこたれない。絶対に挫けない。殴られても、侮辱されても、そこから何かを学んだ。そして、ここぞという時が来ると、行動に出る」
「羨ましいか?」
「それより、尊敬してます」
「君のうちに本があったのか?」
「本じゃなくて漫画で読んだんです」
「本を読むべきだ。これをあげよう」
「本当ですか?」
「そんなに気に入ってるんなら、自分の本を持つべきだ」

 最後はシェイクス(ロレンゾ)の次のような独白で締めくくられる。

1984年3月16日、ジョンの死体が安アパートで発見された。その時点で、彼は5件の殺人事件の容疑者だった。彼が死んだのは、29歳の誕生日を迎えた2週間後だった。トミーは1985年7月26日に死んだ。至近距離から5発撃たれ、死体は1週間以上放置されていた。ポケットには十字架とユダの絵が入っていた。享年29歳。マイケルはイギリスの小さな田舎町に住み、日雇い大工として暮らしている。法律を捨て結婚は一度もせず、静かな独身生活を送っている。キャロルは今でもソーシャル・ワーカーを続けており、ヘルズキッチンに住んでいる。独身だが、未婚の母となり、現在12歳になる息子を育てている。息子の名はジョン・トーマス・マイケル・マルティネス。本が好きな子で、母親からはシェイクスと呼ばれている。
あの特別な夜は果てしなく続いた。俺たちのハッピーエンドだ。四人の仲間が揃った最後の夜だった。
あの時未来は光り輝き、友は永遠だと思った。

"Read more" 2007年05月02日

"我が家のGW~長男(中3)の試合観戦"

 テレビのニュースを見ていて、「世間はゴールデン・ウィークなんだな」と気がついた。
 GWの今日、我が家は、皆、別行動になってしまった。女房は埼玉スタジアムで行われる「浦和土合サッカースポーツ少年団」のボーイズ・マッチとレッズ戦の試合観戦、長男(中3)は近隣の中学校との練習試合、次男(小6)は一泊で地元のトレ選チームの宇都宮遠征・・・。

 私は仕事疲れもあって、ゆっくり羽を伸ばそうかとも考えていたが、引きこもり状態で食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返しているのも、いささかうんざりしていたので、長男の試合観戦に出かけた。

 午前9時、キックオフ。まばゆいばかりの快晴の中、相手校との試合が開始した。長男は次男とほぼ同じMFのポジションである。私は彼が主将としてどのようにチームのモチベーション・アップに貢献できるのかも確かめたかった。

 前半戦は押され気味で2点を先取された。執拗なマークで動きを読まれ、パスがカットされるため、相手校に比べてシュート数が少ない。ゴールに対する執着心や粘り強さも、残念ながら相手校が優っている。それでも、何回かは敵陣に攻め込み、いい形になったのだが、決定力が欠けている。

 後半戦は、ほぼ相手校のワンサイド・ゲームに終始した。同じ中学生なのだから、実力には大差は無いはずなのだが、失意が伝播するのか、チームの動きが極端に悪くなる。相手校のアプローチを見ているとワンパターンなのに気がついた。右サイドからMFがドリブルで攻め上がっていき、センタリングを上げると、FWないしは左のMFがシュートを打つ、というパターンだ。このアプローチに蹂躙され、さらに2点の追加点を上げられ、4-0で負けた。

 息子は大声でチームを鼓舞し、身体を張ってプレーをしていた。彼は来年、受験を控えているので、このチームでプレーするのも、そう長くはないだろう。まだまだ、課題は残るが、中学校の部活の締めくくりとして、悔いのない日々を送ることを切に願う。

2007年05月03日

"女房と散歩"

 連休(GW)がほとんど仕事でつぶれ、今日、明日と連休になった。天気も良いので、「散歩にでも行こうか」と女房を誘ったところ、「いいわよ」と言うので、初夏を思わせる日差しの中をでかけることになった。

 歩き始めると、「近くの中古車センターで買いたい車があるから見ない?」と言う。私は車には飽きているし、興味もないから理由を聞くと、「次男のサッカー試合の車出しで、車がないから肩身の狭い思いをしている」と言う。とりあえず、見てみようということになり、お目当ての車を見た。見た目も走行距離も中古にしては悪くはないので、近所を試乗して買うことに決めた。面倒な書類関係は、その販売会社が代行してくれると言うので、早ければ今週末には使えるという。便利な世の中になったものだ。

 散歩の目的のひとつは一駅都心寄りにあるビデオやCDのレンタルショップにあった。長男はたまに行っているらしく、会員になっていて、「在庫も豊富だ」と言うので行ってみることにした。

 「緑の遊歩道」を他愛のない世間話をしながら、ゆっくり歩いた。この地に住んで十六年以上になるが、このあたりも随分変わったものだ。カラオケボックス、老人ホーム、賃貸マンション、コインランドリー等々。都心まで30分かからずに行けるという不動産広告にもつられて、住人が増えているのか、駅ビルなぞは都心と変わらぬ活況を呈している。

 駅ビルにあるレンタルショップで、会員になるための必要事項を書き、運転免許証と共に提示すると、会員証が発行された。キャンペーン期間中ということで、一週間借りて、DVD一枚200円、CD一枚200円ということだった。高いのか安いのかよくわからないが、客は多いし、採算は取れているのだろう。とりあえず、観たかった洋画を一枚、聴きたかったCDを一枚借りて帰途に就いた。

 くたびれたので、「帰りは電車にしよう」と私が言うと、「天気がいいから歩きましょう!」と却下された。

2007年05月08日

"WE ARE THE CHAMPIONS"

 昨日借りてきたCD『QUEEN GREATEST HITS(2001年)』を早速家族で鑑賞した。私のテーマ曲は『FANTASY(ERATH.WIND&FIRE)』だが、息子たちはこの曲をテーマ曲にするそうである。

The CD which I borrowed appreciated "QUEEN GREATEST HITS(2001 age )" with a family at once yesterday.
My theme music is "FANTASY(ERATH.WIND & FIRE)", but sons seem to make this music theme music.

WE ARE THE CHAMPIONS

Artist: Queen
Words and music by F.Mercury

I've paid my dues-
Time after time-
I've done my sentence
But committed no crime-
And bad mistakes
I've made a few
I've had my share of sand
Kicked in my face-
But I've come through

*We are the champions-my friends
And we'll keep on fighting-
Till the end-
We are the champions-
We are the champions,
No time for losers
'Cause we are the champions-of the world-

I've taken my bows
And my curtain calls-
You brought me fame and fortune
And everything that goes with it-
I thank you all-
But it's been no bad of roses
No pleasure cruise-
I consider it a challenge before
The whole human race-
And I ain't gonna lose-

*Repeat

伝説のチャンピオン

償いはした
くる日もくる日も
罪は犯してなくとも
罰は受けたのだ
大きな間違いといえば
多少は犯したけれど
十分な屈辱も面と向かって
受けてきたよ
でも僕は乗り越えてきたんだ

*僕たちこそがチャンピオンだ 友人たちよ
そして僕たちは闘い続けるだろう
最後の時まで
僕たちこそがチャンピオンだ
僕たちこそがチャンピオンだ
負け犬の出番はない
僕たちこそが世界のチャンピオンだから

喝采を浴びて
カーテンコールに応えた
君たちが僕に名声と富をもたらした
そしてそれにまつわるあらゆるものを
君たち全てにお礼を言うよ
だがそれは気楽な身分とは違う
快楽だけの旅とは違う
それは全人類に見守られた
挑戦だと思っている
そして負けるつもりはない

*くりかえし

"Read more" 2007年05月09日

"The Passion of the Christ パッション"

 『パッション(The Passion of the Christ)』(2004年 アメリカ メル・ギブソン監督)を鑑賞した。

 イエスへの拷問場面における凄惨な描写で視聴者の中にはショック死した者までいたことで話題となった映画である。イエスが神を冒涜しているという罪で拷問を受け、十字架に掛けられ処刑されるまでの12時間を描いている。

 私は無神論者であるし、キリスト教はなじみが薄いので、「イエス・キリストの受難と磔刑」と聞いてもピンとこないのだが、ドイツ司教団などから「反ユダヤ主義に基づくもの」として批判され、2003年12月に公開が予定されていたが、批判やバッシングを恐れて公開が延期されていたという。

 印象に残ったのは、次の三点である。

 一つは冒頭にも書いた「イエスへの拷問場面における凄惨な描写」。何がそこまで憎悪をつのらせるのか?サディスティックの極致とでも言おうか。メル・ギブソンは「福音書に忠実な描写」としているが、まさしく、「神の御業は人智を超えている」とでも言いたくなるほどで、思わず目を覆いたくなった。

 二つ目は、銀貨30枚でイエスを売ることになるユダの裏切り。捕えられたイエスを見て、自責の念を抱いた彼は悪魔を幻視し、発狂して首を吊る。この描き方はリアルである。

 三つ目は、聖母マリアの悲嘆。最愛の息子イエスの受難を目の当たりにしながらも、涙を流すことしかできない母の辛さ。幼い頃のイエスが転んだときに駆け寄るマリアの回想シーンが、拷問に耐え切れず倒れる彼に思わず駆け寄るシーンとオーバーラップし、感涙を誘う。

 お子様にはお勧めできない映画である。

【参考資料】パッション (映画) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

"Read more" 2007年05月09日

"LETTERS FROM IWOU JIMA 硫黄島からの手紙"

 『LETTERS FROM IWOU JIMA 硫黄島からの手紙』(2006年 アメリカ クリント・イーストウッド監督)を鑑賞した。

 1944年6月の太平洋戦争下の硫黄島を舞台とした日米両軍の戦いを描いた反戦映画である。『父親たちの星条旗』に続く、硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた「硫黄島プロジェクト」の日本側視点の作品である。

 『ラスト サムライ』(2003年 アメリカ エドワード・ズウィック監督)で日本人俳優としての存在感を示した渡辺謙が栗林忠道陸軍中将を演じている。圧倒的な兵力のアメリカ軍と死闘を繰り広げた栗林忠道中将指揮による日本軍将兵と、祖国に残された家族らの想いが描かれる。ストーリーはタイトルとなっている栗林中将や西郷昇陸軍一等兵 (二宮和也)が家族へと向けた手紙を基に展開される。

 新たに硫黄島守備隊指揮官に任命された陸軍中将栗林忠道(渡辺謙)には駐在武官としてアメリカに滞在した経験があり、それ故に誰よりも米軍の強大な実力を知り尽くしていた。彼は反発する古参の将校達を押し切り、防衛計画を練り直す。今までの上官とは違い、合理的な思想を持つ栗林の存在は、日々の生活に絶望していた西郷(二宮和也)らに新たな希望を抱かせる。

 印象に残ったのは、次の三点である。

 一つは作品の根底に流れている『平和への祈り』。軍国主義の名のもと、戦地に赴かざるを得なくなった兵たちは日本もアメリカも変わらず、祖国に残した家族を想い、無念の涙を呑んで死んでいったという事実。

 二つ目は、『極限状況の描写』。敗色が濃厚となった日本軍の夫々の部隊の指揮官が執る『極限状況の描写』が凄まじい。「敵兵を十人殺してからでなければ、死んではならん」「硫黄島で一日でも長く我々が食い止めれば、本土への米軍の攻撃を遅らせることができる」などの台詞や、手榴弾やライフルなどを使った自決など。

 三つ目は、『届かなかった兵たちの家族への手紙の束』。作品の終盤、現行の硫黄島調査団が日本兵が隠れていた洞窟の中で土の中から小包を発見する。中からは当時の『届かなかった兵たちの家族への手紙の束』が発見される。兵たちの悲痛な叫びが聞こえてくるようで、いたたまれなくなった。

【参考資料】硫黄島からの手紙 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

"Read more" 2007年05月15日

"ありがとう"

 敬愛するお友だちから「『ありがとう』というタイトルで日記を書きましょう」というご提案をいただいたので、したためておこうと思う。

 私が常々言葉に出さずとも、感謝の念を抱いている人々は以下のとおりである。
・家族及び親族
・私に関わり、応援していただいている全ての人々

 ここで、私の親しいご年配のご婦人の『感謝の念』にかかわるお話をご披露しようと思う。

 その方は九十歳に近いご高齢だが、矍鑠としていてお元気である。

 お会いする度に、「人生は毎日が戦い」、「重い荷を背負って歩んでいくようなもの」、「長い長い長距離走」など、人生の達人のお言葉を拝聴する。

 そして、彼女がその度におっしゃるのが、「長寿の秘訣は『感謝の念』にある」というお言葉である。人は一人では生きていけない、必ず誰かの厚意に助けられている。時に流され、感謝する心を忘れがちになるけれど、毎日その一日を振り返り、助けていただいた人、厚意を寄せていただいた方を拝みなさい。たとえ、その場で『感謝の念』を口に出さずとも、心は伝わるもの。

 おおまかなニュアンスとして、以上ような戒めである。

 五十歳を目前にして、お説教をいただく機会も少なくなり、毎日を惰性で過ごしがちになるが、私は彼女にお会いするのを楽しみにしているのである。

2007年05月18日

"GORL!"

 『GORL!』(2005年 アメリカ・イギリス合作 ダニー・キャノン監督)を家族で鑑賞した。

 国際サッカー連盟(FIFA)が公認するサッカー映画3部作の第1作。成功を夢見て、どん底から夢を勝ち取る青年の姿を描く奇跡のストーリーである。
 喘息をかかえる貧しい青年、サンティエゴ・ムネス(クノ・ベッカー)は、家族のために働きながら夢に向かって頑張っていた。そんな彼に転機が訪れる。プロチームの入団テストを受けるため、一人イギリスに渡ることを決意する。しかし、そこには数々の試練が待ち受けていた・・・。
 想像を超えるスケールで描いた感動のセクセス・ストーリーであり、ベッカム、ジダンら実在のスター選手も登場する究極のサッカー・ムービーである。

 印象に残ったのは、次の三点である。

 一つは、ニューカッスルの元選手でありスカウトマン、グレン・フォイ(スティーブン・ディレイン)の存在。サンティエゴのプレーに惚れ込んだ彼は、エージェントやイングランドのサッカークラブ「ニューカッスル・ユナイテッド」の監督に彼の存在をアピールする。執念すら感じる彼の提言は、このストーリーの核とも言えると思われる。

 二つ目は、サンティエゴの父の死。「イングランドのサッカークラブでプレーすることなど夢物語だ」と息子の渡英を猛反対し、自らの価値観を息子に強要していたが、イングランドでのサンティエゴのプレーをテレビ観戦し、その活躍を喜んだ後、心臓発作で亡くなる。彼の成功を案じ、一番喜んでいたのは父ではなかったか。

 三つ目は、数々の試練を乗り越えて、結果を残し、チャンピオンズリーグ出場を賭けてリバプール戦で放つサンティエゴの決勝弾。演じているとは言え、選手のプレーのひとつひとつ、試合の臨場感など本物顔負けで、すばらしい作品に仕上がっている。

 サッカーを愛するすべての方々にお勧めの感動作である。

2007年05月21日

"You Raise Me Up ユー・レイズ・ミー・アップ"

 何気なくテレビコマーシャルを見ていたら、この曲が流れていた。
 私が女房に「これ、いい曲だな」と言ったところ、「うん、いい曲ね」と応えた。これは我が家では珍しいことである。
「どこかで聴いた曲だな・・・」と言ったら、「荒川静香選手のトリノのエキシビションで流れていた曲でしょ!」と、信じられないといった口調が返ってきた。


You Raise Me Up

Artist: Celtic Woman

When I am down and oh my soul so weary
When trubles come and my heart burdened be
Then I am still and wait here in the silence
Untill you come and sit a while with me

You raise me up so I can stand on mountains
You raise me up to walk on stormy seas
I am strong when I am on your shoulders
You raise me up to more than I can be

You raise me up so I can stand on mountains
You raise me up to walk on stormy seas
I am strong when I am on your shoulders
You raise me up to more than I can be

You raise me up so I can stand on mountains
You raise me up to walk on stormy seas
I am strong when I am on your shoulders
You raise me up to more than I can be
You raise me up to more than I can be


ユー・レイズ・ミー・アップ

落ち込んで 心底うんざりした時
困難に見まわれ 心に重荷を抱えた時
私はここで ただ静かに待つの
あなたが来て そっと寄り添ってくれるまで

あなたが励ましてくれるから 山の頂きにも立てる
あなたが励ましてくれるから 荒ぶる海も渡ってゆける
私は強くなれるのは あなたの支えがあれば
あなたが励ましてくれるから 私以上の私になれる

あなたが励ましてくれるから 山の頂きにも立てる
あなたが励ましてくれるから 荒ぶる海も渡ってゆける
私は強くなれるのは あなたの支えがあれば
あなたが励ましてくれるから 私以上の私になれる

あなたが励ましてくれるから 山の頂きにも立てる
あなたが励ましてくれるから 荒ぶる海も渡ってゆける
私は強くなれるのは あなたの支えがあれば
あなたが励ましてくれるから 私以上の私になれる
あなたが励ましてくれるから 私以上の私になれる

(対訳:藤野治美)


 このアルバムで懐かしく聴いたのが次の曲である。


Jesu Joy of Man's Desiring

Artist: Celtic Woman

Jesu,joy of man's desiring
Holy wisdom,love most bright

Drawn by Thee,our souls aspiring
Soar to uncreated light

Word of God,our flesh that fashioned
With the fire of life impassioned
Striving still to truth unknown
Soaring,dying round Thy throne


主よ、人の望みの喜びよ

主よ 人の望みの喜びよ
聖なる叡智 光輝く愛を求めし者よ

汝が惹かれし 我らが魂の切なる望みは
永遠の光を求めてやまぬ

神の御言葉よ 我らが肉体は
熱き命の火により創られ
いまだ知らぬ真実を追いては
求め 汝の玉座のかたわらに果てん

(対訳:藤野治美)

"Read more" 2007年05月25日

"ネットで増幅する殺人願望"

 本日(2007年5月27日)の産経新聞の朝刊で、興味深い記事を読んだ。(以下、抜粋)

 ネットで増幅する殺人願望

(前略)
 この10年、少年たちの日常生活に訪れた最大の変化といえば、インターネットとケータイだろう。総務省の統計によると、事件が起きた9年、携帯電話の普及率は25%。ネットに到ってはわずか9%だったが、17年には67%に達した。10代後半から40代に限れば90%を超えている。
 ≪僕は僕の欲望を満たすための手段として、まず人間がどれ程の攻撃でどの程度のダメージを受けるものなのかを実験することにしました≫ ≪その満足感は、それまで僕が人をを殺した時のことを考えて得られるであろうと思っていた満足感よりも、もっと素晴らしいものでした≫
 酒鬼薔薇の供述調書の一節だ。流出した調書が次から次へとサイトに転載されているため、いまやネット上でだれもが読むことができる。事件の詳細な記述だけでなく、酒鬼薔薇を讃美し、英雄視しているサイトも少なくない。

 ≪少年はかねてインターネットに掲載された残酷な死体の映像、あるいは神戸連続児童殺傷事件、大阪教育大学付属池田小学校事件、米国コロンバイン高校事件などに触発され、大量殺人願望を抱くようになった≫
 17年10月、大阪家裁は、大阪府東大阪市の公園で4歳男児の頭をハンマーで殴打する事件を起こし、殺人未遂などの非行事実で家裁送致された無職少年(19)=事件当時(17)=に対する決定でそう指摘した。無職少年は酒鬼薔薇事件当時は9歳だったが、中学3年のころにネットを通じて〝出会った〟という。決定は、さらにこう続けていた。
 ≪自尊心の傷つきを補うべくアンチヒーローを目指し、有名になりたいと考えた≫
 新潟青陵大の碓井真史教授(47)=社会心理学=は「権威に反発し、悪に対して一種の憧れを抱く若者は昔からいた。ただ、以前と違うのは、公に口に出せなくても、匿名のネットで大勢の仲間に出会い、書き込み、思いが増幅してしまうことだ」という。
(後略)


 憂慮すべき事態であると考える。そもそも、インターネットの基礎知識を認識していない一般家庭で、無防備な思春期の子供たちが有害と思われる情報や媒体にさらされてしまうことが問題だと思われる。


 そこで、そもそも『インターネット』とは何か。教育ソフト開発・利用促進センターのインターネット利用ガイドより抜粋する。

●インターネットって、何?
 インターネットとはネットワークとネットワークを結ぶネットワークのこと。インターネットができるまではそれぞれの学校や研究機関、企業など独自にネットワークを構築していたが、それらのネットワーク同士を相互に結びつければいつかは世界中をつなぐことができると考えられ、相互接続が始まった。実際に今では全世界の多くの国々を結ぶ地球規模のネットワークが誕生した。それが「インターネット」である。
 インターネットに接続しているコンピュータには、一台一台に世界中で唯一の「IPアドレス」という番号が割り当てられ、またドメイン名という所属組織、住所を表す名前を割り当てることによって、世界中から WWW でアクセスしたり、電子メールを送ったりと、お互にアクセスすることが可能になる。

●なぜ、インターネットなのか
 インターネットの利点は全世界の情報を素早く取得できること。たとえば、最新の技術情報などを入手したい場合にはそれらのインターネットに接続されている研究機関や大学へアクセスし情報を取得することができる。また、ある企業の製品の購入を考えている場合に、その企業がインターネットで製品情報を提供していればその情報をインターネットを通じて見ることができる。紙の出版物による情報と異なることは、原稿が書かれた時点ですぐに情報を発信することができ、その情報を取得できることである。
 もう一つの利点は自分が情報の発信源になることができる点。インターネットに接続できる環境があるということは、その環境で情報の発信もできるということ。自分の勉強や趣味の内容を発信しても良いし、旅行日記などを公開している人もいる。
 インターネットには、だれでも情報発信する自由があるのと同時に、そのぶん自分の発信する情報に責任を持つ姿勢も必要とされる。

●インターネットでできること
 インターネットを利用することで、もっともよく利用されているのは以下のような機能である。

・手紙のやりとりをする(電子メール)
・ニュース(電子掲示板)を読んだり、投稿したりする(ネットニュース)
・情報を探す(WWWなど)

 このほかに、ファイルをコンピュータ間でやりとりしたり(FTPという仕組み)、遠く離れたコンピュータを操作したり(Telnetコマンド)することも可能である。情報を探すための、archie、gopher、waisなどのアプリケーション・プログラムがある。また、テレビ会議のようなこともできるようになってきている。今後も次々と新しい利用法が生まれてくるだろう。


 世の中とは皮肉なもので、新しい技術革新や便利な製品が産み出されると、付随したアンダーグラウンドな世界や悪の温床が出現する。これは、まさに「両刃の刃」とも言えるものだと思われる。
 拙宅も思春期の子供を持つ家庭として、「子供には管理者権限などで親の監督下に置き、インターネットを安易に使わせない」という姿勢を堅持していきたいと考える。

2007年05月27日

"スローなブギにしてくれ"

 猫みたいな女

 十四、五歳のスケ番みたいな女がベストで、目がきつければきついほどよくて、すぐに引っ掻いたり噛みついたり暴れたりする恐がりの猫みたいな女がいいんだ
                                                    ―音楽の海岸

 懐かしい『スローなブギにしてくれ』(1981年 日本/東映 藤田敏八 監督)を久しぶりに鑑賞した。

 野良猫のように自由に生きる少女(浅野温子)と、少女に翻弄される青年(古尾谷雅人)と中年男性(山崎努)を描く青春映画である。
片岡義男の同名ベストセラーを青春映画の旗手・藤田敏八監督が映画化し、南佳孝の主題歌も大ヒットを記録した。

 主演の浅野温子の肢体が瑞々しく、野性的でミステリアスな少女を好演している。青年(古尾谷雅人)がバイクのライダーで、中年男性(山崎努)がムスタングに乗っている、というシチュエイションは、いかにも片岡義男の原作といった感じで懐かしい。
古尾谷雅人、山崎努が人生に絶望し切った凄みのある不良青年、不良中年を渋く演じている。

 中年男性(山崎努)と同居している宮里輝男を演じている原田芳雄さんは、当時私が住んでいた町にいらっしゃり、お子さん(?)とよくキャッチボールをされているのを見た記憶がある。

 藤田敏八 監督作品では『ダイアモンドは傷つかない』(1982年 日本/東映)も印象に残っている。

"Read more" 2007年05月29日

"The Devil Wears Prada プラダを着た悪魔"

 『プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)』(2006年 アメリカ デビッド・フランケル監督)を鑑賞した。昨年(2006年)の暮れに公開され、話題となった映画だが、私は見逃していた。そこで、まだ根強い人気のこの映画を観てみようと思った。

 名門ノースウェスタン大学を卒業し、ジャーナリストを目指すために田舎からニューヨークへとやってきたアンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)は、幸運にも何百万の女性の憧れとする仕事・ファッション雑誌「ランウェイ」の編集部へと就職する。しかもその編集長でファッション業界に対し絶大な影響力を誇るミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)のアシスタント職である。だが、ミランダは自分の身の回りの世話をアシスタントに押し付けるなどの横暴を発揮する最悪の上司であり、今までに何人もがこの仕事を辞めていた。ファッションには何の興味がなかったアンドレアだが、本来の目的となる文芸誌での仕事への足がかりとして、ミランダの悪魔のような要求に耐えていく、というストーリー。

 印象に残ったのは、次の三点である。

 一つは、『アンドレアが洗練されていくプロセス』。ファッション雑誌「ランウェイ」の編集部に面接に訪れる彼女は、垢抜けない田舎の女子大生ファッションなのだが、採用が決まり、プロ意識が目覚めていくうちに、どんどん洗練されていく。「朱に交われば赤くなる」とは、よく言われるが、こんなところに「自分磨き」を志向する若い女性に支持される魅力があるのだ、と痛感した。

 二つ目は、『アンドレアのボス(ミランダ)への忠誠心』。タイトル『プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)』は、「ミランダの悪魔のような要求」を指しているのだろうが、アンドレアが目的であるスキル・アップのためにミランダの要求に耐える姿は、日本の企業戦士も真っ青である。映画だから、誇張して描かれているのだろうが、あれがファッショナブルで何百万の女性の憧れとする仕事であるとしたら、私にはその価値観が理解できなかった。

 三つ目は、『華やかなファッション雑誌業界の競争世界に見切りをつけるアンドレアの決断力』。作品終盤に、移動する車内で、アンドレアはミランダからファッション雑誌業界での自身の成功哲学を聞き、見切りをつける決断をする。ミランダからの連絡用の携帯電話を投げ捨てるシーンは感慨深かった。

 メリル・ストリープは私の好きな女優の一人だが、『クレイマー、クレイマー Kramer vs. Kramer (1979)』『恋におちて Falling In Love(1984) 』『マディソン郡の橋 The Bridges of Madison County(1995)』 などが印象に残っている。

【参考資料】プラダを着た悪魔 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

"Read more" 2007年06月01日

"心に残る詩"

 いい詩は、いつまでも心に残る。何度読み返しても、あたらしい感動がある。敬愛する清水哲男氏の詩は、味わい深く、読むたびに感涙を禁じえない。
(文學界 本年2007年2月号より)

 その日からのからんどりえ

 その日からは私ではない誰かが
 私と同じ時刻に起き
 私と同じジャムをパンに塗り
 私と同じ古ぼけたコートを着て
 私と同じ電車に乗り同じ駅で降りるだろう

 その私ではない人は
 私と同じ手帳に私と同じ予定を書きこみ
 私と同じクライアントに電話をかけてから
 私と同じ茶を啜り溜息をつき
 私と同じ夕日を浴び会社を出て
 私と同じ寒い街に向かうだろう

 私と同じではないその人は
 私と同じ酒をのみ塩辛を舐め
 私と同じ病気を気遣いながら
 私と同じ昔の流行歌を小声で歌い
 私と同じ腕時計を何度も見るだろう

 そして季節は私を巡ったように巡ってきて
 私ではない私のようなその人は
 私と同じ宿痾のままに
 私と同じ真っ暗闇にいきなり落ちて
 私と同じ一条の細い煙を吐き出してから
 私と同じ一つまみの骨粉だけを残すだろう。

"Read more" 2007年06月06日

"江戸川乱歩 Edger Allan Poe"

 久しぶりに『江戸川乱歩傑作選』(1960年 江戸川乱歩・著 新潮社)を読み返した。

 この作品集に収められているのは、乱歩の初期の短編のうち、代表的なものを集めている。「二銭銅貨」「二廃人」「D坂の殺人事件」「心理試験」「赤い部屋」「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」の九篇である。乱歩はこの時期を経て、後に長編の通俗探偵小説を書くようになった。
 
 興味深く読み返したのは、「屋根裏の散歩者」「人間椅子」「鏡地獄」「芋虫」の四作であった。

 「屋根裏の散歩者」は屋根裏の散歩という着想に、作者は大きな魅力を感じたらしい。犯人が節穴から覗き見をする情景が、精彩を放っている。人生に倦怠し、遊戯としての殺人を思いつく犯人の心理もよくとらえている。

 「人間椅子」は、作者の空想欲を示している。或る時、作者は籐椅子にもたれ、眼の前のもう一つの椅子を眺めながら、口の中で椅子、椅子と繰り返していた。ふと、椅子の形と人間のしゃがんだ形が似ていることに気づき、大きな肘掛椅子なら人間が入れるのではないか、と空想した。この空想をたねに仕上げたのが、この怪奇的な探偵小説である。

 「鏡地獄」は他に類のない傑作、と評価されている。作者はこの着想を『科学画報』の質疑応答欄から得たと言っている。球体の鏡の中に入って発狂する男という着想も面白いが、初めは好奇心からしだいに恐怖心へと推移していく心理描写もリアルである。

 「芋虫」は、作者のグロテスク趣味の極限を代表する佳作、と評価されている。戦争中、乱歩の作品は部分的削除を命じられたが、「芋虫」だけは、発売禁止になった。その点でも特異な作品である。今後も残酷物語の一篇として読み伝えられるだろう。

【参考資料】荒 正人氏による解説 

 映画『RAMPO 奥山監督版』(1994年 RAMPO製作委員会 奥山和由 監督)は、乱歩の作家生活と、そこから派生する作品の幻想世界を描いている。ご参考までに。

"Read more" 2007年06月08日

"Charlie's Angels チャーリーズ・エンジェル"

 梅雨空を思わせる雨模様の日曜日、鬱陶しい気分を紛わせようと、久しぶりに『チャーリーズ・エンジェル(Charlie's Angels)』(2000年 アメリカ マックG・監督)を家族で鑑賞した。

 キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、姿なき謎のボスのもとに、最高の頭脳と強さを持つ三人の美しいエージェントが集結した。ミッションは誘拐された天才的プログラマーを救出すること。エンジェルたちは得意の変装を生かし、危険な潜入捜査に挑む。痛快ジェットコースタームービー!

 とにかく、楽しめる映画である。さまざまなエンターテイメント・ムービーの持つ魅力が隋所に鏤められている。カンフーアクション、ディスコ、カーチェイス、最先端のコンピュータ・テクノロジー、ラブロマンス等々・・・。

 そして、何よりカッコイイのが三人のエンジェル。キャメロン・ディアスは『ベスト・フレンズ・ウェディング My Best Friend's Wedding(1997)』、ドリュー・バリモアは『E.T. the Extra-Terrestrial (1982)』、ルーシー・リューは『ザ・エージェント Jerry Maguire(1996)』でご存知な方も多いだろう。

 男として、羨ましいと思うのが、チャーリーという正体不明のボス。作品の終盤で、ちらっと見えたりするのだが、「置屋の親父になりたい」などという、ふとどきな考えを持ったりする私にとっては、映画であっても、垂涎ものである。

"Read more" 2007年06月10日

"夏少女コンテスト 2007 開催のお知らせ"

 儲かる稲妻ライティング塾では、メールマガジン「Fantasy_since_1959 WebSpace」にて、今夏も恒例の「夏少女コンテスト」を開催します。

 「夏少女」にふさわしいと思われる10代後半から20代前半の女性のご推薦をお願いいたします。受付期間は2006年6月20日から7月10日までとさせていただきます。

●儲かる稲妻ライティング塾 〒338-0832 さいたま市桜区西堀2-7-14-506 
担当:麗澤檸檬 ご連絡はこちらまで

"Read more" 2007年06月13日

"Terminator 3 Rise of the Machines ターミネーター3"

 久しぶりに『ターミネーター3(Terminator 3 Rise of the Machines)』(2003年 アメリカ ジョナサン・モストウ監督)を鑑賞した。『ターミネーター』(1984年)、『ターミネーター2』(1991年)と興味深く観ていたが、本作はその3作目である。
4年前の日本での公開当初、家族で有楽町の映画館に観に行った思い出の作品だ。

 未来は決まったものではない。運命は自らが築いていくものだ。そう信じていたい。
ぼくの名はジョン・コナー。あいつらは生まれる前のぼくを殺そうとした。13の時、再び襲われた。未来から来たマシーン、ターミネーターに。
 母さんはずっと嵐が来る、と言い続けていた。審判の日だ。人間と機械との戦いの始まりだ。30億人の命が一瞬に奪われ、ぼくは生き残った人類を率い、究極の勝利のため立ち上がるはずだった。
 だが、事実は違った。核爆弾は落ちず、コンピューターの暴走も無かった。審判の日を、母さんとぼくとで止めた。
 危険は去ったはずだが、不安は消えなかった。ぼくは俗世間を捨てた。電話も住所も持たず、誰もぼくを探し出せないようにした。過去とのつながりのすべてを絶ったのだ。
 だが、どんなにがんばっても、夢がぼくを苦しめた。恐ろしい悪夢が・・・・・・。
 ぼくは未来の重さに押しつぶされそうになっていた。望まぬ未来が。ぼくは逃げ続けた。できる限りの速さで。できるだけ遠く。行先の無い場所へ。

 近未来の人間と機械との戦争の勝利を賭けて、人類の指導者ジョン・コナーを守るため、未来からタイムトリップしたターミネーターT-850(アーノルド・シュワルツェネッガー)とジョンの抹殺を図るためタイムトリップした最新型のターミネーターT-X(クリスタナ・ローケン)との壮絶な戦いを描く最新のVFX大作である。

 印象に残ったのは、次の三点である。

 一つは、『スカイネットが誕生して核戦争が勃発するというラスト』。
 
 二つ目は、『最新型のターミネーターT-X(クリスタナ・ローケン)の描き方』。

 三つ目は、『T-850(アーノルド・シュワルツェネッガー)が最後の水素電池をT-Xの口に突っ込んで自分もろとも、爆発四散させるシーン』。

 スカイネットが自らの意思を持つ以前に、地球上のいたるところにコンピューターネットワークが張り巡らされていた。オフィスには当たり前のように端末が並び、各家庭にはパソコンが。スカイネットはそこに生まれた。システムの中枢部など無かった。シャットダウンできるわけがない。
 攻撃はターミネーターの言ったとおり、午後6時18分に始まった。審判の日だ。
 その日人類は自らを守るために作った武器でほぼ壊滅状態となった。ぼくたちのさだめは、審判の日を止めることではなく、その日を生き延びることにあったのだ。ふたりで。ターミネーターは知っていた。そう告げようとしたが、ぼくは聞こうとはしなかった。未来は確定しているのかもしれない。ぼくにはわからない。
 ただ、ターミネーターの言葉だけはわかる。戦い続けろ。ぼくはあきらめない。戦いは始まったばかりだ。

【参考資料】ターミネーター3 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

"Read more" 2007年06月15日

"チーズはどこへ消えた? Who Moved My Cheese?"

 久しぶりに『チーズはどこへ消えた? Who Moved My Cheese?』(2000年 スペンサー・ジョンソン著 門田美鈴・訳 扶桑社)を読み返した。

(キャプションより抜粋)
この物語に登場するのは―

 ネズミのスニッフとスカリー、
 小人のヘムとホー。

2匹と2人は「迷路」のなかに住み、
「チーズ」を探します。

「チーズ」とは、
私たちが人生で求めるもの、
つまり、仕事、家族、財産、健康、
精神的な安定・・・・・・等々の象徴。

「迷路」とは、
チーズを追いもとめる場所、
つまり、会社、地域社会、家庭
・・・・・・等々の象徴です。

この一見シンプルな物語には、
状況の急激な変化に
いかに対応すべきかを説く、
深い内容がこめられているのです。

 2002年2月からはじまった現在の景気拡大は、06年11月時点で58カ月連続を記録し、戦後最長となった。ところが企業の意識調査によると、「実感がない」との回答が圧倒的多数を占め、景気回復の恩恵がごく一部の勝ち組企業に偏在していることを裏づけた。

 格差の拡大を暗示する条件が揃いすぎている現在において、激変する時代の潮流に、いかに立ち向かったらよいのか、本書はそのヒントを解りやすく提示している。

スペンサー・ジョンソン
Spencer Johnson,M.D.
医学博士、心理学者
心臓のペースメーカー開発にもたずさわる。さまざまな大学や研究機関の顧問をつとめ、シンクタンクに参加する一方、著作活動を続けている。その功績を認められ、ハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員。主な著書に『1分間マネジャー』(共著)『1分間意思決定』『人生の贈り物』他、多数。

門田美鈴(かどた みすず)
翻訳家、フリーライター。主な著書に、スペンサー・ジョンソン『人生の贈り物』『1分間意思決定』、ハリー・デント『2000年 資本主義の未来』他、多数。

"Read more" 2007年06月20日

"40台の10%?受難の「中年童貞」 恋愛も厳しい格差社会"

 本年(2007年)6月25日の産経新聞朝刊に興味深い記事があった。(以下、抜粋)

 34歳〝未体験〟男性出版

 興味深い本が登場した。その名も『中年童貞』(扶桑社新書)―。あからさまなタイトル通り、中年にいたるまで性交渉のない男性の存在と実情を紹介して、中年童貞の生きる道を模索する。著者は34歳で童貞の渡部伸さん。
女性との性交渉を望みながら、なぜ中年まで果たせない男性が生まれるのか。個人に起因する問題も大きいだろうが、「恋愛資本主義」に覆われた日本女性の意識にも原因を求めることができそうだ。

 この記事を契機に久しぶりに『夢で会いましょう』(1986年 村上春樹/糸井重里 講談社)を読み返した。

 アレルギー allergie (糸井重里氏)
(以下、抜粋)

 読者の皆さんのなかには、ぼくがそうであったように、女性アレルギーに悩んでいる方もきっといらっしゃると思います。その方たちの幸福を願って、本日は、ぼくがどうやって、あのひどい女性アレルギーを克服したかをお教えしておこうと思います。
 原理はとても簡単です。
 お酒を飲めない人が、毎日おちょこに一杯ずつ飲んでいくことで、体内に抗体をつくっていきますね。あれと同じやり方なのです。

(中略)

 やがて、手を握れるようにまでなり、着衣で抱きあえるようになり、裸で抱きあえるようになり、もっといろいろ大丈夫になり、それなしではいられないようになり、女性に嫌われるようになり、ついにはあちこちの女性にアレルギー症状を起こさせるまでにいたり、2メーター以内に近づくと警官を呼ばれそうになったりするようにさえなったのです。

 尚、私は、モテたい未婚の20代から30代の男性に、その根本的な秘訣を伝授するメールマガジン『モテる男の極意■36の戯言』を発行しているので、ご興味のある方はご購読ください。

『モテる男の極意■36の戯言』まぐまぐ!

『モテる男の極意■36の戯言』melma!

"Read more" 2007年06月25日

"高気圧ガール"

太平洋高気圧が日本列島を覆い、気象庁から梅雨明け宣言が出された七月二十日。
エリーの特大写真が大手ファッション雑誌広告として電車の中吊り広告を飾った。
その日、午前九時に既に二十五度あった気温はぐんぐん上がり、正午過ぎには三十二度を超えた。
彼女のキャッチ・コピーは「高気圧ガール 日本列島占拠!」だった。その日を境として、二人の生活は変わらざるをえなくなった。
それは束の間の二人だけの気儘な生活に別れを告げて、新しい生活に向かう門出の日でもあった。

                           ―Fantasy氏による夏の短編集より『夏少女3』


高気圧ガール

words & music by TATSURO YAMASHITA

なめらかな 白い砂は
溜息の照り返し

しなやかな 南風は
舞い上がる 長い髪

2000マイル飛び越えて 迎えに来たのさ
“Come with Me”
連れて行っておくれ どこまでも
高気圧ガール・・・

永遠の ひるさがりに
くちづけの 虹をかける

目くばせに 指をからめ
華やかな 愛をくれる

限りない夏の匂い 両手に抱えて
“Come with Me”
離さないよ君を もう二度と
高気圧ガール・・・

終わりなき夏の色を僕に
いつまでも変わらぬ愛添えて

2000マイル飛び越えて 僕に囁くのさ
“Come with Me”
連れて行っておくれ 今すぐに
高気圧ガール・・・

"Read more" 2007年06月28日

"メタボリックシンドローム 貧と富 "

 本年(2007年)7月1日の産経新聞朝刊に興味深い記事があった。(以下、抜粋)

 スリム化社会への挑戦 変わる企業診断

 心電図、医師の問診、血液検査・・・。企業の定期健康診断でおきまりのブースに続いて最後に登場するのが、腹囲と内臓の周囲にたまる脂肪の断面積の測定だ。内臓脂肪の蓄積がさまざまな生活習慣病の発症につながるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の該当者・予備軍の選択を視野に入れての導入である。

 この記事を契機に久しぶりに『風に訊け 2』(1985年 開高健・著 集英社)を読み返した。(以下、抜粋)

 貧と富

 すべては時代とともに変わっていくし、価値観というものも日々刻々、変化していく。むかし金持ちというのは太鼓腹で、葉巻きをくわえて、シルクハットをかぶってのけぞっている男―あらゆる風刺画がそういうふうに描いていた。しかし、いま、太っているのはむしろ貧乏人である。金持ちは瘦せている。消化のいい、コレステロールのたまらない、贅肉のつかない、そういう食事をするはずのものだから、痩せているはずだ。
 痩せていて、日灼けしていて、筋肉は発達し、おっとりとしていて、慌てず、騒がず―こういう紳士を見たら、これは金持ちだと見ていいんじゃあるまいか・・・・・・。

 敬愛する大作家であり、政治家の某氏は息子さんたちに「太るな」と言ったそうだ、という逸話を思い出したが、我が家は食べざかりの14歳と11歳の息子がおり、私は当然、息子たちとは別メニューとなるので、女房は毎日の献立を考えるのに四苦八苦している。
 開高健氏の提言によると、本当の金持ちは山の中の仙人に似た静かさの中で暮らさなければならないらしいが、そんな方がいらっしゃるとしたら(当然いるだろうが)、うらやましい限りである。

"Read more" 2007年07月01日

"マッサージ"

 肩こりと腰痛があるので、インターネットで調べて、近くの接骨院に行って来た。
 先月には整形外科に通院していたのだが、温熱治療と薬をもらうだけで半日もかかってしまうので、女房からも勧められて、近所で評判のいい接骨院に行ったのだ。
 ポイントは保険が利くのと、マッサージを受けられることである。
 都心に通勤していた頃は、よくマッサージを受けに行った。1時間で5,000円程度で若くてきれいなお姉さんがマッサージしてくれるところや、ちょっとイカガワシイ中国系のリラクゼーションなんとかかんとかとの看板が出ている、あちらのお姉さんがマッサージしてくれる高価なところなどである。
 ここ何年かは、この種のところは行かなかったが、便利になったと驚いたのは、今はマッサージは機械がやってくれるのである。若くてきれいなお姉さんが出てくるところまでは同じなのだが、お姉さんは機械の吸盤を痛むところに貼って、通電したら、マッサージ加減のボリュームを調整するだけである。
 これを20~30分やって、次は理学療法士だか作業療法士だかの若い男の先生に、痛む箇所を重点的に指圧をしてもらったら、身体が軽くなり、実に気分爽快になった。
お会計をしてもらったら、820円だった。
 帰り際に「めざせ!血液サラサラ!」と題する栞をもらった。ドロドロ血液は万病の元、と警告する内容で、以下のようなものだった。

血液ドロドロ度チェック

1.朝食を食べない
2.睡眠時間が短い
3.ストレスがたまりやすい
4.タバコを吸う
5.外食が多い
6.食べ物の好き嫌いが多い
7.お風呂は熱い方が好き
8.疲れても無理してしまう
9.食べるのが早い
10.近所でも車で移動する
11.肉が好きで野菜はあまり食べない
12.歩くのが遅い
13.階段を上るならエレベータを待つ
14.ラーメンの汁を全部飲む
15.冷え性である

4個以下・・・サラサラに近いでしょう

5~9個・・・ドロドロ度に注意が必要

10個以上・・・要注意、血液ドロドロ状態

ちなみに、私は5個であった。(溜息・・・)

2007年07月04日

"反芻"

『ハンニバル』(2000年 アメリカ リドリー・スコット監督)より、次のシーンを反芻した。


レクター「どうです?堪能されたかな?」

リナルド「ええ、とても。アレグラ、こちらはヘル博士だ。カッポーニ文庫の司書になられる」

レクター「セニョーラ・パッツィー、光栄です」

アレグラ「アメリカの方ですの?」

レクター「いえ、旅したことはありますがね」

アレグラ「アメリカへはいつか行きたいんです、特にニューイングランドへ」

レクター「あちらの食事は楽しめました。
脚本を見ながら、鑑賞なさっておられたが、よろしければこれをどうぞ」

アレグラ「ダンテの新生のソネットを写したものでは?」

レクター「いかにも、いい詩です」

アレグラ「ねぇ、リナルド、見てよ」

リナルド「ああ、見てるよ、ちゃんとね」

アレグラ「愛のよろこびが訪れて その手で腕で 私の心臓を抱きしめる いとしい人はベールに包まれ眠っていた ひそやかに健やかに」

レクター「目覚めたとき、かの人は燃える心臓をその手ずから食べてしまった よろこびは私から過ぎ去った」

アレグラ「教えてください、男性というのは、これほどまでに心を奪われるもの?一度会っただけの女に」

レクター「その女性への飢餓感が日々つのってゆき、姿を垣間見るだけでも満たされる、そういうものです。果たして女性はそんな男の苦しみに気づいてくれるか。差し上げますよ」

アレグラ「いえ、そんな」

レクター「是非どうぞ
コメンダトーレ、アレグラ、チャオ」

アレグラ「チャオ」

リナルド「それじゃ」

通行人「ねぇ、何か食べたいわ」

レクター「私もだ」

ダンテ・アリギエーリ 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ダンテ・アリギエーリ(Dante Alighieri、1265年 - 1321年9月14日)は、イタリアの都市国家フィレンツェ生まれの詩人、哲学者、政治家。
 代表作は彼岸の国の旅を描いた叙事詩『神曲』および詩文集『新生』。イタリア文学最大の詩人とされ、ルネサンスの先蹤とも言われる。

 『新生』 La Vita Nuova 1293年頃 ソネット25篇、カンツォーネ5篇、バッラータ1篇の合計31篇の詩(数え方には異同あり)から成る詩文集。ベアトリーチェの夭逝という悲報を聞いて惑乱したダンテが、生前のベアトリーチェを賛美した詩などをまとめたもの。

"Read more" 2007年07月08日

"夏の思い出"

 敬愛するお友だちから「『夏の思い出』というタイトルで日記を書きましょう」というご提案をいただいたので、したためておこうと思う。

 夏は一番好きな季節である。この季節の思い出は多々あるのだが、一番印象に残っているのは、7~8年前のことだ。
 長男が小学校低学年で、次男が幼稚園の年長だったように記憶している。8月の週末を利用して、千葉在住の女房のかつての職場の同僚だったお友だちのお宅に遊びに行った。

 そのお宅は、息子たちとほぼ同じ歳のふたりの娘さんがあり、ご主人も奥さんも女房と同世代だったから、我が家はすぐ打ち解けて仲良くなった。

 金曜日の夜に車でそのお宅に着くと、ビールと焼酎で何度も乾杯し、翌朝は早朝から成東海岸に出かけて海水浴を楽しんだ。子供たちは大きな波にはしゃぎながら、砂遊びやら波遊びやらに興じ、私とご主人は何本も缶ビールを飲んだ。

 私はその数年後、『夏少女』という短編小説を書いたが、そのベースはこのつかの間の夏休みである。この子たちが高校生になって、この海岸で出会ったらどんなロマンスが起こるだろうか、などと想像しながら書き綴ったのが『夏少女』である。

 バーベキューの昼食をとると、私は疲労から直射日光をまともに受けながら小一時間昼寝をしてしまい、起きたら土人のようになっており、皆の失笑を買った。

 午後になると波が割れ、強風で砂塵が舞い始めたので、早々に帰途についた。
 夕方、そのお宅の近くのスーパー銭湯で汗を流し、夜はカラオケで盛り上がり、楽しい夏の二泊三日はあっという間に終わってしまった。

 あの楽しい真夏のひとときは二度と戻らないが、子供たちの心にも私たちの心にも永久に残る『夏の思い出』である。

【ご参考までに】 夏少女

2007年07月13日

"最強台風 列島縦断へ きょう関東に"

気圧が940ミリバール、最大風速45メートル、そいつが八丈島の南海上50キロをゆっくり北東に向けて・・・
沖で、バーンと地鳴りのような音がして、江ノ島の鯨岩にぶちあたった波が、稲村の浜にまわりこむ・・・
そいつがたちあがる・・・20年前と同じだ・・・ジェーンが来る!
                                                      ―稲村ジェーン

忘れられた Big Wave

Words & Music 桑田佳祐
Ar.SOUTHERN ALL STARS & KADOKURA

あれから10年も 忘れられた Big Wave
遠くに揺れてる あの日の夢

渚に立てば 二人だけの Big Wave
心に浮かんだ 大切な Love Affair

Oh この胸に君を抱きしめて
Oh もう一度あの頃に帰りたい

瞳を閉じて 待ちわびてる Big Wave
その日を信じて お前だけを

Oh 忘れられた Big Wave
遠くに揺れてる 波音よ Once Again

*Let me catch the wave that's breakin' high
Oh to make my dream come true
*Repeat

"Read more" 2007年07月15日

"Lucky Summer Lady Vol.3"

6月20日より、開催しておりました「夏少女コンテスト 2007」の優勝者が決定しました。

多数のご応募をいただきありがとうございました。

夏少女コンテスト 2007 結果発表

2007年07月20日

"夏には柳川鍋"

やはり夏には、柳川鍋を熱燗で、ということで作ってみることにした。

■柳川鍋の作り方

●材料

・どじょう 7~8匹くらい(4000g)(好みだが、たくさん使った方がよいと思う)
・豆腐 一丁 (好みで)
・牛蒡 600g
・三つ葉 70g
・玉子 80g
・粉山椒

●どじょうの出し汁(八杯出し)

・出し汁(鰹、昆布) 640cc
・味醂 160cc
・濃口醤油 160cc
・砂糖 少量(好みで)

●ポイント

・「柳川鍋」はどじょうの泥臭さを笹掻きした牛蒡が取り除いてくれ、玉子をとじることによってどじょうの旨味の出た出し汁を、ふんわりとした玉子ごと美味しく頂ける。
・どじょうのようにウロコの無い魚には表面にぬめりが多く、熱湯を掛けて白く浮き出たものを包丁でこそぎ取るのが正攻法だが、私はダイナミックに活きのいいどじょうを豆腐ごと火にかける自流で試行してみた。
・玉子はふんわりと仕上げる為に溶き過ぎず、鍋に流した後は蓋をし火を止め火を通し過ぎない。

●調理の手順

1.牛蒡は笹掻きにして良く水に晒す。三つ葉は4~5cm程度に切る。
2.鍋に出し汁を合わせ火に掛け、牛蒡、豆腐、どじょうを入れて焚く。
3.どじょうが豆腐に潜り込み、どじょうと牛蒡に火が通れば、豆腐をどじょうごと一口大に切り、軽く溶いた玉子を掛け、三つ葉を散らし火を止めて蓋をする。
4.好みで粉山椒を振る。

※ 日本酒の熱燗で、ふうふう吹きながら熱々をいただく。家族は気味悪がって食べなかったが、実に美味かった。


東京都の中に流れる沢山の川、その中でも隅田川は昔から人々に親しまれている川である。五月には浅草で行われる「三社祭」はこの川が起源である、また七月にある夏の風物詩「隅田川の花火大会」、八、九月には館船を浮かべて月見など多くの祭事が行われています。どじょうを使った料理は、昔から江戸の庶民に好まれた食材で、今でも浅草、両国、深川の川岸には「どじょう鍋」や「どじょうの味噌汁」を出すどじょう屋が残っています。「柳川鍋」は江戸時代に「柳川」と言うどじょう屋が、どじょう鍋を玉子でとじた物が庶民の好評を得て名前がついたと言う説と、福岡県に流れる「柳川」の川岸に並ぶ柳の木の葉が、笹掻きの牛蒡と似ている事からついたと言う説があります。

【参考資料】辻学園調理技術専門学校ホームページ

2007年07月22日

"PREDATOR プレデター"

子供の頃、死体を見たわ。めちゃめちゃにやられてた。村の年寄りたちはみんな十字を切って、小さな声でひそひそ話し合ってたわ。悪魔がまたやって来たって。すごく暑い年だけに起こるの。今年もいつもより暑くて、人が殺され始めたわ。皮を剥がれてることもあるし、もっとひどいことをされることもある。村にはこういう諺があるの。悪魔は人間の死体でトロフィーを作る。

久しぶりに『プレデター(PREDATOR)』(1987年 アメリカ ジョン・マクティアナン監督)を鑑賞した。

冒頭の台詞は、プレデターという文明的でありながら狂暴かつ暴力的で、肉弾戦を好むという架空の宇宙生物を形容した南米の原住民であるアンナ(エルピディア・カリーロ)の昔話だ。

見どころは、要人救出作戦でゲリラ基地を急襲した猛者の精鋭特殊救出部隊であるダッチ・シェイファー少佐(アーノルド・シュワルツェネッガー )一行が、南米のとあるジャングルで得体の解らない透明な生物(プレデター)に次々に襲われて、命を絶っていくプロセス。

最後に一人残ったダッチは、身体に泥を塗れば、その生物には見えないことを悟る。火薬を使った原始的な武器で相手に一泡吹かせることに成功するが、ダッチを見つけ、怒ったプレデターは自ら宇宙服を脱ぎ、武器を捨て、差しの勝負を要求する。

宇宙服を取ったプレデターの顔もSFXの極致としては一興である。なんとなく蟹を連想させて面白い。

圧巻なのは、ダッチの頭脳作戦で頭を割られたプレデターの自爆シーン。「お前は何なんだ?」と問いかけるダッチに、同じく「お前は何なんだ?」と問い返すプレデターが少し滑稽だ。

続編の『プレデター2(PREDATOR2)』(1992年 アメリカ スティーヴン・ホプキンス監督)、『エイリアンVSプレデター』(2004年 アメリカ ポール・W・S・アンダーソン監督) も面白そうである。

【参考資料】プレデター (映画) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


"Read more" 2007年07月25日

"SEA BREEZE の梗概(シノプシス)"

サーフィンに夢中になっていたのは、19歳くらいの頃だったろうか。
その頃、ぼくは一人の女性をめぐって恋敵と三角関係になっていた。
相手はぼくより頭も良く、背も高く、どう考えても勝ち目のない存在だった。

ただ、優っていることがあるとしたら、ぼくが彼女に対してクールだったこと。
真っ黒に日焼けしていたこと。そして、すべてにおいていいかげんだったこと。
恋の駆け引きなんぞに長けていたわけではなく、たまたまそれが彼女のハートに火をつけることになったようだった。

真夏のライドを終えて浜に戻ると、彼女が待っていた。
2歳年上で、カマロに乗っていた。
彼女はぼくのマンションに送ってくれて、日焼けで火照った背中に SEA BREEZE をつけてくれた。
彼女との仲は進展しなかったが、今でも SEA BREEZE を見ると助手席で見ていた彼女の横顔の残像をふっと思い出す。

その残像はどんどん色褪せていくけれど。

今日、ぼくは彼女の車の助手席で聴いていた More Than A Woman が、FM放送で流れているのを聴いた。
梅雨明けも近い。
SEA BREEZE の香りがしたようだ。

2007年07月27日

"プリンタの故障"

帰宅すると、書斎で女房と次男が困惑していた。
「どうしたんだ?」と聞くと、「プリンタが動かない」と女房。

「どれどれ」と見てみると、印刷する用紙がはさまって、ヘッドが空回りしている。
用紙を取り出して、再三試行してみたが、同様の症状が起こるばかりである。
急いでマニュアルを探したのだが、見つからない。

見つからないものを探し続けるのに疲れて、Webで調べて、メーカーのテクニカル・サポートに電話した。
これがいつものことだが、なかなかつながらない。
10分以上待たされて、やっとつながると、なかなか感じの良いお姉さんで、救われた心持がして、彼女の言う通りに操作してみたが、結局「故障と思われます」という結論だった。
修理に出すと納期は2週間程度、概算費用で6,500円程度だという。

これでは使えないので、近所のお馴染みの量販店に電話すると、同等機種の最新モデルが8,800円だという。
背に腹は代えられないので、すぐに出かけて値引き交渉し、8,000円で手に入れた。
プリンタも安くなったものである。ちょっと前までは1~2万円くらいしていたと記憶している。

早速帰宅し、梱包から取り出すと、XPとVistaにそれぞれドライバをインストールし、「やれやれ、やっと終わった」と晩飯を食い、一服していると、「動かないよ~」と女房。
「今度はどうした?」と調べてみると、長男のアカウントからプリントしようとしている。
「管理者のアカウントでプリントしないとできないんだよ」と説明し、プリントアウトに成功したら午後九時をまわっていた。

便利になるのはいいが、ややこしい世の中になったものである。

2007年07月30日

"SEA BREEZE の梗概(シノプシス) Vol.2"

何の香りだろうか?とずっと考えていた。
真夏の一目惚れは一瞬にして起こる。

その夏、ぼくは午前中から暑い寝室で、タオルケットを被り、『悲しみのJODY』の日本語バージョンと 英語バージョン を交互に聴きながら、もの思いに耽っていたのである。

その時、電話が鳴った。
それはまさしく、一目惚れの相手 からだった。

「よかったら、一緒にごはん食べない?」
天使の誘いに応じない手はない。

ぼくはシャワーを浴び、鬚を剃り、SEA BREEZE を全身に叩きつけた。

そして、思いだした。
あの香りは、SEA BREEZE の香りだったのだ。

"Read more" 2007年07月31日

"さらば涙と言おう 追悼 阿久悠師"

昭和40年代後半から50年代の歌謡曲の黄金時代を牽引した作詞家で作家の阿久悠(あく・ゆう=本名・深田公之=ふかだ・ひろゆき)氏が1日、尿管がんのため、東京都内の病院で死去した。享年70歳。

「また逢う日まで」「勝手にしやがれ」など5000曲以上の歌を作詞し、ヒットメーカーとして、森田健作「さらば涙と言おう」、森昌子「せんせい」、沢田研二「時の過ぎゆくままに」など当時のヒットチャートをにぎわした。

日本レコード大賞を5回受賞。著作も多く、直木賞候補となった「瀬戸内少年野球団」は映画化された。「殺人狂時代 ユリエ」で第2回横溝正史賞、「ラヂオ」はラジオドラマ化されギャラクシー賞を受賞。平成9年に菊池寛賞、11年には紫綬褒章を受けた。

産経新聞「正論」メンバーで、14年度に第3回正論新風賞も受賞。産経新聞生活面にコラム「阿久悠 書く言う」を今年6月9日まで連載していた。

私が印象に残っているのは「さらば涙と言おう」である。1970年代初め、私は当時中学生だったと記憶しているが、森田健作・主演で大ヒットした青春ドラマ「俺は男だ!」の主題歌だ。
きっと天国で「さらば涙と言おう」と笑っていらっしゃるに違いない。合掌。

さらば涙と言おう

作詞:阿久悠 作曲:鈴木邦彦

さよならは誰に言う さよならは悲しみに
雨の降る日を待って
さらば涙と言おう
頬をぬらす涙は 誰にも見せない
こらえきれぬ時には 小雨に流そう
さみしさも悲しさも
いくたびか出逢うだろう
だけどそんな時でも
さらば涙と言おう

青春の勲章は くじけない心だと
知った今日であるなら
さらば涙と言おう
まぶたはらす涙は こぼしちゃいけない
こらえきれぬ時には まつげにためよう
恋のため愛のため
まっすぐに生きるため
泣けることもあるけど
さらば涙と言おう

2007年08月02日

"SEA BREEZE の梗概(シノプシス) Vol.3"

そのカフェは、海の見える高台にあった。

ぼくたちはテラスでのランチを終えて、デザートのアイスコーヒーを飲みながら、ふたりで並んで海を見た。
その 海を見ていた午後 、店内には Everything's Gonna Be Alright が流れていた。

「この曲、大好き」
「どこかで聴いた曲だなあ」
「バッハの『G線上のアリア』よ。知らなかった?」
「曲名は知らなかった」
「もっと近くで海を見たいわ」
「風が強いよ」
「浜はすぐそこよ、行こう!」
彼女は立ち上がった。

真夏の陽射は強く、風が吹いた。SEA BREEZE が強く香った。

ぼくは急いで彼女を追いかけた。真夏はまだ始まったばかりだった。

少なくとも、しばらくの間は・・・・・・。

"Read more" 2007年08月03日

"兄は櫻の木に咲いて居る"

 本年(2007年)8月5日の産経新聞朝刊に「最期の手紙 千の風になった御霊たち」と題する興味深い記事があった。
(以下、抜粋)

海軍少尉 服部壽宗 命

神風特別攻撃隊
「菊水部隊天櫻隊」
昭和二十年四月十六日
南西諸島方面にて戦死
三重県出身

 節子殿

 兄は神風特別攻撃隊の一員として明日敵艦と共に、我が愛機雷撃機天山に特攻用爆弾を抱きて命中、男一匹玉と砕け散るのだ、最後にのぞみ一筆書き遺し置くことあり。

 節子も今では立派な可愛い女学生となったことであらう。兄は節子の女学生姿が見られずに死んで行くのが残念だ。節子も光輝ある服部家の一女子だ。兄の一人ぐらゐが死んだとて何も悲しみなげく事はない。

 兄は喜んで天皇陛下の為め、重大危機に直面して居る日本の為め、一億國民の楯となって散って行くのだ。少しも悲しまずに笑って兄の魂を迎へて呉れ。(中略)

 兄は常に九段の社の櫻の木の枝に咲いて居る。裏の元屋敷の櫻の木にも咲きますよ。櫻が咲いたら兄だと思って見て下さい。

 さやうなら。母上を御願ひ致します。

 出撃前夜 兄
 親愛なる妹 節子殿

 (靖国神社・平成十五年四月社頭掲示)

 私は父が海軍飛行予科練習生(予科練)だったこと、文面には鬼気迫るものがあり、たいへん感慨深かった。改めて、戦争の悲惨さを痛感するとともに、平和のありがたさを認識する縁(よすが)となった。

2007年08月05日

"感情失禁した音楽Vol.3■ドヴォルザーク『新世界』第四楽章"

ここのところクラシックを聴く心の余裕がなかったので、久しぶりにドヴォルザーク『交響曲第9番ホ短調 新世界より』第四楽章を鑑賞した。

Dvorak - New World Symphony - 4th Movement From : Dublin Philharmonic Orchestra, Derek Gleeson, Conductor

Dvorak - Symphony No. 9 "From the New World" - 4th movement From : Wiener Philharmoniker. Herbert von Karajan, conductor.

ドヴォルザークの『新世界』は特に 第9番ホ短調第四楽章 が好きで、若い頃から機会があるたびに聴いていた。聴いていると厳粛にして荘厳、勇壮な気持ちになってモチベーションが上がるからだ。

私が聴いていたら次男がやってきて、「あれ、これ『威風堂々』じゃない」と言う。改めてインターネットで調べてみたら、確かに「威風堂々」というキャプションがついている。近頃の小学生は侮れない。

この二つの演奏はダブリン交響楽団オーケストラ(デリク・グリーソン指揮)と、Wiener Philharmoniker(ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮)によるものだが、同じ楽曲なのに第一印象がまるで違う。

前者は女性的で繊細な感じなのに対し後者は男性的で骨太な感じ、とでも言ったらいいだろうか。どちらも甲乙をつけ難いが、家族の好みを聞いてみたら女房と長男は前者、私と次男は後者という結果になった。

いい音楽は心の栄養である。

交響曲第9番 (ドヴォルザーク) 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

交響曲第9番ホ短調作品95『新世界から』はアントニン・ドヴォルザークが1893年に作曲した、4つの楽章からなる彼の9番目にして最後の交響曲である。古くは出版順により第5番と呼ばれていたが、その後作曲順に番号が整理されて現在では第9番で定着している。

概要
この作品は弦楽四重奏曲第12番、チェロ協奏曲と並んで、ドヴォルザークのアメリカ時代を代表する作品である。ドヴォルザークのほかの作品と比べても際立って親しみやすさにあふれるこの作品は、クラシック音楽有数の人気曲となっており非常に有名。オーケストラの演奏会で最も頻繁に演奏されるレパートリーのひとつでもあり、ベートーヴェンの交響曲第5番「運命」、シューベルトの交響曲第8番「未完成」と並んで「三大交響曲」と呼ばれることもある。

『新世界から』という副題は、新世界アメリカから故郷ボヘミアへ向けてのメッセージ、といった意味がある。全般的にはボヘミアの音楽の語法によりながらも、アメリカで触れたアフリカ系アメリカ人やネイティヴ・アメリカンの音楽も見事に融合されており、それらをブラームスの作品の研究や第7・第8交響曲の作曲によって培われた西欧式の古典的交響曲のスタイルに昇華させている。このように、東欧・西欧・アメリカの3つの地域の音楽が有機的な結合で結びいた本作は、ドヴォルザーク有数の名作ということができるであろう。

第2楽章の主部の旋律を元に編集された歌曲、「遠き山に日は落ちて(作詞:堀内敬三)」「家路(作詞:野上彰)」も非常に有名となっている(店舗の閉店時や街中にある防災無線から流れることが多い)。また第4楽章の冒頭部も非常に有名である。

"Read more" 2007年08月07日

"SEA BREEZE の梗概(シノプシス) Vol.4"

真夏の二日酔いに Arthurs Theme は正解だった。

ぼくと彼女は昨夜から朝方まで飲み、起きたのは昼過ぎだった。
箱入り娘 で、午後10時の門限を破って外泊したのは、彼女にとっては初めてのことだった。

「これ、ニューヨークシティー・セレナーデ?」
ベッドでタオルケットに包ったまま、彼女が聞いた。
「題名は忘れた」
ぼくはバスタオルを持つと浴室まで歩いて行き、シャワーを浴びた。

歯を磨き、鬚を剃り、SEA BREEZE を叩きつけた。

何気なく洗面台を見ると、そこには片方だけの 真珠のピアス が置いてあった。
それは明らかに彼女のものではなかった。

「朝ごはん、何食べる?」
彼女が寝室から聞いた。
「朝ごはんっていう時間じゃないな」
ぼくは急いでピアスを隠すと、上の空で応えた。

蝉しぐれが一際大きくなった。

"Read more" 2007年08月10日

"亡国のイージス"

『亡国のイージス』(2005年 角川ヘラルド・松竹 福井晴敏・原作、阪本順治・監督)を鑑賞した。

 日本では当たり前のことが、外から見たら何もわかってもらえないということを、自衛隊ほどよく示す例はない。
 外国人とのこんな会話を想像してみろよ。
「君の国に軍隊はあるの?」
「ないよ」
「ふーん、じゃあ敵が攻めてきたらど