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"三国志"
日本でも大ヒットした「レッドクリフ」2部作と同様、「三国志」を原作にした歴史アクション大作。蜀の武将、趙雲が戦乱の時代に送った生涯を壮大なスケールで描く!
『三国志』(2008年 中国 ダニエル・リー監督)を鑑賞した。
印象に残ったのは、戦術の天才・諸葛孔明(Pu Cunxin 濮存昕)の言、「軍(いくさ)は将棋に似たり、一手で勝負が決まる」
また、若き趙雲(アンディ・ラウ 劉德華)が劉備(Yue Hua 岳華)の息子を背負い、曹操(ダミアン・ラウ 劉松仁)軍に一人で切り込む勇姿。幻想的な雰囲気の中にも太刀捌きはリアリティに溢れている。
そして、五虎将軍のうち、唯一残った年老いた趙雲の鳳鳴山での最後の戦い。琵琶を弾く曹嬰(マギー・Q)の妖しい美しさが心を惹く。祖父譲りに「我人に背くとも、人我に背くなかれ」とつぶやく狡猾さは不気味な雰囲気を強調している。
兵を失い、鎧を脱ぎ、羅平安(サモ・ハン・キンポー 洪金寶)の太鼓に送られながら、一人で敵陣に馬を走らせる趙雲のラストシーンは、いささか感傷的な気持ちになった。
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2010年02月07日
"労働なき富"
昨今一連の「労働なき富」報道を見ていたら、なぜか唐突にリルケ詩集の一節が頭をよぎった。
人間の手というものがどれほど小さいか。
どんなに疲れやすいか、
それをはたらかせるための所与の
時間がどれほど乏しいものかを、
あらためてひとびとは想う。
ひとびとは
その双手をみたいと願う。
まるで百本の手のように
生きた手、
この作品の広大な
道程をゆこうとして
日の出前に
起きてきた
一民族のような手を。
「オーギュスト・ロダン」より
―『リルケ詩集』(1967年 ライナー・マリア・リルケ(Rainer Maria Rilke) 河出書房)
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2010年02月06日
"Hearts in Atlantis アトランティスのこころ"
11歳の少年と、人の心を読むことができる不思議な力を持った老人とのひと夏の出会いを描く感動作。原作スティーブン・キング、主演アンソニー・ホプキンス。
『Hearts in Atlantis アトランティスのこころ』(2001年 アメリカ スコット・ヒックス監督)を鑑賞した。
印象に残ったのは、テッド・ブローティガン(アンソニー・ホプキンス)とボビー・ガーフィールド(アントン・イェルチン)の歳の差を超えた友情。テッドがボビーら子供たちと過ごす夏のテラスでのひとときに「子供の頃は誰もが“幻の国(アトランティス)”に住んでいる」とつぶやくのが印象的だった。
また、ボビーの母リズ・ガーフィールド(ホープ・デイヴィス)とガールフレンドのキャロル・ガーバー(ミカ・ブーレム)が共に乱暴されるシーン。殴られたキャロルを背負い、彼女を励ましながら、公園を必死に歩くボビーの姿は感涙を禁じ得なかった。
そして、作品終盤、成人したボビー(デイヴィッド・モース)が廃屋となったかつての自宅で、キャロルの娘に会うシーン。キャロルの死を知らされた彼が、彼女をかたときも忘れずに想い続けていた証し―キャロルの子供の頃の写真―を娘に手渡す場面は感慨深かった。
人は誰もが“アトランティスのこころ”を持っている。ただ、それに気づいているかいないかだけなのではないだろうか。
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2010年02月06日
"大奥"
江戸城大奥に渦巻く女たちの愛憎劇!大奥最大のスキャンダル≪絵島生島事件≫を基に、勢力争いに翻弄される恋の行方を描く。大ヒットドラマを仲間由紀恵主演で映画化!
『大奥』(2006年 日本/東映 林徹監督)を鑑賞した。
徳川家七代将軍家継の江戸城大奥を舞台に、勢力への女たちの欲望と嫉妬を背景とした≪絵島生島事件≫を描いた物語である。
印象に残ったのは、月光院(井川遥)が半狂乱で中奥に間部越前守詮房(及川光博)を求める姿。母恋しい未だ五歳の将軍家継(澁谷武尊)が病に伏せる母・月光院を気づかう様子が印象的だった。
また、絵島(仲間由紀恵)が、生島新五郎(西島秀俊)と船宿で花火を観て、「こんなきれいなものを初めて観た」と涙を浮かべてつぶやくシーン。
そして、新五郎が処刑されるのを絵島が泣きながら見つめる姿。彼女を命がけで守った彼は心安らかな最期だったのだろう。
越後に旅立つ絵島に、月光院が詫びながら形見の風車を渡す作品終盤、「一夜女の幸せを知った後は余生」と告げる彼女が美しかった。
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2010年01月31日
塾長・野澤秀宏について
野澤秀宏について
昭和34(1959)年生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業後、某放送制作会社に入社。
平成16(2004)年 4月より、メルマガスタンド「まぐまぐ!」からメールマガジン「Fantasy_since_1959 WebSpace」を発行し、インターネットビジネスとしての小説創作起業の切り口を提唱。週末起業フォーラム登録専門家に認定される。主な著書に『夏少女』(でじたる書房)、『短編集終わらない夏』(プチブック)がある。
平成18(2006)年 4月、NHKテレビ番組「プライスの謎」、月刊ビッグ・トゥモロウ編集部より取材を受ける。同年 5月、公式サイト「儲かる稲妻ライティング塾」がYahoo!JAPANのディレクトリに登録される。
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Doctor: Hide Nozawa